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Fate/staynight/the/crossovermoment

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真聖杯戦争

 
前書き
前回の続きです。
感想が聞きたいのでコメント下さい!! 

 
特別な能力とか異能とか未知の力に憧れていた。
非日常に憧れていた。日常が非日常に変わる事を望んでいた。
でも、変われない。日常は日常のままで変わらない。
俺の憧れていた非日常は存在しないと知った時は何歳だっただろうか?

「バイパスオン」

自身の身体に流れる血の流れを感じ身体全身にコードが束ねられているイメージを頭に描く。
全てのコードは脳に直結され血流の流れに連動、魔力を流す。
手に持った鉛筆とスケッチブックに魔力と血流を融合させ流し込む。

「imageSTART」

頭に描かれた物、物体をスケッチブックに鉛筆で書き込む。
書き込まれた文字は水色の光を放ち形を形成する。
自身が描いた物を絵に魔力と血を込め形を形成、形成された物は徐々に絵から飛び出る。

「召喚」

水色の光から青色、赤色の光に変換し絵から物体が完全に飛び出した。

「まだ、不完全か、、、、、、」

召喚された物体は形がハッキリしない物体だった。
頭に浮かべたイメージなら茶碗と箸が生成された筈なんだが?

(魔力と血液の配分がズレたか?
魔力を多め血液を少な目で発動したが、、、次は魔力少な目で血液多めで試すか)

鉛筆に力を込め魔力を注入する。
魔力を注入された鉛筆は形が変換、鉛筆と言うよりは万年筆に近い形状だ。
万年筆形状の鉛筆に更に魔力を込めスケッチブックに想像を写し出す。

(イメージするのは常に最強の自分、、、、、、)

頭の中に映し出された物体をスケッチブックに想いを込め、、、

「召喚、、、カオスモーメント」

召喚魔法、通称 イメーションスラント
神崎の血を受け継いだ者の魔法、イメーションスラントは想像を具現化する特別な魔法だ。
頭に浮かべた想像、イメージに魔力と血を込め想像を召喚する。

「成功、、、、、、かな?」

スケッチブックから光の塊が飛び出る。
飛び出た光の塊は形を変化させ人間世界に適した姿に変貌する。

「ニャー」

召喚魔法で呼び出された物体は奇妙な姿をした猫なのか?
見た目、猫だが普通の猫に比べ小さく弱々しい限りの姿、召喚魔法で召喚された魔物には見えない。

(召喚をミスったか?
魔力を少な目、血液を多めで配分したが?)

魔力を多め血液を少な目で茶碗と箸を召喚した時は形が崩れ原型が茶碗と箸には見えない物体だったが今回の配分は血液多め魔力少な目、配分だ。
上手く配分、成功すると確信までしたが召喚された魔物は弱々しい猫?

「名前は?」

普通の猫なら人間の言語は理解出来ない。
普通の猫なら人間の言葉は理解出来ないが目の前の猫?は普通の猫じゃない。

「眠いニャ〜」

目の前の猫?は人間の言語で話した。
普通の猫なら人間の言語は理解出来ないが目の前の猫は魔物だ。
俺が召喚魔法で呼び出した魔物なのだ。

「君の名前は?」

「眠いニャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

無視された?
人間の言葉を使えるなら俺の言葉も理解出来る筈だが?

「名前は?」

最後の質問を猫?に問い掛けた。
もし、俺の質問の返答が返って来なかったら召喚魔法の魔法、転生魔法を発動して猫?を異世界に吹き飛ばそう。

「モオズ・アカラトニャー〜〜〜〜〜」

返答が返って来た。

「召喚魔法で私を呼びたしのは〜〜〜〜
アンタかニャ〜〜〜〜〜〜〜」

「ああ、済まんな。
召喚魔法の練習が本当に成功して君を召喚してしまった」

召喚魔法の練習で成功するなんて強運と言うべきか不幸と言うべきか?
召喚魔法の成功確率は人によるが一流の召喚士で50%、研修中召喚士&エセ召喚士なら10%
俺の場合は研修召喚士より低ランク 魔法召喚士モドキだ。
魔物を召喚出来たのは奇跡に近い。

「ふむ、魔法陣なしで私を召喚したのかニャ〜〜」

自分が魔法陣なしで召喚された事に気付く猫?は俺に問う。

「特別な魔法でね。
イメージした物体を魔力と血を掛け合わせて具現化する投影魔法の一種」

「前回のマスターが扱っていた魔法に近い魔法だニャ〜〜〜〜〜
今回の聖杯戦争は盛り上がりそうだニャ〜〜〜〜」

「聖杯戦争、、、、、、、、、、、、、、、」

目の前の猫モドキ、モオズ・アカラトと言ったか?
前回のマスターが扱っていた魔法? 今度の聖杯戦争は盛り上がりそう?
猫モドキ モオズ・アカラトは知っているのか?
願いを叶える聖杯の呪縛を?

「聖杯戦争、君は聖杯戦争を知っているのか?」

「知っているとも、、、3度目の聖杯戦争の優勝者の守護者だからニャ〜」

「生き残ったのか?
地獄のデスゲームを?」

「生き残ったか、、、、、、、、、生き残ったと言えば生き残ったと言えるニャ〜。
でも、私は最後の最後に死んだニャ〜。」

3度目の聖杯戦争の生き残り モオズ・アカラトは英雄なのか?
最後の最後まで生き残ったのと言っているが事実なら最強の英霊、最強のサーヴァントだ。

「猫の英霊か、、知らないな」

猫で活躍した英霊、脳の検索欄から猫関係の単語を検索、が当てはまる回答は検索不可。

「君の名前も知らない、、、ある程度、有名なら知っていても不思議じゃないんだが?」

「私は英霊だけど現実で活躍した英霊じゃないのニャ〜」

即答で返答が返って来た。

「私は長靴を履いた猫の英霊ニャ〜」

「長靴を履いた猫?」

図書館で一度、読んだ気がする。
確か表紙に猫で、、、、、、長靴を履いた猫が印刷されていた。

「本来、私は長靴を履いた猫の主人公の名前なんだニャ〜。
でも、マスターが召喚魔法の手順を間違えて不完全な状態で召喚されたんだニャ〜」

「不完全?」

「記憶障害ニャ〜。記憶がパズルみたいにバラバラに弾けて自分の名前を忘れちゃたんだニャ〜」

「マヌケなマスターだな。
召喚魔法の手順を間違えるなんて」

召喚魔法の手順を間違えて結果が英霊 長靴を履いた猫 モオズ・アカラトか。
名前を忘れ記憶障害を起こしてさえ、聖杯戦争に勝ち残った英霊。
召喚魔法が完璧で記憶障害を起こさなければ最強のサーヴァントと呼べる英霊だろう。

「でも、マスターがマヌケなお陰で私はマスターに会えたニャ。
マスターが召喚魔法の手順を間違えたから私の名前はモオズ・アカラトなんだニャ〜」

「まぁ、運命の悪戯と言うべきかな」

長靴の猫の英霊 モオズ・アカラトは不運な神の悪戯によりマヌケなマスターに召喚された。
最初は自分を不幸な猫と思っただろうな。
マスターの召喚魔法の手順間違いで記憶は不確かで、、、災難な猫。
でも、、、マヌケなマスターがマヌケだから長靴を履いた猫は本来の名前を捨てモオズ・アカラトを選んだのだ。

「結局、3度目の聖杯戦争は誰が生き残ったんだ?」

最後の最後まで生き残ったと言っていたが結論、聖杯を勝ち取ったのは誰なのか?

「私のマスターニャ~~~~~~~~」

「え、でも、君は最後の最後に死んだって、、、」

「私は確かに最後の最後に死んだニャ~~~~~~。
でも聖杯を勝ち取ってからニャ~~~~~~」

聖杯を勝ち取ってから死んだ英霊?

「聖杯を勝ち取って死んだ英霊なんて更に聞いたことない」

召喚魔法の手順を間違えてな、まだ有り得るが勝ち取って死んだ英霊なんて。

「第三回 真聖杯戦争で、、、、、、」

「真聖杯戦争?」

「聖杯戦争を生き残った英霊だけが参加出来る宴だニャ~~。
真聖杯戦争は聖杯戦争を生き残った英霊が集い一番を決める最終決戦ニャ~!」

更に訳の解らない話題に切り替わった。
聖杯戦争の続き?真聖杯戦争?一番を決める?最強の英霊が集う宴?

「私は真聖杯戦争の最終戦で死んだニャ~」

ガクンとテンションが下がったモオズ・アカラトは地面に伏せる。
多分、真聖杯戦争?で死んだ時の自分を思い出しているのだろう。

「前回は聖杯を誰かが壊したから真聖杯戦争は起こらずニャ~」

「解るのか?
何時何処で聖杯が始まるのか?」

「私は3度目の優勝者ニャ~。
大体、勝ち残り聖杯を我が手にすればなんとなく解るニャ~」

今度はテンションが高くなった。

「なら、、、、次に聖杯戦争は何時、始まる?」

「もう、始まってるニャ~」

「え?」

「もう、聖杯戦争は始まってるニャ」

聖杯戦争が始まっている?
六回目の聖杯戦争が何処で始まっている?

「舞台は日本、今でも戦闘が続いてるニャ~」

聖杯戦争は日本で行われ始まっているとモオズ・アカラトは言った。
俺はモオズ・アカラトは言った真実が信じられなかった。
聖杯戦争は何時か必ず起こる、それは理解していた。
だが、、、次の聖杯戦争始まるまで間が存在するのだ。
もし、モオズ・アカラトが言っている真実が真実なら今回の間は1年だ。



 
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