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『心詩』

作者:零那
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『金色の子供』


僕は少しも
戦えなくて守れなくて

君の泪をみた
君の傷をみた

逃げ出そうとする心を
捕まえるのもやっとで

金色の子供は泣いた

それでも黒の大人は
いつだって哀しそうに
金色の子供の傍らに
寄り添うしかできない

僕を連れて行っていいよ
君たちの闇に一緒に
溶け込んでしまおう...

それでも
金色の子供は
金色に輝いて
そこから動けない事を
哀しい程に解ってた

哀しい程
純粋な笑顔で
金色に輝いて...


 
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