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ハイスクールD×D 新訳 更新停止

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第3章
月光校庭のエクスカリバー
  第78話 世話が焼けるぜ!

 
前書き
19巻見て改めて思ったけど、ハイスクールD×Dって……チートキャラ多っ!!
特にストラーダのじいさんなんか本当に人間なのかって疑いましたよ。  

 
「なんと言う事だ!?聖と魔の融合など、理論上…」
チャキ。
「ひっ!?」
「バルパー・ガリレイ!覚悟を決めてもらおう!」
「こ、こんなはずでは!?」
バルパーは聖魔剣の誕生、デュランダル使いの登場、そして、フリードとエクスカリバーの敗北と言う衝撃に一辺に襲われ、そして、今まさに絶体絶命と言う状況で完全に慌てふためいていた。
フリードはもちろん、あの様子ならバルパーも確実に脱落だな。
ベルの方はいまだに瓦礫から出てくる気配は無い。
なら、今はカリスの方だ。
死人達も大分、数が減り、残り僅かとなっており、数が減ったそばから増加させるカリスも増加する様子は見受けられない。
在庫切れ?出し惜しみ?いずれにせよ、今の内にカリスをなんとかすれば、あの動く死人達は封じられる。
当のカリスは相も変わらず余裕そうな態度を取っていた。
そう思いながら、バルパーと決着を着けようとしている木場の方を見た瞬間…。
「ッ!?木場!上だ!!」
「え…ッ!?」
木場は慌ててその場から飛び退く。
ドゴォォォォン!
刹那、巨大な何かがその場に叩き付けられた!
『……………』
現れたのはケルベロスにも匹敵する巨体を持った大男だった。
右手には強大な得物を持っており、今さっきまで木場がいた場所に叩き付けられていた。
「な、何だよありゃ!?」
「俺が知るか!」
だが、俺はこのバケモノをここに呼んだ者を直感的に察し、その者を睨む。
「フフフ、ご推察の通り、彼は私が呼びました」
睨み付けた男、カリスは眼鏡を押し上げながら、律儀に答えた。
「……こいつもテメェの言う動く死人か?」
「ええ。正確には改良に改良を加えて強化した素体で、現時点での私の最高傑作です。あ、ちなみに、あの聖剣使いの方は彼が倒してしまいましたよ」
「なっ!?アルさんが!?」
カリスの告げた事実にゼノヴィアが絶句する。
あの人が殺られたのか!?
「まあ、正確には、負けを察した彼が爆発による自害したのですがね。おかげさまで、遺体は形も残りませんでしたよ」
どちらにしろ、この巨人がアルミヤさんを倒した事に変わりはない!
巨人はバルパーを庇う様に佇む。
「バルパーさん、同じ研究者と言う立場のよしみです。彼の後ろにいてください」
「ハハッ!感謝するぞカリス!」
バルパーは嬉々としながら巨人の後方に下がる。
「クッ!」
木場がバルパーを追おうとするが、すぐさま巨人が立ち塞がる。
「チッ!」
「明日夏!?」
俺は援護に向かおうとその場から駆け出す。
見れば、ゼノヴィアもデュランダルを掲げながら駆け出していた。
『グォアアァァァァアアァッ!!!!!!』
『ッ!?』
木場の下に向かおうとしていた俺とゼノヴィアのそれぞれの前に木場と対峙している巨人と同種の物が咆哮を上げながら出現した。
チッ、三体もいるのかよ!
巨人が得物を振り回してくる。
「……っ…!…」
なんとか避けるが、風圧だけで身を抉られそうだった。
木場とゼノヴィアの方を見るが、二人も苦戦していた。
見た感じこいつは、巨体の割に身軽で素早い上に今までの死人達と違って、ただ闇雲に暴れてる割に反応速度や動きが鋭い!
木場の俊足を活かした剣戟もゼノヴィアの破壊力満天の一振りも全く当たる気配が無かった。
あの人を殺るだけはあると言う事か!
「クソッ!」
『ゴアァァァアアッ!!!!』
ヒュッ!ドスッ!
『グオォォォッ!?!?』
「ッ!」
得物を振り降ろそうとしていた巨人の目に千秋の矢が命中し、巨人が苦悶の咆哮を挙上げた!
ナイスだ千秋!
「ハァァァッ!!」
俺は空かさず、刀(ブレード)で巨人の首目掛けて振り払う。
ガキィン!
「ッ!?」
だが、雷刃(ライトニングスラッシュ)の刃が容易に弾かれた。
「しまっ…」
ガシッ!
「ッ!?」
ギリギリギリ。
「ぐあぁぁぁっ!?!?」
刃が弾かれた事で体勢を崩した俺の右腕を掴まれ、強靭な力で握り締められ、俺は激しい激痛に苦悶の声を出し、刀(ブレード)を離してしまう。
「明日夏!?」
「明日夏君!?」
イッセーと木場が俺の所まで来ようとするが、いつの間にか増えていた死人達にイッセーが、木場は対峙していた巨人に妨害される。
千秋も弓で援護しようとするが、 俺が射線上にいるせいで、思うように射ぬけないでいた。
「フフ、さて、首を折って、止めを差しますか」
カリスがそう言うなり、巨人は得物を地面に突き刺し、俺の首を指でつまもうとする。
「……………。……ッ!舐めるなッ!!」
ジュゥゥッ!
『ッ!?』
俺が叫ぶと同時に俺の右腕を掴んでいた巨人の巨腕から肉が焼け焦げる音が鳴り、巨人が俺の右腕を離した。
一体何が起きたのかと言うと、原因は俺の右腕から立ち上る緋色のオーラだ。
幻龍の緋衣(アグレッシブネス・スカーレット)、俺の神器(セイクリッド・ギア)によって産み出された攻撃性のオーラだ。
雷刃(ライトニングスラッシュ)を弾いたこいつの皮膚にも、こいつなら十分効果があったようだ。
……後でドレイクに高い使用料を取られるかと思うと憂鬱だが、今はなりふり構っていられない!
俺は落とした雷刃(ライトニングスラッシュ)を手に取る。
「ウォォォォッ!!!!」
ドシュッ!
そのまま跳び上がり、巨人の矢の刺さっていない方の目を脳ごと貫いた!
皮膚は頑丈だったが、目は普通の人間同様柔らかい部位なのは先程の千秋の矢で確認できていたからな!
「オラァッ!!」
ズバァッ!
そのまま刀(ブレード)の柄を両手で掴み、脳を半分程引き裂いてやった。
「……はぁ…はぁ…はぁ…」
ドサァッ!
巨人はそのまま倒れ伏した。
クソ、不意打ちに不意打ちを重ねてようやく一体か…。
だが、木場やゼノヴィアと連携すればなんとかなるはずだ!
そう思い、立ち上がった瞬間…。
「明日夏ァァァッ!!!!」
イッセーが喉が張り裂けるんじゃないかってくらいの大声で俺の事を呼んでいた。
一体どうしたって…。
ドゴァッ!
え?
刹那、体を衝撃が襲い、目の前が真っ暗になった。


「クソッ!明日夏ぁっ!?」
明日夏の名を叫ぶけど、明日夏は微動だにしなかった!
クソ、何でこんな事に!?
明日夏の身に何が起きたのかと言うと、明日夏が木場とゼノヴィアの所に駆け出そうとした直後、明日夏に倒されたと思ったあの大男が凄い勢いで起き上がって、地面に突き刺していた武器で明日夏を吹っ飛ばしたのだ。
「まだ息があるようですね。なかなか頑丈です」
どうやら明日夏はさっき一撃で意識を失っただけの様だ。
大男の方を見ると、明日夏に付けられた切り傷が無くなってやがった!?
千秋の矢でできた傷も無くなっていた。
「フフフ、驚きましたか?彼らには強靭な力や強硬な肉体の他にベルさん並の再生能力が備わっているのですよ」
「そんなのありかよ!?」
カリスが告げた事に驚愕してしまう!?
あいつ並って、バケモノみたいな奴なのに、その上に事実上の不死身って、明日夏が不意を突いてやっとダメージを与えられる様な奴なんだぞ!
ケルベロスを消し飛ばした力の譲渡をした状態の朱乃さんの雷撃や部長の魔力の一撃ならなんとかなるかもしれないが…。
でも、そんな事してたらコカビエルと戦う時までには譲渡できるだけの体力がなくなっちまう!
てか、今は明日夏をなんとかしねえと!
気絶している明日夏の下に大男が近付いていた!?
「確実に息の根を止めませんとね」
ヤバい!
なんとか助けに行こうとするが、木場とゼノヴィアは他の大男の相手で手一杯だし、俺達は死体達が邪魔で明日夏の下に行けなかった。
『…………』
「…………」
大男が先程の様に明日夏を右腕を掴んで持ち上げ、指を首の下に向かわせる。
「明日夏ァァァッ!!!!」
指が首を摘まんだ瞬間、俺は思わず大声で明日夏の名を叫ぶ!
ドシュゥッ!
『ッ!?』
刹那、明日夏の胸から緋色のオーラが伸び、大男の首を消し飛ばしてしまった!?
その事に俺達はもちろん、カリスも驚愕の表情を浮かべていた。
ドスゥゥゥン!
首を消し飛ばされた大男は明日夏の右腕を離して、そのまま仰向けに倒れた。
「よっと」
現状の光景を作り出した明日夏は何事も無かったかの様に着地していた。
「驚きましたね、まさか彼の一撃をもらっているにも関わらず、平然としているとわ…」
カリスは心底驚いた、そして嬉々とした表情をしていた。
何はともあれ、明日夏が無事でよかった。
『いや、違うな相棒』
(え?違うってどういう事だよ?)
ドライグの言葉に疑問を抱いてると、明日夏が口を開き始めた。
「やれやれ、世話の焼ける宿主様だ」
「?」
「明日夏兄?」
「明日夏君?」
明日夏が口にした言葉にカリス、千秋、木場が怪訝そうな表情をしていた。
まさか!
『そのまさかだ相棒』
今の明日夏の言葉と言葉を口にした時のらしくない口調でドライグの言っていた事を理解した。
「お前、ドレイクか!」
「正解だぜ、イッセー♪」
銃を模した形にした手で俺を指差ししながら明日夏…いや、ドレイクが答えた。
「イッセー、どう言う事なの?」
部長が訝しげになりながら聞いてきた。
「ドレイクって言うのは、明日夏の神器(セイクリッド・ギア)に宿っているドラゴンの名前です。そして、俺の中のドラゴンが言うには、ドレイクは宿主の体に乗り移る事ができるみたいなんです」
「つまり、今の明日夏は明日夏ではなく、そのドラゴンなのね?」
「はい」
「……宿っているドラゴンが宿主に乗り移るなんて事、神器(セイクリッド・ギア)だろうとできるのものなのかしら…?…」
部長がさらに訝しげな表情になっていた。
「なかなか面白い現象ですね。宿っているドラゴンが宿主に乗り移るなんて」
「アザゼルから聞いても特に興味は湧かなかったが、実際に見てみるとなかなか興味深い物だな」
この現象を見て、カリスとコカビエルが興味深そうにしていた。
「ドレイク!お前、明日夏兄の体を!!」
千秋が怒りに顔を歪ませながら叫ぶ。
「おいおい、兄貴を助けてやった恩人…いや恩龍に対する態度としてどうなんだそれ?」
千秋の態度にドレイクは飄々としながら対応していた。
明日夏に聞いた話じゃ、初めて神器(セイクリッド・ギア)を発現した瞬間、自分の体を乗っ取られそうになったみたいで、その時は冬夜さんがなんとかしたらしい。
おそらく、千秋もその場に居合わせていて、今の状況をその時の状況と重ねたんだろう。
「安心しろ。今明日夏(こいつ)に死なれて、別の宿主の所に行くのは困るからな。それに、もう明日夏(こいつ)の体を奪うなんて事はしねえよ。する必要がねえからな」
今言った通り、ドレイクには今後、明日夏の体を奪う気は無いと初めて会った時に言っていた。
千秋はドレイクの言葉が信じられないと言う顔をしながらも、明日夏が危なかったのも事実だったので、複雑そうな心境の様子だった。
「にしても、どいつもこいつもこんな奴に苦戦しやがって。コカビエル倒す気あんのか?」
そう言うドレイクの視線の先には、消し飛ばされたはずの首がもとに戻っていた大男がいた!?
あの状態からでも再生するのかよ!?
もうフェニックスと何ら代わりねえじゃねえか!
『グォアァァァァアア!!!!!!』
大男が咆哮を上げながら武器を振り下ろした!
ドゴォォン!
激しい轟音が鳴り響き、土煙が巻き起こった。
「おせぇ」
だが、土煙が晴れると、そこにはドレイクはいず、上空から声が聞こえ、上を見ると、背中から緋色のオーラが翼の形をして放出させているドレイクがいた。
『グガァァァァアア!!!!!!』
大男が物凄い跳躍力でドレイクの所まで跳びやがった!?
そのまま、自身が持っている武器で攻撃しようとしていた。
「よっ!」
ズバァッ!
『ッ!?』
だが、ドレイクは特に慌てるでもなく、実を翻し、オーラで作った翼で大男の武器を持つ腕を肘から上を両断してしまった!?
「ほいっと!」
ズバッ!ズバァッ!
そのまま、続けさまにもう片方の腕と胴体を頭から股まで両断してしまった。
ドスゥゥゥン!
「よっと」
大男はそのまま地面に墜落し、ドレイクは翼を消しながら緩やかに着地した。
「いくら切り刻もうと、彼は倒れませんよ」
カリスがそう言った瞬間、真っ二つにされた胴体が元通りになり、斬られた腕が灰になるなり、新たな腕が煙を上げながら再生された。
『…………ッ…!!…』
大男の双眸が離れている俺達すら震える程の威圧感を発しながらドレイクを睨む。
「ふーん」
ドレイクは何事も無い、と言うか、対して気にせず、呑気そうに大男に吹っ飛ばされた際に落とした明日夏の刀を手に取った。
『グォアァァァァアア!!!!!!』
ドレイクの不敵な態度に怒ったのか、はたまた、ただ叫んだだけなのか、咆哮を上げながら落とした武器を拾い上げながら、ドレイクに襲い掛かる。
「しゃらくせえ!」
ドレイクは慌てることなく、刀を背中にある鞘に納め、大胆不敵に佇む。
「え~と、確か…そうそう…Voltekker!」
そして、大男の凶刃が迫るなか、明日夏がやっていた様に雷を纏い出し 、大男の一撃を紙一重でかわす。
「へッ!」
「ッ!」
かわした直後、ドレイクの体を緋色のオーラが包み込み、そして、徐々に纏っていた雷が青白い色から緋色に変わり始めていた!?
「オラァ!」
さらに緋色の雷はドレイクの両手に集まりだし、ドレイクはそのまま両手を大男に押し付けた!
バヂィィィイイッ!
『ウガァァァアアッ!?!?!?』
刹那、大男を膨大な緋色の雷が襲い、大男は苦悶の咆哮を上げながら動けなくなっていた!
「ハッ!死体だろうと動く以上、神経なんかがちゃんと通ってるみたいだな。ちゃんと感電による痺れが出てるぜ!」
なんだよありゃ!?
今まで明日夏はあんな風に雷で攻撃した事なんて無かったぞ!
「っ!?纏っていた雷を自身のオーラと混ぜ合わせて操ったのですか!」
「正解。明日夏(こいつ)の持つ幻龍の緋衣(アグレッシブネス・スカーレット)の真骨頂は俺のオーラを自在に操る事。んでもって、俺のオーラは使い勝手が良くてな。身に纏ったり、攻撃及び形を持たせて放出する他に今みたいに他の物と混ぜ合わせる事でオーラ同様に自在に操れるんだぜ。もちろん、悪魔の魔力や天使・堕天使の光も同様にな。後、こんな事も…」
そう言い、刀を抜き、構えると、刀身が徐々に緋色が浮き出てきた!
「そらァ!」
ズババババッ!
「こんな風に金属物質とも混ぜ合わせる事で切れ味なんかを上げる事もできるんだぜ♪」
そして、意図も容易く、大男を切り刻んでしまった。
「ま、この状態からでも再生できそうだからな…ダメ押しっと!」
直後、左手からオーラが放出され、切り刻まれた大男を包み込んで、大きなオーラの球体ができあがった。
球体は徐々に小さくなっていき、最終的にソフトボール大くらいの大きさになり、ドレイクの左手の上でゆらゆらと浮いていた。
「フッ!」
バシュウ!
ドレイクはオーラの球体を握りしめ、オーラは霧散してしまった。
「で、どうだ?まさか、塵も残ってない状態から再生するなんて事はねえだろ?」
「さすがに無の状態からの再生なんて無理ですよ。そもそも、再生にしたって、回数が制限されてる状態ですからね」
ドレイクの問いにカリスは嘆息しながら答える。
「……スゲェ…明日夏達が苦戦してたあの大男を…あんなにあっさりと…」
「ブイ♪」
唖然してる俺に向けて、ドレイクはVサインを送ってきた。
それにしても、ドレイクの言動や行動が明日夏なら絶対にやらない事で、それを明日夏の体でやってるせいで違和感ありまくりだ…。
「さてと、残りの二体もちょちょいっとやるか…って、あり?」
なんだ、急にドレイクがふらつきだしたぞ?
「あ~やっべ。もう限界かよ…」
そう言って、膝を着いてしまった!?
「どうやら、予想通り、限界が来たみたいですね」
「どう言う事だよ!?」
「……この緋色のオーラは元々は俺のオーラだからな。この状態になれば、幻龍の緋衣(アグレッシブネス・スカーレット)の力をフルに発揮できるんだが、ちょっと現時点だと難点があってな…」
「難点?」
「簡単な事です。宿主である彼がその神器(セイクリッド・ギア)を現時点では精々数十パーセントしか扱いきれていないと言う事ですよ。その状態で強引に百パーセントフルで扱えば当然、消耗も負担も相当な物になります。ましてや、ベルさんと彼との連戦による疲弊、彼の一撃をまともに食らってのダメージも相当でしょう?」
「まあな。実は骨が何本か逝ってんだよな…おまけにちょっと見ただけで明日夏(こいつ)の扱える領域を把握するとわな…大した観察眼だよお前…」
「それ程でも。それにしても、最高傑作がこうもあっさり殺られてしまうとわ…ですが、もう彼の体は満足に戦える状態ではないでしょう?」
「なーに、この程度の木偶の坊なら、二体くらい速攻で倒すくらいどうって事ねえよ…!」
「二体くらい、ですか。なら、その三倍の数はどうですか?」
カリスがそう言うなり、魔方陣が四つ現れ、それぞれから同種の大男が出てきやがった!?
冗談じゃねえぞ!?
あんなのが後六体もいるってのかよ!?
「……げ…俺が倒したのを加えて合計七体…いや、お前みたいな奴の事だ、まだまだいるかもしれねえな…!…」
「人を他人が嫌がる事をやる事が好きな奴みたいな言い方しないでくださいよ。偏見ですよ」
「……よく言うぜ…」
さっきまで余裕な態度を崩さなかったドレイクの表情に僅かだが焦りが出始めていた。
「さて、聖魔剣の彼とデュランダルの彼女には一体ずつ宛がうとして、残りは全部貴方に宛がいます」
「……笑顔でえげつねえ事を言うんじゃねえよ…」
「フフ…行け」
『グォアァァァァアア!!!!!!』
カリスが命令した瞬間、四体の大男が一斉にドレイクに襲い掛かった!?
「ドレイク!!」
「……チッ…」
ドゴン!ドゴォン!ドゴゴォン!
『ッ!?』
ドレイクが身構えた瞬間、突然の爆発が大男四体全員を襲った!?
その事にこの場にいる全員が驚いていた。
「フッ、どうやら少々面倒なタイミングで遅刻してしまった様だ」
爆煙が止むと、ドレイクと大男の間に男が不敵に佇んでいた。
「っ!アルさん!?」
その人物の名をゼノヴィアが叫んでいた。
そう、先程死んだと聞かされた人物、アルミヤさんがそこにいた! 
 

 
後書き
実は生きていた(結構な人が予想できていたでしょうが)アルミヤさん。
次回は彼が暴れます。  
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