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ハイスクールDxD  ~最強の兵士~

作者:みやとし
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旧校舎のディアボロス
一章
  第一話  異世界に来ました!

 
前書き
なんとなくで同時進行中の前作と同じ主人公で書いてみました 

 
「松田、元浜お前らなんのためにこの学園に入った?」
「ふふふふ…そんなことは決まっている」
「この駒王(くおう)学園は最近まで女子高であった。だがしか~し!ここ数年で共学化した。そのため美人も多く我々男子生徒は逆に少ないだから入れ食い状態のハーレム状態リア充生活の真っ最中のはずが……」
「「「いまだ彼女ゼロか……」」」

俺たち三人は同時にため息をつくと松田と元浜が凄い形相でこちらを振り向いた。

「光瀬!お前に俺らの気持ちが分かってたまるか!」
「あれを見てみろ!」

そこには数人の女子生徒の二人組グループが居た。するとこちらの目線に気ずき話しかけてきた。

「ちょっとそこの変態二人組!光瀬くんから手を放して近寄るんじゃないわよ!」
「そうよ!光瀬くんにあんたらの菌が移ったらどうすんのよ!」
「「なんだと~‼」」

女子生徒たちと元浜たちがケンカになりそうだったためその仲裁にはいると女子生徒たちは「は~い」と何故か嬉しそうな顔をしながら去って行き元浜たちは「なぜだ~!」と血涙を流す勢いで泣いていた。

ここで俺の説明をしておこう。俺の名は光瀬悟志(こうせさとし)人間ではない一応神様と呼ばれる存在である。昔は人間だったのだが個人的事情により人間の姿をしながら神になった。一応容姿の話もすれば見た目はいたって日本人髪は短め顔は普通身に着けているものはiPhoneに紅くて大きな宝石のついたネックレスぐらいである。
まあその話は追々するとして、そして俺は様々な異世界を周り旅をした。そしてニ年前この世界に来た。その一年間はこの世界を知るために使った。そして様々なことを知ることが出来た。まずこの世界は裏で三大勢力悪魔、天使、堕天使が昔争いあい現在は休戦状態であること、そしてこの町駒王町を領土とする悪魔の貴族グレモリー家。俺は翌年そのグレモリー家の長女リアス・グレモリーが在籍する駒王学園に入学した。
因みにどうやって戸籍や自宅を手に入れたかというと催眠術やいろいろ……まあそんな感じである。

俺の話はここまでにするとして話を戻すとしよう。あの後松田と元山が剣道部の着替えを覗きそれが見つかり追いかけられた。なぜか近くにいたはずの俺は咎められなかった。まあ何も見ていないのだから当然だ。そして俺らは旧校舎と呼ばれる校舎の物陰まで逃げてきた。

「ちくしょう!なんで俺らとこいつはこんなにも落差があるんだ!こいつも根っこは変態なのに‼」
「松田、それ以上は言うな虚しくなるだけだ」

この二人が馬鹿な話をしていると俺はふと上を見上げた。するとそこには気品がありまさしく優雅いいやその様な言葉では表しきれそうにない女性が窓からこちらを見ていた。彼女の特徴は大きくふくよかな胸そして紅いストロベリーブロンドよりも紅の髪、俺は一瞬彼女に見とれた。
俺が上を見上げると元浜たちもそれにつられて上を見上げた。

「旧校舎に人って居たんだな」
「あの人って……」
「リアス・グレモリー。上から99・58・90。三年オカルト研究部部長出身は北欧と噂だ」
「へ~…」
(彼女がグレモリー家長女魔王の妹リアス・グレモリー)

              ◇ーーーーーーーーーーーーー◇

俺は放課後になり元浜たちと別れたあと歩道橋で考え事をしていた。

「さてリアス・グレモリーを目視で確認できたはいいが一体どうやってコンタクトをとるかだな。あちらは俺のことを監視しているのは言うまでもないのだが………」

俺が今後の対策を考えていると、

「あ、あの駒王学園の光瀬悟志くんですよね?」

黒髪の見覚えのない制服を着た美少女が俺に話しかけてきた。

「そうですが俺に何か?」
「あの!光瀬くんって今彼女って居ます?」
「いませんが」
「あの、私と付き合ってくれませんか?」
「はい?」

今この娘何って言った?

「以前からここを通るのを見かけてて……それで、その光瀬くんのこと……好きです!付き合って下さい!」

な、なんだとおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

そのあと俺はこの少女、天野夕麻(あまのゆうま)ちゃんと付き合うことにした。そして夕麻ちゃんが次の日曜にデートに行きたいという申し出てきたので俺はそれを了承した。

そのあと自宅に戻り俺は「ただいま~」と普通に挨拶をしながら家の中に入った。すると中から「おかえりにゃ~」という声が聞こえた。もちろん俺には親はいないが一人だけ俺以外の住人が居る。

「おう、黒歌(くろか)帰ってたのか」
「もちろんにゃ私は主様の飼い猫だからにゃ」

この猫耳や猫の尻尾が生えている彼女は黒歌、俺がこの世界に来てから初めてできた家族だ。何でも昔とある悪魔の眷属だったらしいがその主があまりにも非道な奴だっため殺してしまったらしい。そして悪魔たちから指名手配され行き場がなくなった彼女を俺が助け家族にした。何故か彼女は自分のことを俺の飼い猫やらペットだと言い俺のことを主だと言う。もちろん俺の趣味ではない!

「黒歌何度も言っているが俺はお前の飼い主ではないしお前も俺のペットではない」
「別に良いじゃにゃいか。そんなのどうでも……」

黒歌が俺の胸に顔を埋めるとクンクンと匂いを嗅いだ。

「主様さっきまで人間ではない女と会っていたかにゃ?匂いが薄っすらついているにゃ」
「ん?ああ、確かに会っていたぞあの娘天野夕麻は多分堕天使じゃないかな?付き合ってくれと言われたから取り敢えず付き合うことにした」
「にゃ、にゃんですととととととおおおおおおおおおお!」

黒歌は俺があの堕天使と付き合う宣言をしたらなんか無茶苦茶驚いていた。というか正直五月蠅い。

「五月蠅いじゃないにゃ!あれかにゃ、それじゃあ私は主様に捨てられるのかにゃ?!そんなの嫌にゃあああああ!」
「勝手に人の心を読むな!そんで別に捨てやしないから泣くな抱き着くな!」
「ほんとかにゃ?」
「本当だ」
「だったらキスしてほしいにゃ」

そう言いながら黒歌は目を閉じ唇を突き出してきたので仕方なくキスをすると何故かディープキスになってしまった。

「--っぷは~ごちそうさまにゃん」
「て、お前普通にキスするならまだしもなんで舌入れてくんだよ!」
「まあまあ良いではないか主様。ところで何で堕天使なんぞと主様が付き合うことになったのかにゃ?」
「その問いには私が答えましょう」

突然どこからともなく第三者の声が聞こえた。勿論この家には俺と黒歌以外の生物はいない。そう生物でないものがこの家で俺の家族として暮らしているのである。こんな前振りしといてなんだが別に幽霊とかそんな者の類がいるわけではない何故ならその声の主は今俺の首にぶら下がっているのだから。

「そうかだったら頼めるかイグニ」
「了解しましたマスター」

このネックレスの名前はイグニール正式名称゛人工自立型戦闘補助戦石”製造NO50092イグニール通称イグニ今は真面目に話しているが基本的にはオチャラケている。
こいつは俺のことをマスターと呼び慕ってくれている。もちろん俺にはそんな趣味嗜好はないがこいつの場合は仕方のないことだと思っている。まあこいつとは俺が人間の時からの付き合いで当時は別の正式なマスターが居たがその話はまたいつかすることにしよう。
そして俺らは玄関からリビングへと場所を変えた。

「ではまず現状の整理からいたしましょう。まあ簡潔に言うとリアス・グレモリーからのアプローチが欲しいから別の女で気を引こうという状況ですね」
「おいこら駄石その説明じゃあ全然説明になってないからな、きちんと読者の皆さんにも分かる説明をしなさい」

俺はそう言いながらイグニをある程度の力で握りしめると「分かりましたから握りしめないでください!」と少しは反省したようなので手を放してやった。あと一つ俺は草食系でもチキンでもなななああああぁぁぁぁぁい!

「こほん、それでは改めて現状説明です。今日の昼頃に本人リアス・グレモリーを目視で確認。いままでもあちらの眷属と思われる方たちがマスターを監視それは本日も変わらず。こちらからのアプローチを考えていたマスターが今日の放課後、下校時に堕天使と思われる女性からいきなりの愛の告白。これは使えると思いマスターは難なくその告白の返答にOKを出した。そして次の日曜にマスターと堕天使天野夕麻さんとのデートの約束を取り付けました。ここからは私とマスターの予測ですがその日の最後に夕麻さんはマスターを殺すでしょう。そのときにきっとあちらが何らかのアクションがあるでしょう」

俺はまあこんなもんだろうと思い頷きながらイグニの話を聞いていたが黒歌は何か疑問や不満があるらしく口を開いた。

「ずるいにゃ」
「「へ?」」
「ずるいにゃずるいにゃずるいにゃ!私だって主様とあんまりデートらしいデートをしたことないのにポットでの堕天使なんかに……」

な、なんか黒歌が無茶苦茶夕麻ちゃんに嫉妬しているようだ。まあ気持ちは分かるがここで「その堕天使殺す!」なんて言われたら計画が破綻しかねないので対策を打つことにした。

「だったら黒歌今度デートにでも行くか」
「ほんとかにゃ?」
「ああ、俺はくだらない嘘は嫌いだ。嘘を言うのも言われるのも」
「やったにゃあああ!」

ふぅ~何とか黒歌が機嫌を直してくれたので良かった。約束のデートはいつにするか後で考えておかなくては

「ところで黒歌さんマスターが殺されることに関しては何とも思わないんですか?」
「ん~……でも主様ってぶっちゃけ死なないにゃいというより死ねにゃい身体にゃよね?だったら大丈夫にゃ!ノープロブレムにゃよ」

そう俺の身体は昔神になったことにより死ねない身体になってしまったのである。だが、

「今回は悪いが黒歌、俺はその日だけは普通の人間に戻ります!」
「にゃ?にゃにににいいいいいいい?!」

まあ黒歌が困惑するのは無理ないが何か先ほどの言い方つい最近の某テレビ番組の生放送で聞いたことがある気がするが気にしないことにした。

「本気かにゃ主様それじゃあ本当に死んじまうにゃ!まさか主様は本気で悪魔に転生するきかにゃ?!」
「ああそのつもりだ。そうしなければ俺の使命が破綻してしまうからな。これが一番の近道であり一番確実な道だ」
「…………………っ~~!分かったにゃでももしリアス・グレモリーが酷い(キング)ならすぐに私に言うにゃすぐに私の仙術で殺しに行くにゃよ」
「ああ分かった、ありがとう。そのときは頼むぜ。それじゃあさっさと飯にして寝ちまうか」
「はいにゃ!」

こうして俺たちは夕食を済ませるとベットにつき眠った。

              ◇ーーーーーーーーーーーーー◇

次の朝夕麻ちゃんと途中まで登校道が一緒だったため一緒に登校すると松田と元浜が居たので夕麻ちゃんを紹介してやりそのまま学校へと向かった。ちなみにあの二人は泣いていた。

その日の放課後、親友の匙元士郎(さじげんしろう)の頼みで生徒会活動の手伝いとお茶酌み係としての業務を果たすことになった。

「悪いな悟志、毎度のことながら」
「だったら匙お前だけでやれよ。まあ基本的に暇だから良いけど」

彼の名前は匙元士郎。俺と同じ駒王学園二年生。駒王学園生徒会書記でありたぶん転生悪魔である。

「すみません光瀬さん。サジ、光瀬さんを見習いなさいなぜ生徒会でもない彼が貴方よりも仕事をこなす量が多いのですか?」
「め、めんぼくないです会長」

この眼鏡をかけている頭のよさそうな人は支取蒼那(しとりそうな)会長。日本人のような顔立ちだがリアス・グレモリーと同じで魔王の妹である。そしてこの名前は偽名であって本名はソーナ・シトリーである。
ちなみに学力は見た目通りかなり優秀である。

「あ、支取会長こんにちは」
「こんにちは光瀬さん。いつもすみません助かります」
「良いんですよ俺基本暇何で。あ、今お茶用意しますね」
「ありがとうございます。お言葉に甘えて頂きます」

俺はお茶を淹れ会長に渡すと匙が少し人を小馬鹿にしたような言い方で一つ尋ねてきた。

「そういえば悟志、お前彼女が出来たって本当かよ?」
「ああ、本当だが?というか何でお前がそのことを知っている?」
「いや~小耳に挟んでな」

その話にふ~んと俺は返すが会長の方からカチャカチャというティーカップが揺れる音がするので会長席に顔を向けてみた。

「そそそ、そうですか、それはおお、おめでとうございます」

かなり動揺してる?!なぜ?俺自身はそんなつもりは一切ないのだが……………まあ会長が俺に少なからず好意を持っていたのは知っていたがまさかここまでとは思っていなかった。
それとなんだか他の生徒会メンバーの皆さんの空気が重くなってきた。だから俺は!

「じゃ、じゃあ俺はそろそろ帰ろうかな~匙あとのことはいろいろと頼んだぞ」
「お、おい!悟志この空気をどうしろっていうんだよ~!ちくしょおおおおおお!」

断末魔的な匙の雄たけびが聞こえた気がするが聞かなかったことにしよう。そして帰ることにしよう。こうして俺は今日一日を終えた。 
 

 
後書き
どうだったでしょうか?
取り敢えず今はバトルシーンはなしといつことで
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