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エルジアの軌跡 ~国家立て直し~

作者:天霧
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序章
  エルジアの危機

2005年
5月
今自分たちが住んでいる世界とは違う、しかし地球と同じような構図で、同じような大陸、同じような人種が住んで、同じように国を作る。そんな並行世界。
そんな世界の一つの大陸で、全土を巻き込む戦争が行われていた。

大陸戦争

2003年より始まったユージア大陸の戦争。
隕石災害による大陸の荒廃、その際に発生した難民は経済的に圧迫していた大陸諸国を更に困らせるものとなった。
そしてそれのほとんどを、当時大陸西部を占める軍事国家エルジア共和国に押し付ける形となった。
元からエルジアVSその他大陸諸国という形で対立し、軍拡してお互いけん制した平和は、先の難民問題で一気に悪化し、遂に戦争となった。
戦争は終始エルジア郵政と思われたが、ある一人のエースによって東側諸国連合「ISAF」が逆転を始める。
しかし、2005年の4月、一転エルジアに対して破竹の進撃をするISAF軍の攻勢が鈍る。同時にエルジアは軍部主導からいきなり非常全権大統領により停戦などが始まる。

そして13年、やっと情報の一部が開示された。
皆がISAFの空のエースにして「黄色中隊」を全滅させたメビウスに仲間たちは飛びついた。
しかし私は別の文章に目がいった。
憲法に制定される任期の為、昨年まで首相で今年また大統領に復帰した人物。
いや、一応経歴などはあるが、調べるうちに段々と分からない事が多くなった。
人材を上手く活用する名宰相と言われれば、歴代随一の腰抜けとも言われ。
粛清の王、軍部の敵と言われながら、一方で心酔する人間も多く
側近は基本10年間変わらず、信頼する人物に重きを置く人物・・・
名前もとある筋では「ヤグモ」と呼ばれ、ノースポイント、東側の地域に多い黒髪。

私は彼に関わる人物から調べることにしようとした。
しかし、その願いはしばらく叶わなかった。なぜか?

2018年
4月12日
エルジアは突如、サンサルバシオンに侵攻を開始した。
第二次大陸戦争が始まった瞬間であった。 
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