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大陸の妖精

作者:sinの妖精
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S級クエスト

アルト「やっぱり自由ってのは素晴らしい!!」


牢から出られたアルトとエルザはいつも通りフェアリーテイルで騒がしい日を過ごしていた



アルト「フリーダァーッム!!」


ナツ「なぁ、おいアルト!牢獄ってどんな感じだったんだ!?」


アルト「いやぁ、それがさぁ――」



「やかましいっ!」


「2人共おとなしくしてろよ」


ルーシィ「ナツと一緒にもう少し入ってくれればいいのに・・・」


エルフマン「・・・で、エルザとの漢の勝負はどうなったんだよナツ」


ナツ「そうだ!!忘れてたっ!!この前の続きをやるぞエルザー!!」


エルザ「よせ・・・疲れてるんだ」


ナツ「行くぞー!!」


再勝負に燃えるナツはエルザの言葉を無視し殴りかかる


しかし、エルザがナツを一撃でふっ飛ばしナツは戦闘不能となる



グレイ「ぎゃはははっ!だせーぞナツ!!」


ルーシィ「あーあ・・・また店壊しちゃってぇ」


エルザとナツの壮絶な戦いが終わった


その頃アルトはカウンターに座りミラと楽しそうに喋っていた



ミラ「ふふっ、勝負はエルザが勝ったみたいよ」


アルト「ん・・・あぁ・・・?」トローン


ミラ「あら?どうしたのアルト、眠いの?」


アルト「んー、なんか急に眠くなって・・・なんでだ・・・??」ゴシゴシ



マカロフ「ふぬ・・・恐らく奴が近くにいるのじゃ」


ミラ「あ」カクン


マカロフが台詞を言い終えると同時にミラが深い眠りに落ちる




エルフマン「!」


グレイ「これは!!」


エルザ「くっ・・・」


ルーシィ「」パタン


ミラだけではない、フェアリーテイルのほとんどの魔導士が眠りにつく



アルト「ぐっ・・・あぁ・・・Zzz・・・」


アルトも皆と同じく眠りについた


マカロフ以外の魔導士が眠りについたころ、ギルドの扉を開けて入ってきた男がいた



マカロフ「ミストガン」


ミストガン「・・・・・」


顔を布で覆っている男、ミストガンは依頼板の前に立ち依頼書を取る



ミストガン「行ってくる」


マカロフ「これっ!!眠りの魔法を解かんかっ!!!」


ミストガン「伍・・・四・・・参・・・弐・・・壱」


カウントダウンと共にミストガンはギルドをあとにする



アルト「っ!!」パチッ



ミストガンがいなくなると同時にギルドのメンバーは全員目を覚ます



ナツ「Zzz・・・」


アルト「ナツは相変わらず一度眠ったら起きないね」


ナツだけはミストガンの眠りの魔法が解けても眠ったままだ




「この感じはミストガンか!!?」


「相変わらずスゲェ強力な眠りの魔法だ!!」


ルーシィ「ミストガン?」


アルト「フェアリーテイル最強候補の一人だよ」


ルーシィ「最強候補って・・・エルザと同じくらい強いって事!?」


アルト「うん、どういう訳か誰にも姿を見られたくないらしくて、仕事をとる時はいつもこうやって全員を眠らせていくんだよなぁ・・・」


ルーシィ「何それ怪しすぎっ!!」


アルト「あー!今回こそ寝ないでミストガン見ようと思ったのによォ!!」


グレイ「だからマスター以外誰もミストガンの顔を知らねえんだ」




「いんや・・・オレは知ってっぞ」


2階から声が響く




「ラクサス!!」


「いたのか、めずらしいなっ!!」


ナツ「!」ピクッ


ラクサスの声を聞き、目を覚ますナツ



ルーシィ「誰・・・?」


グレイ「もう一人の最強候補だ」




ラクサス「ミストガンはシャイなんだ、あんまり詮索してやるなよ」


ナツ「ラクサスーッ!!オレと勝負しろーっ!!」


目が覚めたナツはいつものようにラクサスに喧嘩を売る



ラクサス「やめとけ、エルザごときに勝てねえようじゃオレには勝てねえよ」


エルザ「それはどういう意味だ」ゴゴゴゴ


挑発的な言葉に腹を立てるエルザ、それを他のメンバーがなだめる



ラクサス「俺が最強って事さ」


ナツ「降りてこい!コノヤロウ!!!」


ラクサス「お前が上がってこい」


ナツ「上等だ!!」


ナツが急いで2階に上ろうとするが、マカロフに止められる



マカロフ「2階に上がってはならん・・・まだな」


ラクサス「ははっ!!怒られてやんの」


マカロフ「ラクサスもよさんか」


ラクサス「なんならてめェも仕掛けてきていいんだぜェ?アルトレア!!」


ラクサスは突っかかる相手をアルトに変える



ラクサス「てめェはナツと違ってオレに喧嘩を仕掛けてきた事ねぇよな?」


アルト「俺は別に最強とか興味ないからな」


カウンターに座ったままアルトは冷静に答える



ラクサス「同じギルドの仲間と戦うなんて僕にはできましぇーん・・・ってか?」


アルト「・・・そんなとこ」


ラクサス「ははっ!とんだ腰ぬけだな!!」


アルト「そうだな」


ラクサスの挑発を軽く聞き流す



ラクサス「フェアリーテイル最強の座は誰にも渡さねえよエルザにもミストガンにも・・・あのオヤジにもな!オレが・・・最強だ!!!」















ラクサスの一件から少したって・・・


ルーシィ「さっきマスターが言ってたでしょ?2階には上がっちゃいけないってどうゆう意味ですか?」


ミラ「ルーシィにはまだ早い話だけどね、2階の依頼板にはS級のクエストと呼ばれる難しい仕事が貼ってあるのよ」


ルーシィ「S級!!?」


ミラ「一瞬の判断ミスが死を招くような危険な仕事よ、その分報酬も高いけどね」


ルーシィ「うわ・・・」


ミラの話を聞いてルーシィは絶句する



ミラ「S級の仕事はマスターに認められた魔導士しか受けられないの、資格があるのはたった5人、その中でも代表的なのはエルザとミストガンと・・・ラクサスね」


ルーシィ「そういえばラクサスって人、あんまり良い人じゃ無さそうだったわね・・・聞いたことある名前だからすごい魔導士なんだろうけど」


アルト「まぁ、ラクサスもS級魔導士だからな・・・実力は間違いなくフェアリーテイル内「最強」を争えると思うぞ」


ルーシィ「だいたい、アンタもスカしてないで少しは言い返したら良かったじゃない!」


アルト「うーん・・・俺、ラクサスは昔からどうも苦手なんだよなぁ・・・だからあんまり長く話したくないって言うかさ・・・」


ミラ「とにかく、S級なんて目指すものじゃないわよ 本当に命がいくつあっても足りない仕事ばかりなんだから」


ルーシィ「みたいですね」















夜中の道を2人の男女が並んで歩く


ルーシィ「で・・・なんで帰り道にアルトがついてくるわけ?」


アルト「だって小説の続き書いたんでしょ?なら見せてもらわなきゃな」


ルーシィ「言っとくけど、今度こそ真面目に見てよ!?」


アルト「俺はいつでも真面目に読んでるよ!前回のは書かれてあったシーンを想像したら笑っちゃっただけで・・・くくっ・・・!」


ルーシィ「もうっ!笑わないでってばぁ!//////」


アルト「分かった分かった!もう笑わないよ」





ルーシィ宅のドアを開ける


ナツ「おかえり」


ハッピー「おかー」


ルーシィとアルトを筋トレしてたナツとハッピーが迎える



ルーシィ「きゃああああっ!汗くさーい!!」


ナツ「ふんごっ!」


筋トレしてるナツにルーシィがとび蹴りをかます



ルーシィ「筋トレなんかじぶん家でやりなさいよ!」


アルト「よっしゃー俺もやるぜっ!ふんっ!ふんっ!」


ナツたちと一緒にアルトも筋トレを始める



ルーシィ「ナツたちは帰ってよ!アルトまで一緒になってやらなくてもいいっ!!」


ナツ「俺たちはチームじゃねぇか ホラ、お前の分」


そう言ってナツはピンク色の鉄アレイを渡す


アルト「良かったなルーシィ!お前ピンク好きだろ!?」


ルーシィ「それ以前に鉄アレイに興味ないしっ!!」


ナツ「エルザやラクサスを倒すにはもっと力をつけねえとな!」


ハッピー「あいさー」


アルト「俺ももっと強くなって早く一人前の魔導士になるぞー!!」


ルーシィ「あたし関係ないし・・・ってかアルトも小説読まないなら帰ってよ!!」


ナツ「今日は修行でオールだ」


アルト「というわけで今日はルーシィん家泊まりだな」


ルーシィ「誰か助けてぇぇぇっ!」


ナツ「オレ決めたんだ」


ルーシィ「?」


アルト「何を?」


ナツの突然の言葉にアルトたちは問う




ナツ「S級クエストに行くぞアルト、ルーシィ!!!」


ハッピーがS級の依頼書をアルトたちに見せる




アルト「すっげぇぇ!S級クエストっ!?」


ルーシィ「どうしたのよ、それぇぇぇぇ!!」


 
 

 
後書き
アルトはラクサスの挑発を流していましたが実際はかなりイラついてるという設定で

アルトも密かに負けず嫌いなんです

 
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