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Supernatural power

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第1話 最高で最悪

 
前書き
どれもこれも長続きしないと泣く泣く更新を止めていましたが!
なんと20話も我がPCにストックしたこの作品!
なかなか頑張ったのでみていただけたらと思います。 

 

ジリリリリリリリリッッッッ…。

朝…か…。

枕元から落下して手の届かない場所に落ちている目覚まし時計。

うるさくて頭にくる。

仕方なしにベッドから起き上がり時計を止める。

なんと言うかこれが日常になってんだよなぁ。

俺には親がいない。

親父とかぁちゃんと兄と妹の5人家族だったんだけど両親は交通事故、兄は鳶職で足場転落、妹は周りのイジメを苦に飛んだ。

「考えるだけで不幸だな…やれやれ」

そして俺は高校生、朝飯は卵焼きに味噌汁とサラダと納豆白飯。

金は唯一の肉親、じぃちゃんが外国から送ってきてくれる。

じぃちゃんは貿易会社の社長で世界中を飛び回って年に2回ほどかえってくる。

さぁ俺のことはこれぐらいにして学校に行ってくるぜ!

…誰に話してるんだろう。

「おはよう!四季夜くん!」

「あ?あぁおはおはー」

「なんでそんなに行く気ないの〜」

そういや俺は凪離四季夜(なぎりしきや)そしてこいつは切っても切れない幼馴染の青海サユナ…毎朝テンションが低い俺とは対照的なやつだ。

「そりゃあ寝不足だからに決まってるじゃん」

「まだ訓練ないんだからいいじゃん!」

そう…俺は月、水、金、日はなんと…斬り合いの練習をしてる。

竹刀でポカポカやってるだけだけど剣道ではない気がする…多分…と言うか絶対。

「言い出したのはお前だろ?それにこないだのなに?門下生とか」

サユナの家は完全なる武闘一家、家の敷地に娘のためとか言って練習用の平屋サイズの建物おったててどんだけ親バカなんだよ。

「いいじゃん!でも楽しかったでしょ!」

「どこがだよ…」

「ていうか訓練の時の四季夜くん強すぎるよ〜」

「お前も大概だろうが!?」

「いいじゃんでも弱いけど何人か同じ種の人達が門下生に入ったんだからさ!」

同じ種とは俺やサユナ、その他は超能力が使える。

厨二病ではないぞ!!…予備軍でも…ないはずだ…。

言い切れないところがなんもいえねぇー。

俺は漫画は家にないがゲームは腐るほどある。

フィギュアはまぁメジャーなワ○ピースとかナ○トとかそう言うのは好きだ。

あとゲーセンで取ったやつとかあるが割合する。

最近では東方プロジェクトにはまっている。

もともとシューティングゲームだったのが漫画やらアニメやらになってそれにハマっている。

で超能力ってのはなんと言うか…俺は働く力と圧を増幅、軽減してコントロールできる。

でサユナはまじでサイコキネシス…物体を浮かしたり衝撃を与えたりできる。

他はまだ微弱だが静電気とかなんとか…その日は俺いなかったし。

あ、そんなこんなで学校ついたわ。

…毎度毎度誰に俺は報告してんだろう…。



キーンコーンカーンコーン…。

「終わった…俺は終わった…」

「明日テストかよー」

「ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい」

まぁ何人か逝ってる奴いるけど気にすんな♪俺も終わってるから♪

「おい四季夜ーお前明日のテスト自信ある?」

「あるわけないじゃん♪逝くわ♪」

「な、なんかお前、やけに…テンションおかしいな…じゃ、じゃあな」

「おう!おれは帰るぜ〜♪」

はぁ…終わったなぁ明日学校休もうかなぁ。

そういいながら俺はとある丘の上に来た。

なかなか景色が良くて風も心地いい場所だ。

綺麗な景色だなぁ…。




ん…暗いなぁ…暗ッッッ!!なに俺寝てたの?

ん?ここ…丘…だよなぁ…何故に森…。

新手の誘拐か?それとも夢遊病?

どこだよー?!?!まじで!

ん?人がいるって少女じゃん!?何故こんなところに?まぁいいや、ここは何処かくらい分かるだろ。

「そこの女の子ーここはどこかわかるー?」

うん?女の子が気づいたみたい…でもなんであんな満面の笑みで?



俺は今逃走中である。

何故かって?さっきの少女に近づいてここどこ?って聞いたら一言目があなた食べられる人類?だもん!んで後ろからは変な弾が飛んでくるしって………ん?これ弾幕じゃね?んで思えばあなたは食べられる人類?ってルーミアじゃね?なに俺ゲームの世界にでも紛れ込んだわけ?にしては普通に相手も動き回ってるし…ま…さ…か…幻想郷ですかー?!?!?!?!死ぬ…死にたい…殺されるー!!!

「月符ムーンライトレイ」

正解ーー!!!一番当たって欲しくないやつだよコレーーー!!!どうせなら夢がいいサメロサメロサメロサメロサメロ。

「グハッ…!」

一発背中に当たった…痛いわこれ…しかも頭から地面に突っ込んだし…。

「もう…食べてもいいよね」

「食われてたまるかよ…反発」

俺は力をコントロールして斥力を発生させた。

吹っ飛ぶルーミア。

「痛いなぁ…食べたって…いいじゃない!」

「こんの…重々力」

するとルーミアが地面にたたきつけられ動けなくなっている。

「う…重いー」

「あー疲れた…あぶねぇよ…おいルーミア、俺は食えない人類だ、その代わりこれ食ってろ」

俺はルーミアを重力から解放してポケットにあったチロルチョコを3つあげた。

「そーなのかーこれはなに?」

「チョコレートっつー奴だ、食ってみろ」

「うん!」

と言いながら袋ごと食べようとする。

「待て待て待て待て!」

包装を取って俺はルーミアの口にチョコを放ってやる。

「あまーい!ねぇこれ美味しいよ!」

「俺を食べないか?」

「えぇー」

「食べないならもっと上げるが?」

「分かった!食べないから頂戴!」

そういってもう2つも包装を取ってやった。

「なぁルーミア…ここはどこなんだ?」

「幻想郷だよー」

あ、やっぱりか…。

「ここはどこなんだ?」

「ここは魔法の森だよー」

「そうか…なぁここって八雲紫って妖怪いるか?」

「いるけどどこにいるかわかんなーい」

「そうか…じゃあ神社ってどこだ?」

「えーっと…こっちー」

「案内してくれるか?」

「いいよー」

そういって前をルーミアはフヨフヨ飛んでいく。

俺も飛べるかなぁ…重力を無くして浮力で浮くそして推進力で前へ進んだ。

「おおー!飛んだ!」

そのままふよふよ飛んでいるルーミアに追いついた。

あぁ…空を飛ぶって!なんて気持ちいいんだろう!

「俺の名前は四季夜よろしくなルーミア」

「うん!四季夜!あれ?名前教えたっけ?」

あ、やば。

「そういえば最初に言ってたなぁ…なんて…」

「そーなのかー」

「バカでよかった…」

と言いながらも早くも神社に着いたがおかしいな…誰もいない…何でだ?

「何を探してるの?」

後ろから急に声がかかる。

「いやー博麗の巫女をね?いるかなぁと思ってさ」

「ふふふ…そう…何故外来人が博麗の巫女を知ってるのか…不思議ね」

うん目の前にいるの確実に八雲紫だよね!なんか幻想郷でもトップクラスじゃなかったっけ?俺終わったなぁ。

「で?ここにいるはずの博麗の巫女は?」

「先代なら死んだわよ?そして今代は若すぎる」

「そうかい…じゃ帰らせてもらうわ」

「待ちなさい」

ですよねー。

「なに?俺は早く帰りたいんだけどよ?」

「ふふふ…釣れないわねぇ」

「俺は釣られたくないんだが?」

「知らないわ」

「じゃあんたの隙間で俺を外の世界に帰せ!」

「あら…私はあなたの前では隙間は開いてないはずなのにどうしてわかったのかしら?」

あ…墓穴掘った?

「えーっと…感…じゃダメですかね?」

「ダメよ?そろそろ強制的に自白させてもいいのだけど?」

「へぇ…俺に勝てるとでも?」

実際八雲紫に勝つなんて無理だけどねぇ絶対…。

「あら?あなたは勝てるのかしら?」

「無理だと思いまーす!」

「そーなのかー」

ここで挟まんでいいわ!あ!

「ルーミア」

「なにー?」

「お前の封印解くぞ…一緒にたたかってくれるか?」

「いいよー」

よし!共闘できるかわかんねぇけど!しゃーねぇ!といちまえ!

パラリ…。

「やめなさい!クッ!」

「…やっと元の姿になれた…」

うーん…正直今のルーミア超強そう。

「ルーミア…共闘してくれるか?」

「いいわよ…私のお腹の中でね」

あ、フラグ立てたな…しかも死亡フラグだしシャレなんね。

わぁ黒い剣振り上げてる…ここで死ぬのか…流石にありゃ無理だな。

俺は諦めて地面に手をつく…ん?手になんか当たってって刀?!。

俺はそれを咄嗟に地面から抜き鞘を抜く。

日本刀…古来から切れ味では世界一と謳われこの日本には数々の名刀や妖刀などが発見されている古来の武器で神器などに用いられたりもする日本最高峰の刃物である。

それを俺は手に持って構える。

俺は日本刀は初めてだけどなんか手にしっくりくる感触を覚えた。

「こうなりゃやけくそだ!」

「食べたって!いいじゃない!」

「だからやめなさいって言ったでしょ!!」

ここで大妖怪×2と人間の三つ巴の戦いが始まった。




クッ…。

俺はEXルーミアの剣撃を弾きながら八雲紫の猛攻を避け続けている。

体力も限界に近い、刀を持つ腕も動きが鈍い…圧倒的に不利だ。

「しゃーねぇー…あいつの弾幕にゃ当たるがEXルーミアを先に潰すか…。」

俺はルーミアに手を向け思いっきり下に下ろした。

その瞬間俺に弾幕の玉が当たりルーミアは重力で動けなくなっていた。

そこで俺の意識はブラックアウトした。





「ん…いててて…ここは…どこだ」

「あら…目が覚めたのね」

「ここは?」

「ここは永遠亭よ」

「そうか…………ファ?」

「だからここは永遠亭よ?」

「ちょっと待って話が急すぎる…なんで俺はここにいるの?」

「知らないわよ?だって1年前にあなたは永遠亭の真ん前で倒れていたんですもの」

「ふーん…手当ありがとうござい…は?1年前?」

「えぇ…1年前よ」

「うっそだー!!!!!!!」

そういえば体が思うように動かないし…固まったみたいに硬いしちょっと動くたんびにバキバキ体がなってる。

「ほんとよ」

「まぢですか…」

「これ飲んで?筋肉増強剤よ、あと私は八意永琳よ」

あ、え?永琳きたーーーー!!!すごいほんとに赤青だー!!

「あ…ありがとう、俺は凪離四季夜、あと手当ありがとう」

「えぇ、さてと後はうどんげに任せましょうか」

「分かりました」

いつの間に…まぢでいつの間に

「よろしく俺は」

「聞いてましたよ?四季夜さん私は鈴仙優曇華院イナバです」

「じゃあ鈴仙って呼ぶよ」

「えぇ、あ、あとこれは一応側にあったんで拾っときましたが四季夜さんのですか?」

そう言う鈴仙の手には鞘に入った刀が握られていた。

「あぁ、ありがとう」

「四季夜さんが倒れてたのを見つけたのは私なんです」

「そうかありがとうな」

「いえいえ…あとこれを」

「ん?なにこれ?薬?」

「はい…なんの薬か分からないですが」

「なんの薬か分からないのに患者に出すなよ…」

「す…すみません!!すぐに師匠に聞いてきます!」

なんか悪いことした気分じゃん…。

「いやいいよ…せっかくだし飲んでみる…なんかあったら頼んだよ」

「い!いけませんよ!」

ドタドタドタ!

「うどんげ!蓬莱の薬知らない?!あ!それ飲んじゃダメ!!!」

「うぐ?!ゴクン…………………………………………」

「師匠?!」

「四季夜くん!今すぐ吐き出しなさい」

「ウグッ!グハッ!カハッ」

なんだ?!急に体に激痛が…体が…焼けそうだ…焼ける…熱い…。

「四季夜くん!四季夜くん…四季夜…四…ん」

どんどん…声が遠くなる…。




「う…ん…」

「目が覚めましたか!」

「鈴仙か…ん?なにがあったんだ?」

「師匠…ほんとにすいません…」

「ま、終わったことをこれ以上言っても仕方ないわ…、四季夜くん…よく聞いてね」

「なんかヤバいことしました?」

「あなたは蓬莱の薬を飲んでしまった…蓬莱の薬は世でいう不老不死の妙薬…それを飲んだら最後不老にして一生死なない。」

「え?…え??え??なんでこんなもんがこんなところにあるのーーーー!!????!!!!??」

「ほんとにごめんなさい!四季夜さん!」

「はぁ…いいよ…鈴仙のせいじゃない…鈴仙はちゃんと聞きに行こうとしてたけど俺が勝手に飲んだんだから」

すると永琳がかがみを渡してきた。

「髪が白くなってら…はぁ…やれやれ」

「あなた…これからどうするの?」

「どうって言われても…元いた世界には戻れないだろうしここで生きてくよ」

「「元いた世界?」」

「あぁ…俺はこっちで言う外来人とか言うやつらしい」

「…え?じゃ…」

「じゃ?」

「じゃあ今すぐ吐き出しなさい!!!」

そう言って俺の肩を掴んで揺する。

「だーかーらーもう遅いんでしょー!」

寝起きに脳をシェイクとか笑えないワロエナイ。

やっとひと段落ついたみたいだ。

「俺これからどうしようなぁ」

「どうって…どうするの?」

「はっはっはーわかんね…博麗の巫女は?」

「さぁ…先代は亡くなったみたいだけどまた新たにちっちゃい巫女がいるらしいわよ?」

「名前は?!」

「博麗……霊夢でしたっけ?師匠」

「えぇそうね」

霊夢きたこれ!まぢで!

「そうかぁ…まだちっちゃいかぁ…どっかに家でも立てるかなぁ?」

「ならここに住んじゃいなさい」

「え?いいの?」

「いいわよね?うどんげ」

「はい!いいと思います!」

「じゃあ…よろしく!」

ひょんなことから永遠亭に住むこととなった主人公!さぁどうなるのでしょうか!














 
 

 
後書き
1話から飛ばしすぎて5,000文字とか…よく打ったなこれ。
数週間前の自分を褒めてあげたい…。
とまぁ第1話はこんな感じなので!
感想や評価などどんどんください!
また!意見などもめちゃくちゃ受け付けております!
ではまた次話で会いましょう! 
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