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魔法と不良と厨二病

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第2話 魔東閻高校の勢力①

 
前書き
過去編を2話投稿していたけど、3話目を4回ほど書き直してもう今度にしようと思い、削除しました。
また今度過去編を投稿します。 

 
「だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


あるハンバーガーショップでノートパソコンの前で頭を掻きむしる巨漢の男、健二が叫んでいた。
そしてその正面でジュースを飲んでいる目つきが悪い男、恭夜とその隣でポテトを食べている長髪を後ろでくくっている男、拓也はその様子を冷たい目で見ていた。


「おーどうしたゴリラ」


「ゴリラじゃない、健二ッス!!」


「すまんな健二」


「健二じゃない、ゴリラッス!あ、間違えた健二ッス!!」


「やっぱゴリラじゃねえか」


「違うッスよ!!」


「そうだ恭夜、こいつはゴリラじゃないぞ」


「・・・・拓也さん」


拓也の言葉に涙目になるゴリ・・・・健二。


「拓也さん優しい所もあるんスね───」


「こいつはただのゴリラじゃなく、醜い喋るハゲゴリラだ」


「───だと思ったよ!!このドSが!!」


「なるほど、さすがだな拓也」


拓也の言葉に恭夜は頷く。


「あんたも納得してんじゃねえ!!つか、誰のせいで叫んでると思ってんスか!?」


「あー・・・・俺か」


「そうッスよ!!」


恭夜は健二にあることを頼んでいた、それは──


「大体、いきなりすぎッスよ!魔東閻の勢力を調べろって!」


そう、恭夜が健二に頼んでいた事は魔東閻高校の勢力を調べろという内容だった。


「でもお前ならいけるだろ?」


「その通りだ」


「恭夜さん・・・・拓也さん・・・・」


「「だってお前はストーキングとハッキングのプロフェッショナルだからな」」


「それ褒めてるんスか!?貶してるんスか!?」


「「ハッハッハ、貶してるに決まってんだろ」」


「あんたら本気で殴るぞ!!」


「いいから早く話せよゴリラ」


「そうだぞハゲゴリラ」


「・・・・・・・・分かったッスよ!!」





























「じゃあ、話すッスよ。1年2年3年のどの勢力から聞きたいッスか?」


「1年だろ」


「ああ、そうだな」


「1年ッスか、分かったッス!」


ノートパソコンを開いて少しキーボードをたたき、恭夜達の方へノートパソコンを向ける。


向けられたノートパソコンを恭夜と拓也はのぞき込む。


そして健二はノートパソコンの画面を指差す、その先には3人の男と1人の女の写真があった。


一番右の写真は長めのボサボサ頭にバンダナを巻いていて狂気的な顔をしている男。


その隣の写真は金髪リーゼントに白い特攻服を着ていて目つきは鋭く両手にはメリケンサックをつけている男。


その隣の写真は短い金髪に緋色の目をして右手には若干、赤み掛かった色の日本刀を肩に担いでいて不気味な笑いを浮かべる男。


そして最後の写真は黒髪のショートカットに左目に眼帯を付けている女。


そしてなぜか拓也はノートパソコンの画面を見た瞬間に汗が出ていた


「これが1年の中で名が通っている奴らッス」


「名前と能力は調べてるよな」


「・・・・・・・・」


「もちろんッスよ!一番右のバンダナ男の名前は黒木場 純(くろきば じゅん)能力系統は強化で、足を強化して戦うッス!二つ名は『疾風怒濤』(ホーリーブロー)」


「強化系統か・・・・単純な攻撃力なら強化系統が一番厄介だからな」


「・・・・・・・・」


「その隣のリーゼント男の名前は大和田 克之(おおわだ かつゆき)能力系統は生物系統のカニ?っすかね、詳しくは分からないッス。こいつは大体能力を使わずにメリケンサックを使って戦ってるんスよ。二つ名は
『狂喜乱舞』(ハードパンチ)」


「蟹か・・・・茹でたら食えるかな」


「食う気か!?あんた何考えてんスか!!」


「・・・・・・・・」


「そして刀持ってる男の名前は奥野 勇魔(おくの ゆうま)能力系統はなんと、伝説系統の不死鳥ッス!けどコイツも能力をほとんど使わずに戦うタイプッスね、全て日本刀で相手を半殺しにしてるッス、二つ名は『不死鳥』(フェニックス)『異国の勇者』(ラストサムライ)」

      ・・・
「そいつがこの中では一番面白そうだな」


「・・・・・・・・」


「そして最後が唯一の女の伊藤 綾乃(いとう あやの)能力系統は特殊系統ッスね、この女の能力は拓也さんと同じで目に見えない能力ッス。コイツは喧嘩では傷を負ったことはないそうッスよ。二つ名は『千里眼』(パラマグラス)二つ名から察すると眼に関係する能力ッスね」


「傷を負った事ねえってすげえな・・・・けど、女を殴るのは趣味じゃねえんだよな」


「・・・・・・・・」


拓也はまだ黙っていて、汗がどんどん増していく。
恭夜は拓也の異変に気付き声をかける。


「拓也、大丈夫か?汗スゴいぞ」


「え、ああ、そうだな!ヤバいな!行こう!どこか遠くに・・・・そうだ、外国にでも行こう!!」


2人は拓也の様子が明らかに変だと思った。
なぜなら、いつもの拓也は何事にも動じないクールな奴だからだ。
それが動揺してるのだから変だと思うのは当然だ。


「お~い・・・・拓也く~ん、何を隠してるのかな~?」


「い、いいいいや~?ななななな何も隠してないけど~?」


恭夜の言葉で拓也はさらに動揺する。それと同時に更に汗が滝の様に出る。


「嘘をつくなよ、拓也ぁ~俺らに隠し事があっていいのか~?」


「そうッスよ!俺らには全部さらけ出しましょうよ!」


「・・・・・・・・いや、お前が言うと気持ち悪いぞ」


「・・・・・・・・うん、確かに気持ち悪いな」


「本気で引いてるんスか!?てか、さっきの拓也さんはどこ行ったんスか!!?」


「そんなもん、遙か彼方に飛んでいったわ、ハゲゴリラ」


「あんた切り替え早すぎだろ!!」




















「さあ、どーいう事か・・・・さっさとゲロってもらおうか!!」


「・・・・・・・・わかったよ」


拓也はため息をつくと諦めた様な顔で返事をした。


「で?どうしたんスか?」


「お前には言わん、絶対言わん」


「何で2回言った!?」


「俺には言うんだよな?」


「おう」


「俺だけのけ者ッスか!?」


拓也と恭夜は健二の言葉を無視して拓也は恭夜の耳に口を近づけ、少し経つと───


「ぐはっ!」


───吐血して倒れた。


「何があったああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


「しょうがねえな・・・・・・・・・・・・伊藤 綾乃は俺のストーカー・・・・らしい」


健二は拓也が言った言葉は少しの間理解が出来なかった、だが理解した瞬間───


「ごばぁ!!」


───吐血した。


「何でだああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!どこに吐血する要素があった!?」


いつもはボケの拓也がツッコミ、ツッコミ役の健二がボケるというなんともシュールな光景だ。


「おい!何で俺にストーカーがいたら吐血するんだああぁぁぁぁ!!」


「もう死ねよ・・・・ロン毛野郎」


「この世から跡形もなく消えて下さいッス」


「何なのお前ら!?ムカつくんだけど!!」


恭夜と健二はまるで屍のようになりながら拓也の悪口を言っている。


「うるせー!何でお前ごときの事が好きな女がいるんだあぁぁぁぁ!!」


「このロン毛タレ目の陰険野郎が!指の爪と肉の間につまようじぶっ刺すぞ!!」


「地味に痛いなそれ!!」


「てか、ストーカーなら今も見られてんじゃねえの?」


「「・・・・・・・・・・・・」」


恭夜の言葉に場の空気が冷たくなる。そして──














「「「出てこい、ストーカーがああぁぁぁぁぁ!!!」」」


──なぜかこうなった。


だが、出てくる気配は全く無い。


「拓也さんが呼べば出てくるんじゃないッスか?」


健二の提案に拓也は顔をひきつらせて恭夜はなるほど、と頷く。


「い、いや出てくる訳ないだろ」


「いやいや、もしかしたらだろ」


「そうッスよ、呼んでみて下さいよ」


「・・・・・・・・あ、綾乃~?」


「呼ばれて飛び出てダーン!!え"ぁふ!!!」


伊藤 綾乃は窓を突き破って数回転がり壁で頭を打って血を流していた。





「・・・・・・・・・・・・残りの勢力の話は健二の家でしようか」


「おう」


「そうッスね」


3人は何も見なかった事にして、ハンバーガーショップを去っていった。 
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