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東方喪戦苦

作者:鬼心
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~二十四幕~最強のバクチ打ち~中編~

 
前書き
う「最近書くのだるかった···」

「随分遠回しだな··」

う「何が!?」


「書くのだるかった=生存確認or小説の状況=うp主とのコミュニケーション=Twitter=フォローしてね♪
だろ?」kokokochikin←多分、これがTwitterアカだと思います····

う「さすがにその発想は無かったわ!」 

 
SP達がいるど真ん中に突っ込んで行く。
「おい!」
男に腕を捕まれる。
「離せ」
右腕を捕まれてたので、右手で思いっきり、地面を叩いた。
バン!と言う音が鳴り響き、男は俺の腕を握ったまま、うつ伏せに倒れていた。
その男の首を抑え、身動きの取れないようにした。
S「かっ····クソッ!」
身動きを取れなくした男は、ざっと身長190cm、体格はずっしりしていると言うか、筋肉隆々であった。

そのせいで、またまた、注目を浴びた。

「はぁ····」
幾姉は、何やってくれてんだ···
見たいな顔してるし。

「そんな事より、勝負だ!兄弟!!」

??「えぇ、構いませんよ?元々あなた達を探して今日、ここに来たのですから」
腕を組んでいる背の高い、兄弟では兄であろう男が、喋った

??「お姉さんと勝負したい」
背が低く、弟であることは決定的に明らかな少年が話かけてきた。

兄「勝負に相応しい、場所へ移動しましょうか」

兄に連れられて来た場所
一人暮らしには丁度いい、部屋に連れてこられた

「地下にこんな場所が有ったのね····」
流石に驚きが隠せない
地霊殿に落ちたのでかなりの地下
カジノと言う建物内で一人暮らしにピッタリ!
こんな部屋があってたまるかぁ!!

「そういや名前聞いてなかったな」
何時までも兄と呼ぶのは嫌だな~と思って

兄「名前····ですか?」
何故不思議そうな顔でこちらを見る?
名前を知られたくない理由でもあるのか?

兄「クレメン.ダッカです」

素直に答えるんじゃねぇか

「クレメンか····日本語上手いな」

ク「そうでもないですよ」
少し表情が和らぐ

ク「さぁ、ゲームを始めましょう」

「この部屋で何をする気だ?」
部屋を見渡すが、賭けが出来る物は皆無であった。

ク「その前に、お互いの能力を言い合いましょう」

何を企んでいるんだ?

「無から有を創り出す能力だ」

ク「嘘を誠に変える能力です。」

「ゲームの内容は·····?」
固唾を飲んだ。

クレメンが説明しようとすると、電話が鳴った。

ク「すみません···電話が」

?「バーン坊っちゃんが···した。」
上手く聞き取れなかった

ク「ケイルがか···」

顔を下に向け、電話を切る。
「何の電話だ?」


ク「弟が負けました···あなたと一緒にいた女性の方、お強いのですね」

!?
気がついてないのか?
今、アイツは確か名前を、クレメン.ダッカと名乗っていたが
弟の名前は、聞いただけだと、ケイル.バーン····
どういう事だ?奴が偽名を使っている?
それとも、バーンが名前で
俺がこう考えるように仕向けたのか?
それにしても、アッサリ過ぎる····
まるで自分が今「名前を誤魔化しましたよ」と言っている様な···
自分を嘘つきだと思わせたいのか?

ク「気を取り直してゲームの説明を」

ゲーム説明~
このゲームは、4~5人で行うゲームである。
今回は4人、この4人が「殺人犯」「刑事」「一般人」「殺人犯仲間」のカードを渡される。
4人は、10枚のチップを所持している。
このゲームでは、殺人犯が刑事を殺す、及び自分以外の誰かを殺人犯に仕立て上げ、自分が逃げれれば勝ち
殺人犯は、自分が殺人犯である、証拠のカードを相手に見せて、その相手を殺す事が出来る。
殺してしまうと、殺人犯は証拠を残さなければならない、殺された被害者は、ダイイングメッセージとして
殺人犯の証拠を2秒の間に残さなければならない

刑事は、殺人犯を殺されることなく、確保出来れば勝ち、もし、刑事が殺人犯出ない者を確保した場合は当然
刑事の負けである。
刑事は、持っているチップを使って、尋問をかけることが出来る。

一般人は、刑事に確保される事無く、殺人犯に確保する事も無ければ勝ち
出来ることは少ないが、安全性の高いポジションである。
一般人はとにかく『生き延びる事』が大切
又、一般人は、ダイイングメッセージを読み取り、刑事に情報提供する事も可能である

殺人犯の仲間は、勝利する方法は基本、殺人犯と同じである
殺人する事は出来ないが、刑事の情報等を巧みに盗んだり、殺人犯を有利にすることが可能
だが、嘘を言い、殺人犯を捕まえさせる事も可能、『裏切り』である。

部屋の中には、殺人犯の手がかりが多数存在している

このゲームはフェイズ制である。
順番は、
殺人犯フェイズ
人を殺したり、刑事と思った相手を殺す事が出来る。
自分がバレそうと思った、手がかりを処分したり、隠し場所を変える事が出来る
殺した人物のカードを取ったり、ある程度の証拠隠滅は可能である。
殺害した人物のカードを奪って、一般人などに成り済ますことも可能

刑事フェイズ
手がかりを探したり、尋問をしたりする事が出来る。
殺人犯だと思った人物に、刑事のカードを見せて確保する事が出来る

殺人犯の仲間フェイズ
刑事から情報を取ったり、殺人犯に有利な情報を提供する事が出来る

一般人フェイズ
チップを5枚捨てる事によって、誰かのカードを見ることが出来る。
刑事に情報を提供する事も出来る。

推理フェイズ
今の所、殺人犯の可能が高い人間の事や、誰がどのカードを持っているかの確認のフェイズ

尚、チップを三枚使用してフェイズを早めたり、遅らせたりする事も可能だが、頭の良い者ならば
順番の変え方で自分の所持カードが何かをさらすデメリットもある
基本、刑事が、「コイツが殺人犯だ」と断言するか、殺人犯が皆殺しするまでゲームは終わらない。

ゲーム説明終了

「メンバーが二人足りないんじゃないか?」

ク「えぇ、ですがもう来るはずですよ」
クレメンが指を鳴らす。
分厚い扉から、目隠しをされた男達が連れて来られた。

「目隠しの必要は?」

ク「ここが特定されては、何かと厄介ですしね、そもそもここへは誰も入って来れません」

「ほぉ~」

すると目隠しされていた男達が怒鳴りだした。
?「オイ!目隠しを外せ!」
たいかくが良く、体がでかい····こいつは···

「ジャック······?」

名前を呼ぶと、怒鳴った男の動きが止まった。

ジ「···黒崎·····?なのか···?」

もう一人の男は、そこら辺から連れて来られたんだろう

「あ···あの····」

少し怯えている様だった。

ク「皆さん、お集まり頂き光栄です。」

ジ「何が、お集まりだ!強引に拉致って来やがったクセに····」

不機嫌そうな顔を見せる。

ク「ゲームの説明は、各自されましたよね?」

「あぁ」

ジ「まぁ」

「はい」

ク「グット!!宜しい!それでは、カードとチップを配ります」

SPであるが、黒服では無く、どちらかと言うと、マスター見たいな格好をしていた

裏返しのカードが配られた。

S「まだ見てはいけません」

分厚い扉から出て、すぐ右に扉が5つ有った。

S「各自、お入り下さい、それぞれのフェイズが来ましたらモニターにて連絡いたします」

ジ「5つ目は?」

ク「推理フェイズの時に使います」

S「では、お入りください。部屋に入ったらカードの確認を」

俺達は、各自部屋に入った。

部屋には、机、イス、壁には、大きめのモニターが設置されていた。

カードをめくる。そこにはKiller、殺人犯のマークが描いてあった。

「俺が殺人犯かよ····」
頭を抱える。一般人とか刑事のが楽にクリア出来そうだったなぁ

すると、行きなりモニターの電源がつき、殺人犯フェイズと表示が出た

「さっそく俺かよ····」
渋々さっきの部屋に戻り、ルール通りにやろうとした。
まずは、ここら辺にある、俺への手がかりを消さねば。

「一番怪しそうなのは····」
辺りを見回しても、手がかかりの様な物は見つから無かった。

その後、必死に探したが、手がかりの様な物は見つから無かった。

「殺人犯のフェイズは終了です」
アナウンスが流れる。

「はぁ、何も見つかんねぇ」

部屋に戻る。
コンコンとドアをノックされる。

「はぁい」

S「失礼します、これが殺人犯の仲間に連絡がとれる携帯です」

「ありがとうございます」
携帯を受けとる。

S「では」

SPは出ていった。
殺人犯の仲間は誰なのだろう····?

恐る恐る、電話をかけてみる

?「はい?」
ボイスチェンジャーか?声がの主が分からない

「あなたは、殺人犯の仲間のカードを持っていますね?」
一応の確認

?「ったりめぇだろ!誰だ!?」
この喋り方····ジャック?

「····お前が裏切らない証拠は?」
名前をここで晒す訳には行かない

ジ「····んなもんはねぇが、一応は今は信用している事にする」

「お前のフェイズになったら、やって欲しい事が3つある」

ジ「3つ?」

「まずは、刑事が誰なのか?怪しまれない程度で探ってくれ。もう一つは殺人犯の手がかりがどこら辺にあったか、その手がかりで今誰が殺人犯の可能性が高いか、だ」

この3つは、結果がどうであれ、聞いておいて損は無いだろう。
刑事が誰か?は当然探りを入れる、が初っぱなから怪しまれるのは、後に不利になってくる。
気付かれない程度に、ゆっくり冷静に着実に情報をこっちの物にしたい····

ジ「あぁ、何とかやってみるよ」

ここで電話が切れる。
クレメンが言ってた、嘘を誠に変える能力···本当なのか?
本当だったら厄介になる、嘘をついているかの見分けが付かなくなる
それとも、嘘を見抜けにくく張った罠?


今の所、後者の方が確率的には高いな




―――――――――――――――――――――
クレメン視点
配られたカードは刑事、今は殺人犯フェイズである多分、必死であるはずの無い手がかりを探しているはずだ
手がかりは今     この僕が持っている!!
全ての手がかりをポケットに隠し持っている
流石にずっと出てこないのは、怪しまれる、刑事フェイズになったら、見つかってもそれ程重要じゃない手がかりを置いておこう。

モニターの電源がつき、刑事フェイズと表示される

「僕の番か····」

部屋に入り周囲を見渡し、殺人犯が捜索したと思われる場所にわざと手がかりを置いておく
当然、僕は殺人犯が誰かは分かっている。だが一回目の推理フェイズで殺人犯を暴露すれば、イカサマをした
と思うのは当然であるし、何しろ詰まらない

ここで、黒崎くんを混乱させてみようかな。
紙を取り出し、何かを書く。

「刑事フェイズは終了です」
アナウンスが入る

「おっと、急がなくては」

本棚から適当に本を取りだし、本に挟む

自分の部屋に戻る、次は何を仕掛けてやろうか、と考えていた矢先に、電話がかかってきた

「はい、もしもし」

??「貴方なら分かるだろうが、情報を聞き出しに電話をした。今、手がかりは入手したか?」

「はい」

??「それは本当か?」
注意深い男だ、最初は感情的になり、すぐ僕の嘘の落とし穴にはまると思ったんだが、人は見かけによらないな

「えぇ、」

??「だとしたら、その手がかりはどこら辺で入手した?もう一つ、その手がかりで、誰が殺人犯だと思う?」

殺人犯の指示か····だとしたら、随分鋭いな、彼は·····

「本棚と、ソファの裏にあったと記憶しています
殺人犯の件は、まだ手がかりが少ないですが···黒崎くん····ですかね···」

??「·····そうか」プツン
ここで電話は切れた


――――――――――――――――――――――――

骸視点
電話がかかってきた。

「俺だ」

ジ「情報を掴んだぞ!奴は、本棚とソファの裏に手がかりを見つけた、と言っていた。
それにお前を疑っているぞ!気を付けろ!」

「あぁ、そうか、それが誠か嘘なのか、調べに行くとするよ」

モニターの電源がつき、推理フェイズ、と表示される
ゲーム参加者4人が、推理フェイズ専用のの部屋に入る

「まず、何から話し合う·····?」

4人は、テーブルを囲むようにイスに座っている。

ク「お互いに、このフェイズで手に入れた情報を共有しましょう」

男「それいいですね!」

ク「まず、僕から」
全員がクレメンの顔を見る

ク「僕は、決定的な手がかりをタンスから入手しました」

!?タンスからは、なにも出てこなかったぞ!?
しかもタンスなんて具体名を入れる必要性があるか!?
今、明らかになった····こいつ、イカサマしてやがる····
だがここで「それはイカサマだ!」と言ってしまえば、部屋の中で行動出来るのは、殺人犯と刑事のみ
よって、俺か、クレメンが殺人犯だと疑われる。ここで奴が刑事のカードを出して来られたら、言い逃れできない。
出来るぞ·····!こいつ····!


―――
クレメン視点
今は推理フェイズ
決定的な手がかりなんて、いくらでもある。が、今出すわけにも行くまい

「そこのタンスからこんな物が····」
一枚の紙切れを出す。
そこには、殺人犯は、殺人犯の仲間と関係を持っている                                                 と記載されていた。
男「だとしたら、かなりマズいですよ·····!」

やはり、こいつが反応したか···

「そうです。しかも、殺人犯の仲間フェイズ中に電話はがかかってきました」

骸「内容は?」

「手がかりはどこにあったのか、犯人は誰の可能性が高いか?を聞いてきました」

「推理フェイズ終了です」
アナウンスが流れる

―――
骸視点

推理フェイズ終了
部屋からでる直前、ジャックにメモを渡した。内容は

もし、刑事にスパイをやってくれないか、と誘われたら受けるように

                        と言う内容の紙を、自分だと悟られぬ様に渡した。

自分の部屋に戻った直後、モニターから殺人犯フェイズと表示された

いつもの分厚い扉の部屋に入り、ジャックの言っていた、所を探す。

「まずはソファの裏からだな」
ソファを退かす。そこには、白い紙切れがあった。

「何だこれ?」
開けて見る、内容はこう。
一般人は、殺人犯の行動を見ている。

と言う内容であった。
見られているなら、地味にピンチだな、俺
推理フェイズの時の言動や反応から察するに、これは嘘である可能性が高い

「後は····」
本棚を見る、これを全部調べるのか····
一冊一冊、丁寧に調べあげていく。
半分行った位でアナウンスが流れた。
「殺人犯フェイズ終了です」
分厚い扉の部屋から、自分の部屋に戻った。

―――
クレメン視点
さぁ、まんまと引っ掛かってくれたかな?
一般人は見ていないが、僕は見ているぞ·····

モニターから刑事フェイズと表示された
さてと、彼をもう少し、揺すってみるか···

部屋に入る、ソファは、調べたと分からなくする為か、元に戻されている。

「机の引き出しにでも入れておくか」
又、紙切れを出し、何かを書く。
それを机の引き出しにしまった。
自分の部屋に戻り、電話を取る

「一般人さんですか?いいですか?今から言う、言葉を一字一句間違えずに次の推理フェイズに発言してください、良いですね」プツン

「刑事フェイズ終了です」

少し間が空き、電話が鳴る。
「はい」

??「俺だ」

「こちらから質問を良いですか?」

??「····あぁ」

「彼に、嘘の情報を流してください」

??「!?·····良いだろう」

「引き受けてくれるのですか?」

??「·····あぁ」

「では、·····と言って下さい」

??「了解だ···」プツン


――――
骸視点
モニターが推理フェイズと表示する

参加者が推理フェイズ専用の部屋に入った。

「次は?」

男「あの、」

◆◆◆
骸&クレメン視点(読みづらくなりそうなので、「」に骸とクレメンを入れます)

ク「はい?どうしました?」(来た!しくじるなよ····!)

男「監視カメで、見張っていたんですが····今回は、目立った様子は有りませんでした」

ク(よし!まだだ····まだ、有るだろ···!)

ク「ん···まだ何か言いたそうですね、どんどん言っちゃってください」

骸(あの紙の言っていた事は本当だったのか!だとすると、次からの行動は気を付けなければ····!)

ク(ククク、これで奴の行動は少しでも制限出来ただろう)

男「えっと·····何でしたっけ?」

ク(バカが!!こいつを選んで外れだった·····!!やはり、使えそうな駒は奴か···)
ジャックを見る
それからは、ずっと沈黙したままであった。

「推理フェイズ終了です」

各々の部屋に戻っていった。

ーーーーー
骸視点

奴が、刑事であることは、明らかだ。
それに、推理フェイズ中に一般人の奴の言動が気になる···

『えっと、何でしたっけ?』

自分の意見なのに誰かに問っているような感じの喋り方だ
誰かに·····言わされたかのように····

それに、ジャックは推理フェイズ中の発言が少ない···
何かに悩んでいる様だった
クレメンを殺す方法の案は、あまり良い案が出てこない。
奴が、俺を警戒している以上、迂闊に接触出来ないだろう。
どうにか、接触しないとな···
モニターに殺人犯フェイズ
と表示された

「よっこいしょっと」
いつも通りの部屋に出た。

今回はアイツからの情報は無し。

「しらみ潰しか」

部屋周辺を隅々まで調べた。
机の引き出しを開けたとき

「あっ!」
紙切れを発見した。

※内容
今までの貴方の言動以外の3つは嘘、嘘を仕込んだのはお前の仲間

!?····本当なのか····?

俺は、考える時間が欲しく、部屋にから出て個室に戻った。

どういう事だ?
ジャックはスパイだったって事か?だとしたら今までの情報は嘘か?
いや、この紙切れは、嘘は3つと書いてあった。
だとすれば、俺の今までの考えが全部台無しだ。食わされたのか?
それとも、この紙切れの書いてあること自体が嘘なのか?
確認の取りようが無い···!
ジャックに聞くにしても、この紙切れの書いてある通りなら、ジャックは刑事のスパイ?


ーーーーー
クレメン視点
悩んでいるな····
良いぞ、もっと悩め····

モニターから刑事フェイズと表示された

電話をかける

男「はい?」

「私です、しくじってくれましたね」

男「すっすみません···」
オドオドしている

「いいでしょう、では次です」

刑事フェイズ終了です。

しばらくして、電話がかかってくる

??「おれだ」

「あの命令、忘れてませんよね?」

??「勿論だ」

「これも、付け加えてあげて下さい」

??「······承知した」プツン

次の推理フェイズで、引っ捕らえてやる!!

ーーーーー
骸視点

電話がかかってくる。恐らくジャックであろう

「もしもし」

ジ「おれだ、新しい情報が届いたから説明するぞ」

「おう」

紙を丸める様な、グシャグシャ、っと音がした。

!!この音は、奴が嘘の情報を流せと、命令してきたと言う合図!


ジ「奴は完璧に刑事であると言うこと、それと一般人が監視しているのは嘘だと言うこと、そして、次の推理フェイズで殺人犯を捕まえる、と言うことだ」

おかしい····何故今になってここまでの有利な情報を流す?

「ありがとう」

??「おぉ」プツン

部屋を出る。

「殺人犯の仲間の部屋は何処だ?」
SPに耳打ちする

「右から二番目の部屋です」

「このゲームのルールに、直接の面会禁止ってのは無いよな?」

S「えぇ」

部屋にはいるとジャックが頭を抱え、座っていた

ジ「!?俺を殺しに来たのか?」

「そんな下らない用事じゃない」

ジ「じゃあ、なにし来た?」

「次に、これを奴にいって欲しいんだ出来るだけ、必死そうにな」

あるメモを渡した

ジ「··········そうか」

「頼んだぞ」

「殺人犯フェイズ終了です」

ーーーーー
クレメン視点

後は、時間がたつのを待つだけ······
笑いが込み上げてくる·····!

「やはり気持ちの良い物だな····!勝つと言う事は!!」

さぁ、骸·······僕を出し抜いてみろ!!

「もう、終了しても良いぞ」
無線でSPに連絡を入れる。

「刑事フェイズ終了です」

殺人犯の仲間フェイズが始まった瞬間、電話がかかってきた

??「おれだ、言われた通りやったぞ····!」
何故か、さっきとは違う、必死そうな声であった

「どうしたのですか?」

??「俺には、·····妹がいるんだ···」

「ほう?」

??「なぁ、このゲームに勝ったら、一体いくら貰えるんだ!?」

「ざっと、3億」

??「本当か!!?本当なんだな!!?」
さっきよりも怒気が強まった。

「えぇ」

??「治療費がいるんだよ·····勝たせてくれないか····?」

「·······言う通りにすれば···」

??「それじゃあ、ダメなんだよ!!俺は、あの骸が憎い!妹の治療費、7
千万を持っていかれた!!賭けだからしょうがねぇ、といわれちまえばなんともいえねぇが、攻めて、アイツに一泡吹かせてやりたいんだよぉ!!」
怒気がこもったような、それでいて、泣きそうな、声で僕に迫ってくる。

「なら、言う通りのすれば、3億をお渡し致します」

??「本当か!?」

「ええ、ではこういって下さい······」



ーーーーー
骸視点
推理フェイズ、とモニターに表示されたので、何時もの推理フェイズ専用の部屋に、参加者がそろう

ク「僕は、殺人犯が誰か····100%出はないですが、分かりました」

切り出してきたか!

ジャックと目を合わせる

「で?誰なんだ?」

ク「まだ、確たる証拠が出てないので····次の推理フェイズであげて見せます」

男「僕は、知ってますよ···!」
マズい!
ーーーーー
骸&クレメン視点

ク(よし!このまま、奴を殺人犯と断定しろ!!)

骸(ヤバい!!強行手段にでるか!?いや、それには、リスクが大き過ぎる!)

男「監視カメラで見てたんですけど····」

ク(バカが!!監視カメラは余計だ!!)

ジ「俺が、刑事さんから聞いた話だと、監視カメラはセットされていない、と聞いたんだが···?」

男「あ、あれ?そうでしたっけ····!?」
クレメンをチラチラ見ている

ク(クソォ!!言い逃れされたじゃねぇか!)

骸(フゥ、助かった·····ありがとよ、ジャック!)

その後も、討論が続いた。

「推理フェイズ終了です」

ーーーーー
骸視点
殺人犯フェイズが始まった。

「これが、最後の殺人犯フェイズだ····!覚悟をしろ」

ジャックの部屋にはいる

「よう、お疲れさん、これが例のかめらのある場所だ」

ジ「······分かった」

「後は流れで、頼むぞ」

ジ「任せろ」

俺は部屋を出て、SPにフェイズを終了することをお願いした。



ーーーーー
クレメン視点

「終わりだ······!」

受話器を取り、殺人犯の仲間に電話をかける。

??「はい」

「お願いしたい事があります」

??「何でしょう?」

「殺人犯の物的証拠が欲しいです····」

??「カメラですか····?でもカメラは、あの男の性で」


「いえ、もうひとつです」

??「もうひとつ·······?」

「もう一つは私が所持していますので」

??「他には?」

「殺人犯が言い逃れ出来ないような、証拠など、有ったらありったけ持ってきて下さい」

??「分かりました」プツン

「これで勝った·····!!」

長い長い時間だな······ここまで、時間が長くなったのは、初めてだぁ·····



モニターに推理フェイズ、
と表示された

「来た!」

ーーーーー
骸&クレメン視点
部屋の中には、ぴりピリピリした空気がはりつめていた。

ク「では、ジャックさんと一緒に、説明していきます。
まず、カメラの件は、我々が隠しておりました」

ジ「これが、そのカメラの映像です」

写し出された映像には、確かに骸と、クレメンが、部屋を探し回っている映像が写し出されていた。

「それだけでは、どちらかが刑事などが分からないのでは?」

ク「では、刑事のカードをお見せ···」
ジャックが左手で制した。
ジ「まだです」

ク「そうでしたね」

ジ「まだあるんでしたよね?」

ク「はい」

クレメンは、チップをポケットから出した。
ク「このチップは、一人一人違う色のチップを渡してあるハズです
私は青、このチップの色は、赤!よって!あなたが犯人だ!」

骸(はまった!)

骸「ち····違う!!、俺じゃない!全員のチップの色を調べてみろ!罠だ!誰かが俺を捕まえさせる為にやった、罠だ!そうだ!ジャック·····!貴様かぁ!」

ク「良いでしょう··調べてみましょう」

一般人の男は黄色のチップを出して、

刑事のクレメンは、青のチップを出した。

そして、俺と、ジャックは········

ク(さっさとだしてしまえ!)

俺は、黒のチップ、ジャックは、“赤色のチップ”を取り出した。

全員がそのチップを見つめた。
ジャックもそうだった。

ク「貴様ァァァァァァァ!罠にはめたなァァァァァァ!」

ジ「違う!!俺は····俺は···そんな事しない!!また、黒崎の野郎のせいだ!!
俺はあんたの言う通りにやったハズだ·····!」

ジャックは、後ろに下がりながら、涙ながらに、そう言った。

「俺がそんな、大量のチップをお前に気付かれずに交換することができると思うか?」

ジ「!!」

「言う通りにやった?お前ら繋がっていたと言う事だな?刑事と繋がりが持てるのは、殺人犯の仲間、一般人、だが一般人はこの男だと皆が確認した紛れもない事実だ」

ク「あぁ·······あぁ··、あ···あァァァァァァァァァァァァァァァァ!」

ク(終わりだ!全部!負けてしまえば、何もかも失う!終わりだ!負けたんだ·····)

骸はポケットから、カードを取り出し、表に向けた。
カードにはKillerのマーク

「お前の負けだ·······クレメン」






To be continud




























































 
 

 
後書き
······10000文字って、どうりで長かった訳だ·········

最後らへん雑になってると思います。 
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