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バカとテストと召喚獣~魔王の息子

作者:金林檎
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第零章 振り分け試験結果

小鳥の囀りと朝日の光を浴びて少年 ソーマ ランペルージは目を覚まし顔を洗いリビングに行く

ソーマ「……眠い…」

リビングに着くと優雅にコーヒーを飲みながら新聞を読んでいるルルーシュとせっせと料理を作っている神楽耶の姿がある

ルルーシュ「…おはよう、夜更かしでもしたのかソーマ」

新聞を見終わったルルーシュは向かいのソファーに腰かけたソーマにニヤニヤしながら問う

ソーマ「…すみません、村雨のメンテに手間取って…」

ソーマは悪そうな顔をし答える、そのやり取りを見ていた神楽耶が間に入ってくる

神楽耶「ソーマ君、麗華ちゃんを起こして下さいませんか…まだ寝てると思いますので」

ソーマ「あっ、分かりました」

そしてソーマはたったと麗華の部屋へと向かう…そして神楽耶はルルーシュを睨む

神楽耶「…ルルーシュ様、戯れも程々にしてくださいね」

ルルーシュ「あぁ、気を付けるよ」

そして神楽耶は料理の準備に戻りルルーシュは飲みかけのコーヒーを飲む

ルルーシュ「…温い」



ソーマは麗華の部屋の前に立ちノックをするが案の定返事はない

ソーマ「はぁー、入るよ麗華」

そしてソーマは麗華の部屋に入り…麗華は規則正しい寝息をしておりそれを見るとソーマはまた溜め息をつく

ソーマ「起きなさい麗華」

そしてソーマは麗華に声を掛けると麗華は眠い目を擦りながら目を覚ます

麗華「…おはようございます、兄様…」

ソーマ「おっと…危なかったね」

麗華「えへへ、ごめんなさい」

ソーマは麗華を倒れそうになる麗華を支え麗華はそれをニコニコしながら謝る

ソーマ「さて、朝飯が冷める前に早く行こうか」

麗華「分かりました、早く行きましょう兄様!!」

そして麗華は部屋から出ていきリビングに走っていく…やれやれといった足取りでソーマもリビングに向かう



そしてリビングに着くとテーブルに座っている麗華とルルーシュに幼馴染みのジノとアーニャが座っていた…アーニャは眠そうなのだが

ジノ「遅いってソーマ!!神楽耶様の美味しい料理が冷めたらどうする!!」

ソーマ「すまない、村雨を持ってくるのを忘れてね」

ソーマは申し訳なさそうに謝りながら自分の席に座る、それを確認した神楽耶が喋る

神楽耶「さて、これで皆が揃いましたので冷める前に食べましょう!!」

全員『いただきます!!』

そして食べ始めルルーシュは箸を置きソーマ達に話し掛ける

ルルーシュ「振り分け試験はどの様な結果なのかな…楽しみだよ」

神楽耶「あらルルーシュ様、貴方の読みでは皆さんはどのクラスに入ると思います?」

神楽耶の問いにルルーシュは少し考え答えを出す

ルルーシュ「…ソーマはAクラス代表なのは確定としてアーニャもAクラス…だがジノはな…」

ルルーシュはジノだけ言いにくそうに言葉を紡ぐ、その行動にジノはルルーシュに問い詰める

ジノ「あれ?振り分け試験は手応えがあったんですけど、どうして言いづらそうにするんですか!!」

ルルーシュは決心したのか言いにくそうに答える

ルルーシュ「…ジノはFクラスだろうな…」

ルルーシュの言葉にソーマは笑い転げアーニャも必死に笑いを堪えている

ジノ「何故です!!私もAクラスでは無いのですか!!」

ルルーシュ「落ち着けジノ…どうせお前はテストの内容には手応えがあったかもしれないが、どうせ名前でも書き忘れなたのでは無いのか?」

ジノはあっ、と言いソーマは恐る恐るジノに質問する大方、予想は出来ているのだが

ソーマ「まさかジノ…本当なのか?」

ジノ「……はい…そうです」

ソーマは何時も遅くまで勉強に付き合ったのにこんな凡ミスでFクラスになったジノに

ソーマ「チェスト!!」

ソーマはジノの腹に向けて本気の中段蹴りを食らわれ幾つか骨が折れる

ジノ「ほっ骨が…」

ジノは腹を抱え膝を付き2分程すると復活しソーマの胸ぐらを掴む

ジノ「殺す気か!!」

ソーマ「すまない、そろそろ行かないと遅刻するぞパジャマのままだが」

ジノ「しまった!!」

五分後にジノは着替えて鞄を持ってリビングに戻ってきた…物凄い息切れしているが

ソーマ「じゃあ、行ってきます」

そしてソーマはジノとアーニャを連れて文月学園に向かう



ジノ「やっぱ、文月学園の桜は綺麗だよなーアーニャはどう思う?」

アーニャ「綺麗、記録」

アーニャは昔ソーマがプレゼントした高性能カメラで文月学園の桜をカメラで取る

ソーマ「あれ?西村先生じゃないか?」

校門の前で文月学園生徒指導員の西村 宗一が仁王立ちしている姿があった

ソーマ「おはようございます、西村先生」

アーニャ「おはよう、西村先生」

ジノ「ちーす、鉄人先生」

ジノの挨拶に西村は少し溜め息を付き此方に挨拶をしてくる

西村「あぁ、おはようランペルージにアールストレイム…それとヴァインベルグ鉄人と呼ぶな」

ジノ「まぁまぁ良いじゃないですか」

西村ははぁーと溜め息をつき懐から三枚の封筒を取りだしそれぞれに渡す

ソーマ「これは、何でしょうか西村先生」

西村「これは振り分け試験の結果だ」

ジノ「面倒なやり方ですね、展示番に張ればいいのに」

ジノは自分の封筒を開けながらそう呟く…その言葉に西村はその疑問に答える

西村「うちの学校は最先端の進学校だからなただ掲示板で張るのではインパクトが無いらしいから学園長に指示され俺が一人一人に手渡ししているのだ」

ジノはふーんと言いながら破り終わった封筒の中から一枚の紙を取り出す

ジノ「げっ…やっぱランペルージ卿の読み通りだったのか…」

ジノは落ち込みながらアーニャとソーマに振り分け試験の結果を見せる…中心にFと大きく書かれている

アーニャ「なんで?」

アーニャは西村に紙を見せる覗いてみるとアーニャの紙にもFと書かれてあった

西村「アールストレイム…お前は寝てただろう…」

アーニャ「あっ、そうだった」

アーニャは思い出したのかジノと同じ様に落ち込む

西村「二人とも残念だったな、アールストレイムは寝てさえいなければ学年次席だったのに」

ソーマ「まぁ、クラスが違えど休み時間などに会えますから問題はないですよ」

そしてソーマはクラス結果を封筒に戻し懐に入れ鞄を持ちジノを引っ張り校舎に向かう 
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