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渦巻く滄海 紅き空 【上】

作者:日月
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序章



―――――むかし 妖狐ありけり
                 その狐 九つの尾あり
                 その尾 一度振らば
                 山崩れ 津波立つ
                 これに因じて人ども
                 忍の輩を集めけり
                 僅か一人の忍の者
                 生死をかけ これを封印せしめるが
                 その者 死にけり
            その忍の者       名を 四代目火影と申す――――



九尾の妖狐襲来。
 数多の犠牲をふせぐために、四代目火影は一人の赤子に九尾を封印した。
 赤子の兄―己の息子に恨まれながら彼はこの世を去る。
 

四代目火影には二人の子供がいた。
 双子の兄妹だったが、【生まれたばかりの赤子】という条件から妹が妖狐の器となった。
 己の代わりに九尾を封印された妹――彼女を守るために双子の兄は決意する。


のちに九尾を封印された赤子は九尾と同一視され、木ノ葉の里民に暴力を振るわれる。
その子が本当は九尾を封じられてなどいなく、ましてや双子の兄だとも気づかずに。

彼は妹の姿に変化し、三代目火影すらも欺いた。
しかし妹が四歳になった時、火影に真相がばれる。






彼は火影に妹を任せると里を抜けた………夢を実現させるために。
 
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