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仮面ライダーディケイド 〜覇者の帝具〜

作者:カツゲン
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タッグマッチ

仮面ライダーエボニーとアイボリーへと
変身した二人を前に、ディケイドとクウガが構える

「面倒くさそうな奴らだ…」

ディケイドが駆け込み、エボニーへとパンチを放つ
受け止めたエボニーの横からアイボリーがクウガの元へ走りこむ

「思ったより大した事ないな
特に特徴もない…ただのパンチやキックだ!」

アイボリーと殴り合っているクウガが言う

「ディケイド!ライドブッカーを貸してくれ!」
「ああ?…ほらよ!」

ディケイドからライドブッカーを受け取り
クウガがフォームチェンジのために構える

「超変身!」

タイタンフォームの姿へと代わり、
ライドブッカーもタイタンソードへと変わる
アイボリーがクウガの腹を殴るが
全く効いていないようだった

「効かないよ」

クウガがアイボリーにたて続けに斬りかかり、
徐々に追い詰めていった

「こっちはこいつを使うか…」

ディケイドがエボニーから一旦離れ、
カードを一枚取る

【フォームライド キバ ドッガ】

ディケイドキバにエボニーが回し蹴りをするが、
クウガと同じように効いていなかった

「ハァッ!」

ドッガハンマーでエボニーを吹っ飛ばす
クウガもタイタンソードでアイボリーを斬る

「この程度か?
これじゃあエンペラーってやつも余裕だな」

立ち上がったエボニー達が反論する

「バカな奴ら…
帝具がただの鎧な訳ないでしょ」

そう言うとエボニーの姿が消える
そして…
クウガの目の前に現れ、
凄まじい力で蹴り込んだ

「ぐぁ…なんだこのパワー…それにスピード…」
「この帝具の主な能力は
人に簡易的な鎧を付け、
オリジナルほどではないが、常人を超えた戦闘力で
軍隊として戦わせる事
それ以外は、ただ装着者に
かなりのパワーとスピードを与えるだけ
シンプルだけど、それ故に使いやすく強力なもの」

アイボリーの姿も消え、ディケイドキバの目の前に現れる
咄嗟に防御したため、
吹っ飛びはしなかったが、
それでも後ろへと押される

「パワーは何とかなりそうだ…
スピードは…」

今持っているドッガハンマーで
必殺技を使用すれば、その際に動きを止められる
だが、二人同時と言うわけにはいかなかった

「これしかないか」

カードを取り出す

【カメンライド カブト】

ディケイドキバからディケイドカブトへと
姿を変える

再び高速移動を開始した二人を倒すため
カードをもう一枚取り出し、ベルトへと挿入した

【アタックライド クロックアップ】

クロックアップの力で二人と
同等のスピードで戦う
立ち上がったクウガが
スローモーションの様なスピードで周りを見回している
こちらの姿は、方向転換をする時などの
一瞬しか見えていない様だった

クウガの側を通った時、
タイタンソードを奪い取る
ディケイドカブトの手に触れた瞬間、
ライドブッカーのソードモードへと戻る
エボニーのパンチを受け流し、
アイボリーへとライドブッカーを振る
しかし、当たる直前に再び向かってきたエボニーに邪魔をされ、
バランスを崩してしまう
同時にクロックアップの効果が切れ、
元のスピードの世界へと引き戻される

「くっそ…面倒だな…」
「士、どうすればいいんだ!」

二人の前に
高速移動をやめたエボニーとアイボリーが
現れ、徐々に近づいてくる

「…そういや一度だけ
ある方法でこいつらみたいなのを倒したな…
…これならいける」

ディケイドカブトがライドブッカーを
ガンモードに変え、クウガにもう一度渡す

「こいつでどうすればいいかわかるな?」

一瞬戸惑ったが
意図を理解したクウガが構える

「超変身!」

緑のクウガ、ペガサスフォームへと姿を変える
ライドブッカーもペガサスボウガンへと変わる

「いいぞ」

ディケイドカブトがカードをベルトに入れる

【フォームライド クウガ ペガサス】

ディケイドも同じ姿へと変わる
その手にはやはりペガサスボウガンが握られていた
新しい武器を見たエボニーとアイボリーが
高速移動で姿を消す
だが、ペガサスフォームになった二人には
彼女らの動きがすべてわかった
そして…
3秒後、動きを読んだ二人が同時に
ペガサスボウガンを撃つ

「「ああああああああああああ!」」

放たれた空気弾が鎧を破り、
エボニーとアイボリーの心臓を貫く

二人の体が地面に崩れ、
変身が解ける
すでに二人とも息を引き取っていた
背後で、壁が動き、通路が現れる

「思ったより苦戦したな…」

ディケイドクウガがディケイドの姿へと戻る

「うん…疲れたよ」

クウガもマイティフォームへと戻る

「休んでいたいところだが…
まだまだ目標は達成していないいくぞ」
「了解」


二人は暗く、長い通路へと踏み込んだ

この時ディケイドはある気配を感じ取っていた
何処かで戦ったことがあるような
闇の気配を
 
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