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魔法科高校~黒衣の人間主神~

作者:黒鐡
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九校戦編〈上〉
  懇親会後の事×次の日の夜の事

懇親会が前々日の催されたのは、前日を休養日に当てるためである。技術スタッフや作戦スタッフは最後の追い込みに余念がないが、選手は各自それぞれのやり方で明日からの戦いに備えて英気を養っている。一年生の出番は、大会四日目からで一真も選手でもあるが技術でもあるのだが生憎一真は自由気ままにやっている。それは懇親会が終わった後の事だった。来賓室にて俺と深雪達が集まって今後の事を話していたが、俺の負担が予想よりも大きかったために深雪の回復魔法で疲労を取っていた。

「悪いな、深雪」

「お父さまは十分頑張りましたよ、今度は私がやらせてください」

「まさか零家の者を撮影しようとする者が現れるとは、何とも申し訳ない事をした。『烈、お前の所為ではない』一真様」

「そうねえ、今まで裏で活動していた零家を記録媒体で撮ろうとしたのだから。表での活動はほとんど見た事がないからかしらね、まあ今回は遠隔操作だけでなく力を使ってしまった」

「お嬢様に奥様、外が騒がしいようです。どうやら記者達のようですが、いかがなさいますか?」

こんなところまで押し寄せる何て恥知らずな輩がいるようだと思った俺達は、とりあえずここは軍の施設だからな。俺達と関係する者達をここに召集させた、そして零家の者達を苦しめようとしたのならば記者達のメディアを破壊しかねないと忠告をした後に蒼い翼本社に戻ったと偽りの予告をしたのだった。そしてメディア関係の者達の上司達が、蒼い翼関連の者達に向けて処罰をした。

「どうやらメディアの上層部からの通達で、零家の者達を精神苦痛させたので撤収したと思われます」

「ご苦労さん、やっと俺達も解放されるか。少し時間かかったが、ここが軍の設備じゃなかったらどうなる事だと思った」

「それと各メディア達が、蒼い翼に謝礼金を送るとの事です」

「まあこれくらいしないと、俺達がどんな強い力を持っているか分からせる為でもあるからな」

「それと一真様は、選手兼技術班だと聞きましたが一真様は一高の技術スタッフみたいに働くのはおやめくださいませ。今回はそれを言いに来たようなもんです」

「俺の技術は、最早別次元のようなもんだ。だから七草家の会長さんも分かっているみたいで、俺だけは普通の技術スタッフとしては動かないようにと言われた」

織斑家の関しては何もなかったので、深夜と穂波さんと真夜に弘一達がいる部屋には軍関係者たちが案内をさせてから、俺達も各部屋に戻ったのだった。そんで俺は蒼太と共に休んでいた。深雪は沙紀と結衣と共に部屋に戻った後、俺の部屋に来てくれと招いた。そんで一時間後にやっと息を冷静になった時に、俺達の部屋にやって来たレオ、エリカ、美月、幹比古に深雪と雫とほのかが来たのだった。ノックされたので、蒼太に開けさせた。

「失礼しますお兄様」

「一真君、さっきぶり~」

「よう一真、挨拶に来たぜ」

「やあ一真」

「「「お邪魔します」」」

それぞれの挨拶だったが、俺は普段着をしていたが他の皆は制服を着ていた。懇親会後だからかもしれないが、皆はそれぞれのベッドや椅子に腰かけたのだった。

「俺が呼んだのだからな、そうそう深雪。レオの隣にいるのが例の彼だ、幹比古」

「そういえばまだ挨拶が遅れてたけど、吉田幹比古です。一真にはいろいろと教わっていてます」

「織斑深雪です、お兄様に教わっているとは?」

「幹比古は精霊魔法を得意とする魔法師だ、だから俺が精霊を使うんでな。今まで錯覚していたから魔法力がないとしていたから、俺が一から鍛え直した。お陰で一年前の事故後よりも力を備えついている」

精霊と言うから、俺の手には炎、風、地、水を順番に精霊を呼び出した。まあエリカも知っているからか、いつもより落ち着いていた。そんで次の日になっても、緊張よりかは興奮をしていた。同級生と団体旅行気分なのか、いつもよりはしゃいでいた。次の日の夜、夕食後にまた深雪とほのかに雫が来たけど、俺が少し夜の散歩に行くからと言ったので、三人はほのかと雫の部屋に来ていた深雪だった。結衣と沙紀は、このホテルから遥か上空にてISで模擬戦闘をしている。それと深夜と真夜に穂波さんまで上空にいたので二対三となり、戦っていた。

そろそろ22時になっていた時だったが、ここの時計は三針式なので10を指そうとしてた。選手として明日の試合の出番を待つ上級生は既に就寝している者達が大半だろうな。それを理解しているからか、深雪達三人だけでなく他のチームメイトも他の学校生徒一年生も大声で騒ぐような分別の無い生徒はいない。だからと言って上級生達と同じように眠りの園へ向かうには若者の女子達の活力は有り余っている。ここ最近の話題は、九校戦の事でガールズトークの内容はオシャレや恋愛話だけではない事を知っている。

「いよいよ明日からだね、緊張するな~」

「まだ早いわよ、ほのか。私達新人戦は四日目からのはずでしょ?雫、明日の競技での雫のおススメは?」

「七草会長のスピード・シューティングが必見。優勝は間違いないけど、高校最後の年に『エルフィン・スナイパー』がどんなプレーを見せてくれるか楽しみ」

「『エルフィン・スナイパー』?」

「会長のニックネーム、非公式だけど」

「会長さん、ファンが多そうだね」

とこんな感じで喋っていたそうだ、俺は俺でホテルの中を探索していたけど。そしたら困っている生徒を発見したが、ホテル関係者の者と何か言っているな。ん?あれはエイミィにスバルに和美とあとは一年の女子達が大勢いたけど、何やらお困りのようだから俺が行ってみた。まだ深雪達が明日の事で話していた途中辺りだったかな。ちなみに俺の格好は普段着を着ていたけど。

「こんな時間にどうしたんだエイミィにスバルに和美、あとは一年女子達か、何かお困り事か?」

「一真さん!実はここのホテルに温泉があるそうなんですけど、頼んでもダメと言われちゃって」

「ホントは僕たちも寝ている時間何だけど、試しにここの温泉があるから入りたいな~と思ったらエイミィが頼んでみようってなっちゃって」

「そしたら温泉の話を聞きつけた他の女の子達も集まっちゃったという訳?」

だいたいは理解できたが、確かにここは軍施設だから普通のしかも高校生が入れるところではないと思うが。もしかして来賓の奴らでも入っているのかな?俺はホテル関係者がいるとされる一年女子を一人ずつ剥がして行ったら知り合いだった。

「一真様?」

「この騒ぎの根はお前か?一年女子は皆入りたいそうだから、別に入っても構わんだろう?」

「それがですね・・・・一真様の知り合いである真夜様深夜様と穂波様が入っている状態でして。来賓客と一緒だとまずい気がしたのですが」

「なるほどねぇ~。だがもうこんなに集まって騒がれては、明日出番である先輩方が迷惑に値する。俺が話付けとくから、入らせる許可でも出せ。という訳で地下温泉には来賓様がいるんでな。迷惑をかけないのであれば特別に入って宜しい、ただし十一時までだぞ?本来なら水着着用が義務付けられているが、タオルと湯着も貸してやれ。深雪達も入りたいと思うから、俺が呼んでくるがエイミィ達で呼んできたらどうだ?準備はしばらくかかるそうだからな、ホテル従業員の女性スタッフたちを呼んで来い」

『ありがとう!!!一真さん!!!』

そう言った後に、ホテル関係者たちは早速準備しに行った。一高一年女子達は一人ずつ握手をして感謝してきたが、それはそれでいいとしよう。そしてしばらくすると、女性スタッフ達がタオルと湯着を用意してきたので一人ずつ渡していったのだった。俺とエイミィ達で深雪を呼びに行く事にした。今はちょうど22時だし、そんで俺達は深雪達がいる部屋に辿り着いた時にエイミィがノックしたのだった。

「あっ、私が出るよ」

ノックの音に三人は同時に立ち上がったが、他の二人を制したのは扉に一番近かったほのかだった。

「こんばんは~」

「あれっ、エイミィ。他の皆に一真さん!どうしたの?」

開いたドアから顔を覗かせたのは、エイミィ達だったが俺の名を部屋越しで聞いたのか、雫と深雪も出てきたのだった。で、エイミィが言おうとしたら俺が制して言う事になったけど。

「実はな、ここのホテル地下には人工の温泉があるのは知っているかな?」

「知ってますけど、入れるのですか?ここは軍の施設ですよね、それに来賓の御方が入っていると聞きましたが」

「偶然通りかかったら何かお困り事だったんでな、事情を聞いたら些細な事だったんで俺が許可を出した。ちなみに今入っている来賓は深夜達だぞ、なので十一時までならと言った後にタオルと湯着を貸してくれるそうだ」

「さすがお兄様ですね、では早速入らせて頂きましょうか。ほのかに雫」

そう言った後に地下まで案内した後に、俺は念話で深夜達に深雪達がそちらに行ったと伝えると深夜達は俺と入ると思ったそうだが残念そうだった。まあある外史では混浴で入った事となっていたが、ここは国連軍ブラック・シャーク隊の管轄ではない事ぐらい知っていると思ったのだがな。案内を終えた後に外に行く幹比古を発見したので、成果を見るために俺と幹比古は誰もいなさそうなところに行ったのだった。 
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