| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

SAO-銀ノ月-

作者:蓮夜
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五話

 
前書き
シリカとの出会い。

ヒロインにするかは考え中。 

 
「ハアアアアアッ!」

日本刀《銀ノ月》による斬撃に、運悪く俺の前にPOPしたモンスター、《フォレストウルフ》が砕け散る。

そういや、武器を振る時に、気合いを入れた叫び声を出すのは日本人だけだったらしい。

西洋の戦いは、斬り合っている時も終始無言だそうだ。

「って、んなことはどうでも良いか…」

つい、頭に出てきた豆知識に自分でツッコミを入れる。

ホランドの依頼を受けてから、オレンジギルド《タイタンズハンド》リーダーである、槍使い《ロザリア》が今いるというギルドが、ここ、第35階層サブダンジョン《迷いの森》に来ているらしい、という情報を貰った俺は、その《迷いの森》に来ていた。

多数いる知り合いから大量の情報を貰った…どうやら、意外と、情報屋たちには《タイタンズハンド》は有名なようだ。

その手口とは、ホランドたち《シルバーフラグス》が襲われた時と同じように、目標のギルドに一人のグリーンプレイヤー…担当者はロザリア…が入り込み、あらかた情報を集めて、レアアイテムをゲットしたら傷ついたところを襲撃する。
という感じらしい。

「さて。」

ロザリアが今いるというギルドを見つけ、そいつらの後をつけて〈タイタンズハンド〉が現れたら、一網打尽。

という作戦なのだが…

肝心のロザリアが今いるギルド《ミッシングリンク》が見当たらない。

それもその筈。
ここ、《迷いの森》は文字通りの場所。

数百のエリアに分割され、なんでだか良く知らんが(確か、買った情報によるときちんとしたギミックがあったが、忘れた)自分がどこにいるか分からなくなる。

近くの街で、高価な地図アイテムを買えば迷わないらしいが…あいにく、買っていない。

転移結晶を使っても、近くの森に飛ばされるだけという、えげつないダンジョンだ。

「そんなところから、どう見つけろと?」

自分の作戦の未熟さに自分で呆れる。

と、言っても歩くしか無いわけだ。

「ま、いつかは見つかるだろ。」

−それから数時間後−

「いねぇ!」

もう夜も深まり、視界の悪い森の中にいるのは俺くらいだ。

俺自身のシステム外スキル、《気配探知》は近くのプレイヤーやモンスターたちは分かるが、自分を意識していない遠くのプレイヤーのことは分からない。

それが、普通の《索敵》スキルと違うところだ。

それが今回は仇となった。

しかし、自分には《索敵》スキルは使えない。

無い物ねだりをしても仕方がない。

「ホランドには悪いが、出直すか…。」

昼も夜も無いダンジョンならともかく、視界の悪い夜の森の中で狩りをする馬鹿はいまい。

帰ろう帰ろう。

そう思ったが。

「どうやって帰れば良いんだ…?」

迷った。

その時。

ガキィィィンと、剣の音がした。

それほど大きい音と言うわけではなく、静かな夜の森だからこそ聞こえたのだろう。

「ま、どうせ当てもないしなぁ…」

音がした方向へ歩くことにした。

…脱出方法を教えてもらう為に。

しばらく歩くと、転移門に着いた。

これで脱出出来る…と思うほど、俺は楽観視をしていなかった。

なにしろ、このデスゲームを作り上げた奴は、性格が悪い。

とにかくモノは試しだ。
転移門に入り、転移する時特有のライトエフェクトと共に場所が変わる。

…出口には見えないが。

出口が無かった代わりに、別のモノがあった。

第35階層サブダンジョン《迷いの森》最強のモンスター−《ドランクエイプ》

それも三体だ。

それよりも俺の目に入ったのは、その三体のドランクエイプに回避を考えていない突撃を繰り返す、少女のプレイヤーだった。

レベル自体は、充分に安全マージンをとっているようで、攻撃力の高いドランクエイプの棍棒に直撃しても、思ったよりダメージを受けない。

しかし、無視出来ないHPゲージになっているのに、一番後方にいるドランクエイプに恨みでもあるのか、そいつだけを執拗に狙っては他二体の棍棒に叩かれている。

…生き残る気が、無いのか?

《銀ノ月》を鞘から抜き、いわゆる《突き》の態勢になる。

そこから、高速移動術《縮地》にて少女が狙っている、ドランクエイプの三体目に向けて突撃をした。

少女もまた攻撃をしようとしていたようだが、反応速度の差か、俺の突きの方が速くドランクエイプに迫る。

「刺突術《矢張月》!」

ドランクエイプの顔面に《銀ノ月》を直撃させ、一撃でHPゲージを0にする。

所詮は35階層のモンスター。
依頼によっては、最前線のモンスターを狩ることになる俺にとっては、ただの雑魚だった。

《縮地》で追い抜いた二体のドランクエイプはまだ俺に気づかず、少女に攻撃しようとしていた。

急いで《銀ノ月》を鞘に納め−

−一気に抜き放つ!

「抜刀術《十六夜》!」

銀色の剣閃に、二体のドランクエイプはまとめて切り裂かれる。

へたり込んでいる少女に、俺は我慢が出来ず叫んだ。

「馬鹿野郎!死ぬつもりかお前は!」

−それが《竜使い》プレイヤーネーム《シリカ》との出会いだった。
 
 

 
後書き
…戦闘シーンが特に酷い。

どうやって書けば良いんだ…?
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧