| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ロックマンX~朱の戦士~

作者:setuna
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三十話 Bio Laboratory

 
前書き
スパイダスを下したルイン。
次は…。 

 
スパイダスを下したルインはハンターベースに帰還し、治療を受けている。
ホールドガムの影響で関節に異常が起きているらしい。
ゼロはスパイダスのDNAデータをラーニング能力で解析するとZセイバーで電撃系の技が使用出来るようになった。
因みにディザイアは医務室で寝ている。
ゼロは破棄されたはずのバイオラボラトリーの調査に来ていた。

ゼロ「破棄されたはずのラボが動いているということはレプリフォースが関係しているのか?」

Zセイバーを抜き放ち、メカニロイドを切り捨てるゼロ。
バスターは3度目の大戦で壊れたためにZセイバーで戦っている。
これまでのゼロはずっとZセイバーのみを主武装にして今日までの任務をこなしてきた。
カウンターハンター事件でサーゲスの手によって復活したと同時に得たゼロの新たな主武装のZセイバー。
元々天才肌のゼロはそれをあっさりと使いこなしてはいたが、バスターが使用できなくなってからは益々その技量に磨きが掛かっている。
遠距離武装を持たないハンデをまるで感じさせないのだ。

ゼロ「フッ…どうやらこの先には余程俺達イレギュラーハンターを近付けたくない何かがあるようだな」

Zセイバーを握り締め、ゼロは微笑を浮かべる。
彼はセイバーで迫り来る敵達を切り伏せながら、凄まじい速度でその螺旋階段を駆け上がっていく。
途中のメカニロイドは切り捨てながら前進を続ける。
そして頂上には転送装置があった。
それを使い、施設の別の場所に向かう。






































施設の奥へと進んでいくと小型のメカニロイドが向かって来るがゼロはセイバーを振るい、破壊していく。
しかしゼロはあまりにもあっさりしすぎているためか違和感を感じていた。
レプリフォースにして統制がとれていない。
まるで子供の遊戯のようなやり方だ。
次に梯を登り、花型のメカニロイドと虫型メカニロイドが襲い掛かる。
花型のメカニロイドはともかく虫型は硬い。
ならばと、ゼロはZセイバーに電撃を纏わせる。

ゼロ「雷神撃!!」

電撃を纏ったZセイバーがメカニロイドを貫いた。
貫かれたメカニロイドは跡形もなく爆散した。
ゼロは施設を駆け登るが、メカニロイドの量に少々辟易し始めた。
そして施設の一番上にまで辿り着き、広い所に出ると、周りにはメカニロイド1匹すらいなかった。

ゼロ「どういうことだ…?」

疑問符を上げながらも先に進もうとすると真下から駆動音がした。

ゼロ「っ!!」

それに気づいたゼロが即座に移動すると、真下からメカニロイドが床を破壊して現れた。

ゼロ「下からか…卑怯な真似を…と、メカニロイドにそんなことは関係ないか」

苦笑すると再びメカニロイドが床から現れる前に移動する。
ある程度かわすとテンポが掴めてきたゼロはタイミングを図る。
そしてメカニロイドが床を突き破る前に上の足場に移動すると同時にメカニロイドが出現。
ゼロはZセイバーを真下に構えた。
この技は過去のイレイズ事件で現れたマサイダーの模造品のDNAデータから入手した技だ。
ドリル状に変化したセイバーを構え、降下しながら下突きを放つ技だが、攻撃範囲は非常に狭く、敵にほぼ密着しないと当たらないためにダメージを受けやすく、下手をすれば自爆技になりやすいが圧倒的な破壊力が魅力的な技だ。

ゼロ「ドリルクラッシュ!!」

真下にいるメカニロイドに目掛けて落下し、ドリル状に変化したZセイバーを喰らわせる。
それはメカニロイドの強固な装甲すらも安々と貫いた。
メカニロイドが爆発するが、巻き込まれる前に離脱した。
どうやら他にはいないようだ。
ゼロは更に奥へと進んだ。




































奥へと進むと再び螺旋階段である。
ゼロはタイヤ型のメカニロイドを破壊しながら螺旋階段を駆け登る。
しかし前方のメカニロイドだけではなく後方からも盾を備えたメカニロイドが襲って来る。

ゼロ「挟み撃ちか…」

ゼロは大きく跳躍すると後方のメカニロイドの背後に移動するとメカニロイドを破壊する。
次に前方のメカニロイドの群れを容赦なく殲滅した。
頂上には最初の螺旋階段のように転送装置があった。
それを使い、別の場所へ移動する。





































ゼロは崩れかけた部屋に移動すると部屋が完全に崩れる前に移動する。
こういう不安定な足場は自分が率いている部隊が部隊なので慣れているのだ。
そして施設の昇降機に乗り込むと花型のメカニロイドが突然出現する。
蔦の部分は硬すぎて破壊できない。
ならば花の部分を破壊する。
障害物に気をつけながら同じ作業を繰り返し、施設の頂上付近まで来ると、天井の扉を開けると、そこにはキノコを模したレプリロイドがいた。
ゼロは即座にデータを検索する。
確かあれは…。
バイオラボラトリー管理用キノコ型レプリロイドのスプリット・マシュラーム。
バイオラボラトリーの破棄と同時に処分されたはずだが…。

マシュラーム「ここまで来れるなんて君強いんだね!!僕強い人と戦うの大好きなんだ!!」

ゼロ「貴様…誰の命令でこんなことをしている?」

マシュラーム「そんなのどうでもいいよ。早く戦おうよ!!それじゃあ、ヒーローごっこしよ!!君が悪者ね!!」

ゼロ「チッ…ガキが相手か……」

子供が苦手なゼロは舌打ちしながらZセイバーを構えた。

マシュラーム「行くよ!!ソウルボディ!!」

マシュラームが複数に分身し、ゼロを囲む。

ゼロ「分身か…」

マシュラーム「そうだよ。僕は分身を生み出す能力をもっているんだ。だけどそれだけじゃないよ。この分身は実体を持って、僕と同じ戦闘力を持ってるのさ」

ゼロ「そうか、それは大した物だ。」

マシュラーム「手加減なしで行くよ!!」

大きく跳躍すると縦横無尽に飛び回る複数のマシュラーム。

ゼロ「舐めるなよガキが!!」

ゼロがマシュラームに迫り、Zセイバーを一閃させる。
一瞬の抜刀術を前にマシュラームは回避する暇さえ無く、真っ二つに斬って捨てられたと思われたが…。
どうやら斬り捨てたのは分身の1体のようだ。
分身の複数のマシュラームが回転しながらの体当たりを喰らわせる。

ゼロ「ぐっ!!」

どうやら実力は見た目によらず、極めて高いようだ。
甘く見るとこちらがやられてしまう。

ゼロ「はあっ!!」

裂帛の気合で振り下ろされた斬撃がまたしても空を切る。

マシュラーム「無駄だよ。僕のソウルボディは君には絶対に見切れない。」

更に分身を増やしながら言うマシュラーム。

ゼロ「くっ…!!」

いきり立ったゼロがZセイバーを振るうが、マシュラームの姿は再び消え失せ、数歩離れた場所にいる。

マシュラーム「行け!!分身達!!」

複数のマシュラームの分身達がゼロに向かっていく。
ゼロはZセイバーを振るい、数体消すが、焼け石に水にしかならない。
マシュラームの分身達はゼロに群がると一斉に殴る蹴るの攻撃を浴びせる。

ゼロ「ぐっ!!」

耐え切れずゼロは吹き飛び、床に叩き付けられた。
ちらりと柄を握る右手を見遣る。

ゼロ「……」

ケイン博士に言われた言葉が頭を過ぎる。






























確かあれは、バスターのICチップが壊れて、ケイン博士に修理を頼んだ時だ。

ケイン『バスターの回路は完全に壊れてしもうとる。こいつを直すにはかなりの時間がかかるのう』

ゼロ『そうか』

元々ゼロ自身分かっていたためにそこまでショックを受けていない。

ケイン『じゃが、アースクラッシュの放つための回路は辛うじて生きちょる。』

ゼロ『本当か?』

ケイン『うむ、しかしのう……こんな状態で撃ったら右手そのものが駄目になるかもしれん。極力使わんでくれい』



































ゼロ「(悪いな、爺…耐えてくれよ、俺の右腕…)」

ゼロは静かに笑い、Zセイバーを素早く左手に持ち変える。
祈りながら、全力を込めて地面を殴りつける。

ゼロ「アーーースクラッシュ!!!!」

一瞬のうちに床には亀裂が走り、砕けた破片がマシュラームの分身達を巻き込んで宙へと舞った。
その直後の衝撃波でマシュラームの分身達は全滅した。

マシュラーム「え!!?」

ゼロ「雷神撃!!」

腕に走る痛みに耐えながら雷神撃を繰り出すゼロ。
咄嗟にかわすが、攻撃が掠り、感電してしまう。
だが即座に立て直し、再び分身を生み出そうとするが出来ない。
先程の攻撃で分身を生み出す機構が破壊されてしまったようだ。

ゼロ「運がいいな。どうやら分身を生み出せなくなったようだな」

厄介な能力がなくなり、勝機を見出だすゼロ。

マシュラーム「まだだよ!!」

大きく跳躍し、自分の姿を模したエネルギー体をゼロに向けて放つ。
それをかわし、縦横無尽に動き回り、エネルギー体を放ち続けるマシュラーム。

ゼロ「チッ…」

マシュラームの跳躍力はゼロを上回る。
そのマシュラームの跳躍力を越すためには…。

ゼロ「悪いなルイン…お前の技を使わせてもらうぜ!!」

大きく跳躍するゼロ。
しかし僅かに届かない。
しかし限界高度まで上がると一気に緊急加速機を吹かした。

ゼロ「空円舞!!」

もう1段階飛び、マシュラームの真上に。

マシュラーム「え!?」

ゼロ「ドリルクラッシュ!!」

マシュラームの脳天に叩きつける。

マシュラーム「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!!」

凄まじい攻撃に絶叫を上げながらマシュラームはその場に倒れ伏した。

マシュラーム「かっ…がはっ!!そ、それは一体…何なの…?」

ゼロ「こいつはイレイズ事件の戦いで判明した能力だ。どうやら俺にはDNAデータを元に能力を強化出来るらしくてな。雷神撃はスパイダスのDNAデータ。ドリルクラッシュは前のイレイズ事件のマサイダーのコピーのDNAデータ。そしてさっきのダブルジャンプはルインのDNAデータを元にした物だ。といってもルインのは極一部しか解析出来なかったがな。だが、いい技をくれたぜルインは」

マシュラーム「そ…そうか、DNAラーニング…ラーニングシステムを応用したって言うパワーアップシステム…極一部のレプリロイドのみに実装され、た…完成し、ていたな…んて…聞いて、な、い…よ…」

マシュラームは機能停止した。
それを見遣りながらゼロは月を見上げながら呟いた。

ゼロ「…このシステムは元々あったものだ……爺達が造った物じゃない…」

ゼロの呟きは誰にも聞こえなかった。
ゼロはマシュラームのDNAデータを解析すると新たな技を習得する。
本来の歴史ならばマシュラームのDNAデータで習得するのが空円舞。
しかしルインによって空円舞を既に習得していたために、習得するのは別の技である。

ゼロ「夢幻!!」

ゼロがダッシュの動作をすると赤い分身が放たれ、弾丸並の速さで突っ込み分身は壁を破壊した。

ゼロ「なるほど、こいつは使えそうな技だ。」

遠距離の攻撃手段を持たないゼロにとっては大変貴重な技である。
速度も悪くないし、威力、貫通力も申し分ない。
これである程度敵に距離を置かれても大丈夫だとゼロはエックスとルインにも渡そうと簡易転送装置でハンターベースへと帰還する。 
 

 
後書き
特殊武器・必殺技入手

ゼロ必殺技

夢幻

空円舞を既に習得していたために代わりに習得した赤い分身を前方に飛ばす技。
性能的にはX5の疾風に近い。
射程距離と威力が高いためにこちらの方が強力。
しかし燃費が悪い部類の技。
ゲームなら確実にエネルギー制で、エックスのソウルボディと同等の消費量。
X5の疾風は威力と射程距離を弱体化させ、燃費をよくした物に設定。
元ネタはX5の敵ゼロのソウルボディ。

エックス特殊武器

ソウルボディ

通常版は原作に準ずる。
チャージ版は原作チャージ版が全く役にたたないためX5の複数の分身を飛ばす性能に準ずる。

ルイン特殊武器(ZXバスター)

ソウルボディ

エックスの通常ソウルボディと同じ性能。
チャージ不可。

ルイン必殺技(ZXセイバー)

無し。

空円舞(ダブルジャンプ)は習得済み、空円斬(ローリングスラッシュ)も習得しているために習得する必要がない。
夢幻は剣技ではないため習得不可。
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧