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ソードアート・オンライン~狩人と黒の剣士~

作者:村雲恭夜
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年末スペシャル:キャラ達の大戦争

 
前書き
今回の大仕事に参加してくださったリオン君、ルーグ君、それと漆黒純白スターズ、本気でありがとうございました!! 

 
年末……
一部では年の締め括りと言われているが、彼らはそれを戦争と呼んだ。

「……ライト、これは?」
「……何か」
「……ダーク、何だか(わかる)?」
「恐らく得たいの知れない何か。俺じゃなくてライトの」
「おーい!!何か変なもん出たけどー?」
「ロードに言って家を壊さない程度に燃やさせろ!!」
キャラクターの怒号が入り混じり、ダーク家は現在大掃除中だった。何故なら、今日が年末だからである。
一応、この家には神が四人、神候補二人が集まっており、くつろいで居たところをジェイダが現れ、今に至る訳である。
そして、人手が足らないため、ライトの特殊VRフィールドを家内部に展開、ロードとゲンも呼び出し、後から仕事を終えて帰ってくるストレア、買い物に出掛けたミザール、アスカ、サナが家に来る手筈である。
男性陣+ミヤビは、それまでに家を大掃除して、年を明けると言う仕事を成さねばならない。
……しかし、主に自分の家ではない筈なのだが、ライトの私物が多く、そして、住人が増えたダーク家ならではの私物管理すらなってない状況に陥っている。主にミヤビ。
「うわっ、何か変なの出てきましたよ!?」
ルーグの声が聞こえ、ライト、リンの頭の上をダークが飛び越えて二階に上がると、ライトの使っている部屋から、何か白い物が出てきていた。
「……ライト!!白いの何だ!?」
ダークが叫ぶと、ライトが返答する。
「……あ、幽霊研究に使用してたマシンの中に居た幽霊かも」
「……ルゥウウウウウウウグゥウウウウウウウッ!!」
「は、はい!!」
ルーグが急いで扉の向こうに入るが、すぐに幽霊に引きずられて戻ってきた。
「……能力が効きません」
「……(プチン」
何かが切れた音がし、とうとうダークが神化した。
「『消え失せろ!!』」
ダークの強力な言霊により、幽霊が一斉に消滅……と言うか成仏した。これで天界が忙しくなったらライトに罪を擦り付けよう。
「って、アレ?ルーグ、リオンは?」
「ええと……確か裏手の空間室を掃除してくるとか……」
途端、爆発音が響き、地面が揺れた。
「……マシンが暴走してる?」
「……ここは僕が後片付けしておきますからリオンをお願いします」
ダークは頷くと、窓から裏手に回った。



ライトサイド

一方ライトサイド。此方も手間取っています。

「うっわ!!スライム!?」
「此方はゴールデンゴーレム!?」
「……此方はミレニアモン」
色々なネタ要因が詰まった怪物達に襲われていた。
「「「ライト!!何で作った!?」」」
三人が言うと、ライトは言う。
「すっかり忘れてた?」
「「「疑問系に言うなよ!!」」」
三人は同時に神化して五分の一の力でぶち壊すと、そのままライトに詰め寄る。
「「「おい、他に在るとか言わねぇよな!?」」」
「た、多分。部屋のはダークが片したし、俺もある程度のは片したし……」
ライトがそれを言うと発生するのがフラグであり、
「ぎゃおおおおおおん!」
人間サイズのゴジラが現れた。
「「「お前ぇえええええええええええっ!!!!!」」」
「しまっ!!しまっ!!首ッ!!」
三人のうち、一人が首、一人が両手首、一人が腹にマジパンしていた。最も、それで解決するほど事は収まらない。
「ぎゃおおおおおん!」
「ったく!!アッシュ!」
気絶したライトを棺桶に積めて、ミヤビが氷付けにすると、ライトはアッシュを呼び出して、仕留める。
「……こうなったら手分けだ!!家の隅から隅まで攻略して全て壊せ!!」
「「了解!!」」
ミヤビとリンはすぐに家を掛け、ライト自身も、二階にかけ上がった。

ダークサイド

再びダークサイド。此方はと言うと。

「何で!?何でこうなった!?」
「いやぁ、イジったら見事に暴走してなぁ……」
「興味あってもいじるなよ、ロードやライトじゃ在るまいし!!」
絶賛、レイドボス狩りを二人で敢行していた。
幸い、と言うべきかなんと言うか、リオンにも神力供給が出来たので、疑似的に神化してもらい、どうにかこうにか第75層レイドボス<ザ・スカルリーパー>戦へと入っていた。
「グギャアアアアアアアアッ!!」
「のっけからの<アルティメットファイナルスパーク>!!」
「からの<槍投擲連突撃>!!」
幾つもの光線と槍がスカルリーパーを一瞬にして葬り去った。……今ながら思うが、SAO時にダークが表に出ていれば、これで倒せたと思うのは私、作者だけなのだろうか。これは意見を是非とも聞きたい。
「大体……何を押したんだよ!!」
「SAOスイッチって奴。面白そうだったし」
「……もしかして」
ダークの嫌な予感が的中し、
「グワァアアアアアアッ!!」
新たなボスが出現した。
「「まだ続くのかよ!?」」
二人の絶叫は、昼の空へと吸い込まれた。




全員サイド

「……狩っても……狩っても……キリねぇ……」
狩りをようやく来たレイトとタツに交代し、一通りの説明をしたあと、ダークは他のメンバーと共に炬燵を囲んで居た。
「……ライトのせいだ……ライトの……」
『同感』
全員が一句漏らさず同意した。
因みに本人はと言うと、未だに氷付けされた棺桶の中だ。明日になれば全身氷付けのマッドサイエンティストの出来上がりであろう。
「……もう、やる気起きない……」
「だな……」
珍しく出番を手に入れたロードとゲンであったが、結局は創造主のせいで疲れきっていた。
「………家ごと破壊すっか?」
「駄目、荷物ごと燃え尽きる……」
ミヤビがそう反論するも、顔を机に付けた状態であるため、説得力に欠ける。
「じゃあどうしろってんだよ……来年だって俺忙しいのによぉ……」
因みにダーク、年明けは神の仕事が在るため、三日ここから居なくなる。
その為か、遠回しに「俺は降りる」と言っているのだ。……そもそもの話、家の持ち主がしっかりと管理すれば問題なく大掃除は普通ので終わっていた筈なのだが。
「……こうなったらアレよ。お前ら、必要なもんだけ外出せ」
ダークが言うと、速攻で荷物を纏め、住人たちが外へ出た。
「はやっ!?」
『さぁ、早く!!』
住人どころか、レイト、タツまで外に出ており、タツは笑っていた。
「……って、やりますかね」
床に手を付けると、神力を展開。そして……
「<天光閃加>!!」
一瞬にして光が家を走り、
「アブネッ!!」
ダークが瞬間移動で外に出ると、家が変わっていた。
外が変わっているのは、デート・ア・ライブのハニエルを、内部はお馴染み東方の咲夜さんの拡張能力だ。
「ハイッ!皆速攻で行動開始!!買い出し部隊が帰ってくるまで後何時間も無いぜ!!」
『お前、それあるなら最初から使えよ!!』
「使いたくてもライトに止められてたからだよ!!文句ならライトに言え!!」
『よし、後から何回か死なせるが平気か!?』
「許可する!!後で何回でも殺せ!!どうせ俺で生き返るんだから!!」
『イエス・サー!!!』
すると、その後の行動力は目を見張る物があり、あっと言う間に片付けを終了させ、食事の支度まで済ませた。
後は、マッドサイエンティストに絶望を植え付けるだけである。………フフフ。日頃の恨みをどう晴らそうか。 
 

 
後書き
……どうしてこうなった!!
とは言いません。元々、構想は在りました。それを元に追加キャラを入れて、拡大させましたよ?
ダーク「……今回、ライトの扱いが酷いな」
今年は偉い目にあったからね。彼奴にぶつけな年明けないわ。
と言うことで年末スペシャルお送り致しました。次回はこのキャラ達で年明けスペシャルやりたいのですが……良いですかね?
ダーク「でれば良いな」
内容がグダクダだしね、今回の。
ダーク「あ、一応自覚はあるんや」
有るよ?それでは皆さん、よいお年を!!
ダーク「来年も宜しくな!!」 
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