| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『心詩』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『櫻』


雨の匂いが躰に染みる
僕が嫌いな匂い
限りないと言うように
僕に暖かな夢を見せる...

濡れた世界に響くのは
毒された空の軋む音

無音に叩き落とされ
立ち込める甘さ
上も下も解らなくて
僕を逃がしはしない

ひたすらに舞う

白の中に
艶やかな紅も沈めて...


 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧