遊戯王 RO-KYU-BU
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デュエルスタート!
前書き
誤字や何かおかしい所があればご指摘ください。
一応今回はアニメオリジナルのカードも登場します。どうかご了承を。
「今日は早く着いたかな?」
俺がいつも通りに体育館に来ると誰もいなかった。あれ?と思ったがホームルームが遅くなっているのかな?と思いながら体育館で軽く自主トレでもして待とうとバスケットボールを取ろうと体育倉庫に行こうとした。
すると!
「すばるん!すばるん!これに出ようよ!」
全力疾走でやってきた真帆。真帆が持ってきたのは1枚のポスターだった。
『第二回WRGP 参加者募集』という風に書かれていた。
確かデュエルモンスターズのライディングデュエルと言われる競技の世界大会だったはずだ。
確かにデュエルは俺もかなり好きなのだがあまり俺のデッキは大衆の前でのデュエルには向かない。あまり派手さが無く、その上周りの人間からは散々野次られるからだ。
「真帆、デュエル出来るのかい?」
「うん、1ヶ月前からルールの勉強をしたから完璧だよすばるん」
1ヶ月か…………。WRGPにはかなりの実力者が出るだろうから勝てるのかな?
まぁ、少しデュエルをしてみれば真帆の実力も分かるだろうし、それに他の娘達が来るまでの暇潰しとしては良いかな。
「良し!真帆。デュエルだ。俺が君の実力を見定めてやる」
「良いよ!でも、すばるん。私に負けたらすばるんも私達と一緒に参加するんだよ」
「もちろん!その代わりに俺が負けたらだぞ」
「「デュエル」」
真帆・昴 LP 4000
先攻後攻はジャンケンで決めて俺が先攻になりました。
「俺のターン。ドロー。俺はモンスターをセット。カードを1枚伏せてターンエンド」
先ずは手堅くいこう。真帆がどんなデッキを使うかも分からないからな。
さてと、真帆はどんなデッキなんだろう?
「いくよ、すばるん!私のターン、ドロー。私はサイバードラゴンを攻撃表示で特殊召喚!サイバードラゴンは相手の場にモンスターがいて私の場にモンスターがいなければ特殊召喚出来るんだぞ!さらにダークリゾネーターを召喚」
サイバードラゴンとダークリゾネーターって事はシンクロ召喚か!
しかし、俺の予想はハズレた。
「バトルだよ!サイバードラゴンですばるんのセットモンスターに攻撃!」
「俺のセットモンスターはガード・オブ・フレムベル!守備力は2000!攻撃力2100のサイバードラゴンの攻撃には耐えられない。でも、ここでトラップを発動する!ブロークン・ブロッカー!このカードは戦闘により守備力が攻撃力よりも高いモンスターが破壊されたときに発動出来る!デッキから破壊されたモンスターを2体守備表示で特殊召喚出来る!来い!2体ガード・オブ・フレムベル!」
俺の場には2体のガード・オブ・フレムベルが現れたら!
「しまった!先にシンクロ召喚しておけば良かった!よし!私はすばるんにエースモンスターを見せてあげるよ!レベル5のサイバードラゴンにレベル3のダークリゾネーターをチューニング!
来い!私の分身!フィールドに大きな花火を巻き起こせ!シンクロ召喚!レッド・デーモンズ・ドラゴン!」
レッド・デーモンズ・ドラゴンか!
これが真帆のエースモンスター!
先にシンクロ召喚をしてから攻撃をされていたら面倒だったな。
おそらく真帆はサイバードラゴンで俺のセットモンスターを破壊したあと、ダークリゾネーターで俺にダイレクトアタックをしたかったのだろう。
しかし、今回はそれが裏目に出てしまったようだ。
「真帆!俺も自分のエースモンスターを召喚させてもらうぞ!
俺は手札からミスティック・パイパーを召喚。このカードの能力は自身を、リリースすることでカードを1枚ドロー出来る!更にそのカードがレベル1のモンスターカードなら更にもう1枚カードをドロー出来る!
俺が引いたカードはビッグ・ワン・ウォリアー。このカードはレベル1なので俺はカードをもう1枚ドローする!」
よし!これでアイツを出せる!
「俺は手札からレベル1のカードを墓地に送りビッグ・ワン・ウォリアーを特殊召喚する。このカードは手札からレベル1のモンスターを墓地に送ることで特殊召喚が出来るモンスター。そして、俺の場には3体のレベル1のモンスターカードがある!」
「もしかしてエクシーズ召喚!すばるんのエースはエクシーズモンスター!!」
「そうだ!俺は3体のレベル1のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚!現れろ!俺の相棒、小さき力を束ね敵を打ち倒せ!No.54 反骨の闘士 ライオンハート」
「へぇ~。これがすばるんのエースモンスターか。でも、そんな弱ちいモンスターじゃ私のレッド・デーモンズ・ドラゴンには勝てないよ!」
確かに俺のライオンハートのステータスはお世辞にも良いとは言えない。何せ攻撃力も守備力も100だからな。
「なら、真帆に教えてやるぜ。モンスターにはそれぞれの戦うための戦う舞台ってものがあるって言うことをな!俺は手札から装備魔法エクスカリバーを発動!このカードは装備したモンスターの攻撃力を2倍にする装備魔法。まぁ、ドローしたらこのカードは破壊されるんだけどな」
「でも、甘いよすばるん!確かにそのカードは強いけど。今すばるんの場にいるのは攻撃力100のライオンハートだけ。倍にしても200だから私のレッド・デーモン・ドラゴンの攻撃力3000の足元にも及ばないよ!」
「確かにそうだな。俺のライオンハートに装備しても攻撃力はたかが知れてる。まぁ、俺のライオンハートに装備したらの話だがな。真帆!俺は別にライオンハートにエクスカリバーは装備しないぜ」
「えっ?じゃあ、すばるんはどのモンスターに装備させるつもりなの?」
「教えてやるよ真帆!装備魔法は相手モンスターにも装備が可能なんだぜ!俺は装備魔法エクスカリバーをレッド・デーモンズ・ドラゴンに装備する」
レッド・デーモンズ・ドラゴン3000→6000
「私のエースモンスターの攻撃力をあげる?そんな装備魔法の発動に意味があるの?」
「あぁぁ、意味は大有りさ。俺はライオンハートでレッド・デーモンズ・ドラゴンに攻撃!」
「攻撃力100のカードで私の攻撃力が6000になったレッド・デーモンズに攻撃するの!そんなの返り討ちだよ。レッド・デーモンズ・ドラゴンで迎撃するよ」
「確かに俺のライオンハートは返り討ちに合うな。でもな真帆。俺のライオンハートには特殊能力がある。まず1つ目の効果 このカードは戦闘では破壊されない!」
「でも戦闘によるダメージ5900のダメージをすばるんは受けるよ。ライフは4000だからこのバトルですばるんの敗けだぞ!」
「確かにそのダメージを俺が受けたらな。でも、俺はライオンハートのもう1つの効果を使う!このモンスターのバトルで起きる戦闘ダメージをオーバーレイユニットを1つ取り除いて相手プレイヤーが受けるようにする。つまり5900のダメージは真帆に受けてもらうぞ」
「そんな!」
「喰らえリフレクトバスター」
真帆 LP4000→0
「すごいです昴さん!」
「本当に凄いです長谷川さん!」
「見事なプレイングでした。真帆も長谷川さんのデュエルを見習いなさい」
「お~。おにいちゃん。やる~」
どうやら四人も体育館に来ていたようだ。
「なんだもう教室でのデュエル終わったの?」
「うん、まぁ、みんな昴さんとデュエルしたいから早目に切り上げたんだけどね」
「えっ!じゃあ。みんなデュエルが出来るの?」
「はい。全員デュエルは出来ますよ。だから、今回のWRGPに出場したいんですよ!長谷川さんもどうですか?」
5人は俺の方を向いていた。
5人の眼差しは真剣で、そして輝いていた。
この熱意。この眼差し。この挑戦心。
まったく、小学生は最高だぜ
「良いよ俺も出来るだけの力は貸すよ。みんなでWRGPの優勝目指して頑張るぞ!」
「「「「「「おーーーーー!!」」」」」」
後書き
今回は私、真帆が次回予告をするぞ。
私達とWRGPに出場することを決めたすばるん。すばるんはそのためにもデッキの強化をするためにカードショップに向かっていた。
そんな時に変な日本語と英語を使う外国人のオッサンに出会った。
何でもそのオッサンにデュエルで勝てば凄いカードをくれるらしい。
頑張れすばるん!負けるなすばるん!
次回『揺れるペンデュラム!!』
ライディングデュエルアクセラレーション!!
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