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Justice正輝編 前章 善と悪

作者:斬刄
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5話プレシア・テスタロッサ

「なぜあのような無茶をしたのですか?」
今現在、正輝はセイバーの目の前で正座されている。
正輝の外道極まりない行為はいくらフェイトが無茶して傷つくとはいえ逆に相手を多く傷つくというのはセイバーにとって見過ごせなかった。
「おまけになのはという少女にあれだけの力をぶつけるのはいくら敵でもどうかと思いますよ。」
「いやいや無茶をしたのは認めるが、なのはについては反省してない。あーしなかったら俺じゃなくフェイトが無茶するとこだからな。」
「いえいえ、ランサーにアサシンの技だけで十分オーバーキルに等しいです。」
「いやいやいやいや、むしろあの子には社会の厳しさという「理由になってません‼」わーったよ…やばい時以外はもうしないよ。」
しかし、正輝とセイバーの口論はまだ続いていた。
アルフも正輝にはやり過ぎだと言われており、セイバーは計画を全員に見せて欲しいと要求。
それでも、正輝はこれに反対。
「まさか他にもあのような計画を…」
「いい加減にしろ。じゃああのままフェイトをほっとくのが正論だってのか。そんなに俺は性根が腐ってんのか?」
「私は別にそんなつもりでは…」
「そもそも計画は姉が出てきた時点でとっくに狂っていた…」
正輝の思考はどんな手段を使っても何とも思わずにそれを使用して、自分達を強引に有利にさせる。
セイバーは騎士道たる騎士王。
下郎のやることは許さない。
計画が多く作っていた正輝にセイバーが駄目と言いまくると量が少なくなってしまう。
実際考え方が逆なのでセイバーと正樹の相性は微妙である。
「最低でも無事に終わらすつもりだったさ。それがどうだ?台無しになってもう訳わかんねーよ」
「心配しなくても私は大丈夫だよ。」
フェイトは二人が喋っているのを挟んで言った。
「ごめんね。心配かけさせて。でも平気だから。」
「いや俺もなのはについてはやり過ぎだかもしれん。」
「明日は母さんに報告しに戻らないといけないから。」
フェイトは迷っていた。
まだ正輝のことについて話してない。大丈夫なのだろうかと思っていた。
「所でそのお母さんはどんな人だ?」
「前は優しかったよ。今は…」
思った通りだ。
正輝の知ってる限りではフェイトの母であるプレシアはフェイトに躾を鞭でやっているのと、その母は病気であること。
「そんじゃ。早く寝ようぜ。」
「それと正樹。母さんにお土産買いに行くから「ああ、それは俺が行っとく」分かった。」
「まあ。こんな短期間でロストロギアいや、ジュエルシードを15個採ったんだから褒められるのは間違いないよ‼」
今いるフェイトのジュエルシードは15個なのはは3個。
全部とは決して言えないが、誰かの略奪をされない限り問題ない。正樹にとって姉がくれた情報。今日明日は転生者は俺と姉2人しか居ない。というのは好都合である。今日の問題はジュエルシードについてはプレシアがそれを許してくれるかどうかが問題だ。
「だといいがな…」
午後10:30正樹以外は就寝。
正輝はベッドに座って携帯を神様に繋いだ。わからないことが多過ぎた。姉といい、ハセヲといいなぜあんなことが起きたかを言わせるつもりであった。
俺がなのはにオーバーキルをしようとしたらセイバーが動いて止めようとしてきたから邪魔をするなと使い本拠地に戻り説教をされた後手の甲の令呪は減ってなかった。
「話すことがある。令呪が減らなかったのとこの世界に姉がいるのかを。」
「分かったわい。じゃからそんな怖い顔でワシをするな…」
「あんなぁ。計画が意味わからん所で邪魔が入られるのはイライラするんだよ。」
正輝は神の説明不足に苛立っており、目が睨んでいた。その前に原作以外のどんな人間が介入しているかを質問しなかった正輝も悪いと思っている。
「転生者が介入することぐらいわかるじゃろう。」
「重要なことを言わないあんたに言われたくないわ‼俺のようなイレギュラーがいることがあるかもしれないのは予想していたが…百発百中じゃないか‼ってかどんな転生者が来るか言えよ!」
正樹は神に知っている全てのことを話せと言ったが、
「無理じゃ。せめて生きる為の必要最低限のことを言うわい。」
神の話によると転生者はいるのは仕方が無いというのであったが、転生者と言っても2グループに分かれてある。
一つは正義の転生者グループ。
死ぬ前に人生の中で偉業を成し遂げたり、人を沢山救ったりする人間。
もう一つは殺者の楽園。
キラーエデンって言うグループの転生者。
正義側より数倍人が多いが、能力については圧倒的に差が広がる。大犯罪者や人殺しをしても平気という人間。
そのリーダーを倒しこの世界の物語を完結させれば、次の世界に行くことができる。
そして正義側の転生者の一員には正輝が所属している。
「一つ確認したいことがあるんだが、俺達の能力やfateの能力や姉のhackも…「いやそれはない。正義側の能力はキラーエデンが使うことが出来ない。それ以外は使うがな。」良かった…」
正樹やセイバー達の世界の能力まで使われたらキツいと思っていた。
「あーもう一人英霊呼び出すのを忘れてたわい。」
「は?」
すると、正樹の目の前で召喚陣が現れて、
「いやぁ。最初に二人つかせるつもりだったのにセイバーだったのを忘れてたわい。」
「そういうことも先に言え‼後召喚されるクラスのサーヴァントは?」
「アーチャーじゃ。」
召喚陣の中から赤い錬鉄者が現れた。
「貴様がマスターか?」

朝6:00
そんな訳でアーチャーまで来たが…
「まさかアーチャーまでこの世界にいるとは…」
「あのマスターに呼び出さられてな。」
今まで正輝がフェイト達の料理をしていたが、アーチャーが「マスターは料理がなってない。どうやって料理をしていた…」といわれ今まで、家庭科の教科書を使っていたが、

「よくここまで生き残れたな…」


アーチャーは正輝の代わりに料理をしてやろうと言ったが、そもそも教科書を使って料理という自体許せなかったので。色んな指摘を受けてしまい正輝のライフと精神面はとっくにゼロであった。

「いくぞ。雑マスター。料理を馬鹿にした覚悟が出来てるか?」
「もうやめてくれエェェェェェェェ‼( ;´Д`)つか馬鹿にしてねェェェエ‼」
{IMG2122}
朝7:00
「それはまたご愁傷様で…」
「頭痛ぇ…」
正樹は寝転んでいたままの状態。
「正輝は料理が下手でもよく頑張ってました。そんなに責めないでください。アーチャー。」
セイバーは正樹の料理下手には最初の頃は起こっていたが、正輝はその料理を何時間も練習をしていた。
「たとえ料理が下手でも、人の裸を見ても計画をたてたり、努力を惜しみませんでした。」
正輝は一瞬ホッとしたが、セイバーの言葉を不思議に感じた。
「今裸を見たと言わなかったかね…」
「そ・れ・で・も、私達のことを考えてくれたのですから。」
「そうだよ!あんたはスゴイよ!」
「正輝。色々ありがとう。」
(複雑な気分だ…)
この後、料理を食べた。もちろん英霊エミヤが作っているので美味かった。
その後、正樹は翠屋のケーキを買いに行き、マンションの屋上に行った。
「甘いお菓子か…こんな物のあの人は喜ぶかねぇ…」
「わかんないけど…こういうのは気持ちだから…」
「そんじゃみんな。行くか。」
正輝達はフェイトの時空転移で時の庭園へ行くことになり、そこに着いたが正輝とフェイト達以外はあまり空気に慣れなかったが正樹は空間の耐牲があったため影響が出なかった。

着いた後、フェイトは母親に会いに行きそれ以外は待つことになっていた。正輝は計画について考えていたが、

(ジュエルシードは全部集めて16個…原作ならフェイトは躾をされてしまうがその時持っていた4倍を持って来ているからまずないと思うが…とりあえず躾はもしもの時になんとかするよう計画は立てたが…後から深く考えて見たらまずいかなぁ…)
「ん?」
アルフが涙目で正樹の方に走って来た。その目からすると間違いなくフェイトは躾を受けている。
「正輝‼お願い…フェイトを助けて…」
(まさかフェイトのやつ‼)
フェイトは正樹達を宿泊させてもらい、無理をしてでもジュエルシードを得ようとし、正輝達やアルフに迷惑をかけず、プレシアという母親のための頑張り…



母に褒めてもらいたかったために命がけで頑張ったフェイトの努力を土足で踏みにじったことに正輝はキレた。



そうフェイトが正直に話してしまったが、それでも躾をしたからだ。






「プレェェェェシィィィィアァァァァァー‼」





正輝はフェイトが入って行った扉に走り、その扉を蹴飛ばした。

「あなたがフェイトの言っていた正樹って男。よく集めてくれたわね。けれど扉を壊してどういうつもり?」
「その辺にしといたらどうなんだ。これ以上フェイトを傷つけるなら俺は容赦しない。」
フェイトに躾をするプレシアの鞭を正輝は体内から出てきた黒い腕で守った。セイバーとアーチャーはマスターが叫んだ声に駆けつけて来たが、正輝から出てきた腕がなぜあるのかがわからなかったが…ただ一つ言えることがある。
今の正輝は恐ろしく鋭く、また、怖い目をしている。
「セイバーとアーチャー。フェイトを頼む。プレシアに話をつけてくる。」
セイバーとアーチャーはフェイトを助けて、正樹はプレシアを睨んでいた。
セイバー達も正樹の表情に空気を読み正樹に任せた。
「どういう要件かしら?」
「まず単刀直入に言わせてもらう。あんたの目的はアリシア・テスタロッサの蘇生とあんたの病気。」
「⁉何故それをあなたが知ってるの‼」
プレシアは杖を構えていた。無理もない。協力している男がいきなり事情も知っていることに驚きと警戒心を大きくさせた。
「さらに言わせてもらうぜ。アリシアは事故で死んでしまい、それから「プロジェクトF・A・T・E」によってフェイトが作られた。または、アリシアの代わりだった筈の人間。さてここから俺たちの目的を言おう。」
「そこまで知っているようね…いいでしょう。」
「俺達の目的はフェイトを幸せにするっつー依頼で来た。」
正輝はフェイトを幸せにさせたかった。そうでなかったら普通の人間がカラドボルグを放てたり、サーヴァントを慕うわけが無い。
「あんな人形のためにわざわざ協力を…随分と貴方達も哀れね。」
「それはコッチの台詞だぜ。あんたさ。フェイトがいたからジュエルシードが集めれたんじゃないのか?だいたいよ。アリシアが生き返ったとしても、本当の母親の顔じゃないだろ?」
「黙りなさい‼貴方は私を馬鹿にしに来た「いいから黙って聞き上がれ‼」っつ…わかったわ。けどもしくだらなかったらその時は覚悟しなさい。」
「俺は明日アリシアを復活させるつもりだ。それと同時にプレシア。あんたの病気も治してやる。その代わり条件がある。フェイトもあんたの人形としてではなく、1人の娘として可愛がってくれ。」
携帯から神様に質問したら出来るというが勿論簡単ではなく結構リスクが高い。けれどアリシア復活事態はもうハードだが神様は可能性としてはあると言った。
「あんな人を愛せと⁉やっぱり下らないわ‼アリシアの復活と私の病気は認めるけどあんないらない子…使い捨てと同じ…」


(いらない子だと…)


する正輝はプレシアの胸ぐらを掴み、正輝の目が赤く背中から黒い龍が現れてきた。
「いい加減にしろ‼どうしてフェイトの頑張りを認めない‼あんたに褒めてもらいたいからがんばってんだろうが‼あんたの考えこそ一番下らないんだよ!!」
プレシアは正樹に魔法で攻撃しようとするが手が震えていた。その理由は

いつの間にか正輝の体内とその龍からはプレシア以上の魔力を放出していたから。

「プレシア。もしもアリシアが復活して病気を何とかした後でもその状態でフェイトの存在否定を続けるなら俺はあんたを許さない。」
正輝は壊した扉から出て行った。
プレシアは正輝の方をもう一度みて確認したけれどさっきの強い魔力はなかった。その魔力が急に上がり、フェイト達が驚いてやってきてもおかしくないというのに近くにいるプレシアしか分からなった。
「彼は何者なの…」 
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