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魔法科高校~黒衣の人間主神~

作者:黒鐡
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原作前
  月中基地での生活

月中基地支部に戻ってから、大量の報告書を読むので精一杯だったが、ゼロや深雪も手伝ってくれたので何とかなった。今は西暦2040年となり、その間に食料を大量に保存したお蔭なのか西暦2030年前後にあった地球の急激な寒冷化で、世界の食糧事情の大幅悪化というのがなかった。

これも蒼い翼の活躍により、世界中に食料を無料配布をした。その前に先進国が、農業生産の太陽光工場化をしたそうだそうだがそれも傘下会社が行った事になっている。

月中基地支部では、毎日のように報告書や陳情書、更には会社での事だったが何とかなった。あとは毎日の鍛錬。俺というより深雪の指導で、俺は既に最強の座にいるから鍛錬所だけは、時間が地球の時間と同じようにしてある。なので、何時間やっても鍛錬所から出ない限り時間は地球の時間だ。

俺はこれから、役に立つであろうCADの研究を始めていた。そして魔法について深雪は、主に現代魔法を極めて俺は古式魔法を極める事にした。俺もCADを使うかもしれないが、基本的には無しで魔法を使う事になるが大丈夫だろう。それに俺や深雪は、サイオン保有量が半端ない程とてもあるようだし、物語が始まる頃には汎用型CADを持たせる。

俺は使わないが、一応との事でフォア・リーブス・テクノロジー製のシルバーモデルシリーズであるシルバー・ホーンを使う事になる。まあ開発時は、俺=分身体の者と牛山という者との共同開発で出す。俺の魔法は、精々無効化くらいだと思うが古式魔法ばかりだし剣については、空間にしまってある聖剣エクスカリバーだが深雪には渡していない。

「お父様。お茶が入りましたよ」

「ああ、ありがとう深雪。にしてもこの外史のデータ量は半端ないな」

「確かにそうですが、物語が始まる以前に来たのもお父様の意志なのですよね?」

「まあそうだが・・・・それより俺が開発した試作型CADは慣れたかな?」

「最初は戸惑いましたが、今は大丈夫です。どんな魔法でも使い熟してみせますが、一応得意系統は振動減速系にしています」

「振動系って、確か対象物の振動状態を操作する魔法だったか。加熱・冷却や、発光・減光を操作して幻影を描き出す魔法、だったな。そういえば原作キャラである本来の深雪は、そういう系統魔法が得意な子であったな」

「はい。それでお父様はどういう魔法系統を得意とするのでしょうか?」

「俺か・・・・まあこの外史での俺は、魔法実技が苦手だからという風になっている。魔法系統は全て使えるし、俺のは古式魔法というのに分類されている。無系統もな。深雪の訓練はどういう状態だ?」

「訓練はもう終わっております。あとはお父様が見て下されば、大丈夫かと。ISについても問題はありません。クィーンアメリアスですので」

「確かその機体は、攻撃はほとんどがガーディ・ダンサーにより自動で行われるんだったな。その機体データは確か・・・・」

俺はクィーンアメリアスの機体データを見てたが、ISもだがMSにも使われるとの事。ガーディアン・ドレスと呼ばれる専用の攻防一体型装甲を有しており、優れた防御力を発揮すると同時にドレスを単独でガーディダンサーとして攻撃に利用可能。まあこれなら深雪でも使えるだろう。武装はガーディアン・ドレス、ブレイズ・レイ、サーヴァント・ファンネル。

本体にも近接武装のビーム・ウィップとサーヴァント・ファンネルがあるし、これは女性が使うべきだと思う。ISとMSの装甲には、ハイパーナノスキンにアンチマジックによる装甲も持っている為、地上からの魔法攻撃をされても効果はない。装甲はVPSやEカーボンで、俺の機体にもアンチマジックによる装甲を加えた。

「それよりもお父様が、地球の急激な寒冷化で世界の食糧事情の未然に防いだお蔭で、大量の感謝状が届いております」

「ああそれなら見たよ。大量にあるから半分に分けたんだったな、こっちは主に国の大統領辺りだったがそっちはどこから?」

「主に会社の社長さんからでした。それも傘下会社の」

「そうだったな。それよりあと五年で第三次世界大戦が始まるが、俺達が介入するのは十七年後と十九年十一ヶ月目に武力介入を行う。いつでも準備をしておけよ?こちらからはあと五日なのだから」

「分かっております。それよりもう少しすれば、お父様の事をお兄様と呼ばなければなりませんね」

「それもそうだな。今からそう呼ぶか?」

と聞いたが、その呼び方は物語前の少し前から呼びたいとの事だった。深雪は、俺が飲み終ったお茶を片付けて部屋から出て行った。機体もだけどダブルオーライザーによる対話するかもしれんし、ダブルオークアンタも使うかもしれない。パソコン電源を落として、格納庫に向かうと深雪がいた。どうやら深雪専用機であるクィーンアメリアスの調整をしていたらしい。

「よう一真。お前さんの娘さんは、MSをすぐに理解したようだ。流石お前さんの娘だな」

「そりゃそうだろうな。月中基地本部で、MSやISの事を座学と実技でやったそうだからな」

「だからか・・・・それより一真の機体も調整済みだ。いつでも出撃出来るがまだ何だろう?」

「ああ。西暦2040年頃と聞いたのであと五年、こちらで言うならあと五日で第三次世界大戦が始まる。だけど最初から俺達が介入する訳ではない。クライマックスの時に武力介入を行う」

「それはいいね。ワシらも楽しみだ、それよりクィーンアメリアスの調整はバッチリ何だが、ちゃんと起動するかまだやっていないんだ。模擬戦の相手してもらえないか?」

「それは構わんが・・・・ん?あの機体はDXだが、Gファルコンと合体しているように見える」

「あれはGファルコンDXさ。お前さんのデータにあったから合体させてみた。武装データはこれだ」

タブレットにGファルコンDXの武装データを見せてもらったが、合体後の機動性・推力・火力が上昇していた。月が出ていない時でもツインサテライトキャノンが、撃てるようになったな。Eパックと言うエネルギーポットで、機動力とツインサテライトキャノン発射のエネルギーを補う為に装備された。

このデータの元は、俺が前やった『SDガンダム GGENERATION OVER WORLD』というゲームをしてた時に使っていた機体だったがまさか実現するとは。とりあえず俺と深雪による模擬戦をやる事になったので、俺はダブルオーライザー(最終仕様版)で深雪はクィーンアメリアス。

『MSゲートオープン!カタパルトデッキに浮上するです』

『一真さん、深雪さん、模擬戦場所は月の裏側です。それにGN粒子を撒いているので、地球側からは何も起こっていないと言うカモフラージュをしていますから思いっきりやって下さい。特に深雪さんは頑張って下さい』

「はい。実技はやってきましたが、お父様との模擬戦は初めてです。やってみせます!」

「それでこそ俺の娘だ。手加減しないからな」

『カタパルトデッキに固定。射出タイミングをお二人に譲渡するです』

「了解。ダブルオーライザー、目標を駆逐する!」

「織斑深雪。クィーンアメリアス、行きます」

発進後、一気に浮上してからの月の表面に降り立った。月の裏側だし、月は俺達のモノだから安心だ。MSを用意させたのはこれからの戦争の為でもあるし、ドウターが出る可能性もあるからな。まあこの外史には、シールドバリアーを張ってあるから来ない確率は高い。外史内からゲートがあれば話は別だ。

「行きます。お父様!」

「来いよ。俺の娘よ!」

ダブルオーライザーのGNソードⅢで向かって行く俺は、クィーンアメリアスに向かう。ガーディアン・ドレスで全て守っていたが、データで見たよりも凄い防御力だなと思った。何回も切り刻んでいくが効いていないようなので、俺は一旦離れたらガーディアン・ドレスが分離してこちらに向かって来る。

そう言えばコイツは無人機で動くと聞いている。ガーディダンサーに向かってGNソードⅢを振ると、もう片方のガーディダンサーが来るので刀身を畳む事でライフルモードにして撃った。その後は本体である深雪に向かっていくが、ガーディダンサーが俺の目の前に行きからのブレイズ・レイを放った。

これは不味いと思い避けながらのビームライフルを撃ったが、避けられるので本体も結構な速度を持っているようだ。ビーム・ウィップによる攻撃を受けた俺は、月面に衝突しそうになったので加速して着地した。

「中々やるじゃないか。敵になったら間違いなくラスボス級だな」

「ガーディダンサーは無人とはいえ、私の思い通りに動かしておりますのよ。お父様」

「なるほどな。だったらこちらも少々本気を出させてもらうぞ」

「はいお父様!」

と言った後からのトランザム。機体が赤くなり機動力が先程より速くなり、GN粒子を媒介に深雪の意識を感応させたので口に出さなくても分かる。こちらは量子化してからの攻撃後のソードで、あちらは一度、ガーディアン・ドレスによる装甲になってからの攻撃を耐えて、ブレイズ・レイからのサーヴァント・ファンネルでの攻撃でも耐えた。

そしてガーディダンサーが本体に戻る前に決着はついた。量子化と分身体により、俺本体はクィーンアメリアスの頭上にいたからだ。それも量子化した後でのGNソードⅢを振り降ろすが、頭上で止まったと同時にトランザム解除。

「流石は俺の娘だ。よくやった方だな」

「お父様、分身体を作るとは聞いていないですよ」

「話はあとにして基地に戻るぞ。こちらダブルオーライザー、模擬戦終了。基地に戻るんでハッチを開けてくれ」

『こちら月中基地支部、了解です。でもおしかったです~』

『こちらも見ていましたが、ダブルオーライザーにあのようなのを使うとは。あれは一真さんしか出来ない事ですね。ハッチ解放と共に二機のMSを収容します』

通信が来てからのMS専用ハッチが開いたので、そこに入って行く二機の機体。各機体はハンガーに戻って、コックピット席を開けてから整備を任した。ダブルオーライザーで戦ったのは、初かもしれないが上手く動いた。ちなみに俺のパイロットスーツは青色で、深雪のは本当なら赤と金のはずだが俺と同じにしたいというので青と銀のにした。ヘルメットもな。

模擬戦は俺が勝ったけど、トランザムと分身体が無ければ負けていたかもしれん。分身体は俺の創造の力で創った。深雪専用のISもクィーンアメリアスのようだ。まあ今回が初任務だからなのだろうけど、次回からは全身装甲タイプの別のだと俺は思いながら、シャワー室に入ったのだった。 
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