| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

スーパーロボット大戦OG+A

作者:ケイ助
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

天使と二人の髭男

「さぁ、こいW15」
 アクセルは構えながら、ウォーダンの動きを見ていた。かつて、別の世界で勝った相手だが、先ほど転移装置が自分の知っているモノと全く違う以上もしかしたら、目の前にいるWシリーズの性能は上かもしれないと考えていた。だが、負ける気などさらさらない。
「……我は、メイガスの剣なり!!」
 動いたのは、ウォーダンも方だった。アクセルもそれに反応した。ウォーダンは斬艦刀で斬りかかってきた。
「斬艦刀・一文字斬りぃぃい!!一刀両断!!」
「どうした、W15!?踏む込みが足りんぞ!!」
 アクセルはウォーダンの横一線に斬艦刀で、斬りかかってきたが、アクセルはソウルゲインの聳弧角で受け止めた。
「ぐぐ……うおぉぉお!」
 ウォーダンは受け止められると、斬艦刀でアクセルに向かって何度も斬りかかってくるが、アクセルはそれを全て聳弧角で弾いていた。
「ふん、W15……所詮それは、ゼンガー・ゾンボルトのマネに過ぎん……なめるんじゃねぇ、人形風情がぁ!!他人の業で、俺に勝てると思うな!!」
 アクセルはウォーダンからの攻撃を受けて、ソウルゲインは凄まじいスピードで分身をしながらウォーダンに向かった。
「我は……我は……ウォーダン・ユミル!メイガスの剣なりぃぃぃい!!敵対する者は何者だろうと……我が剣に断てぬモノなし!!」
 凄まじいスピードで向かってくるアクセルに対し、ウォーダンは斬艦刀を振り回した。
「借り物の想いで、どこまでやれるか!俺に見せてみろ!!この切っ先、触れれば切れるぞ!!舞朱雀!貴様に見切れるか!?」
 ウォーダンの剣を躱しながら、アクセルはウォーダンの懐に入り高速移動による残像を残しながら、聳弧角で斬り刻みながらウォーダンを空中にあげっていった。
「はぁあ!!」

 ラミアはレモン、W16の二人を相手にしながら、何とか立ち回っていた。
「まさか、W17、貴方が私たちを裏切るとはね……」
 レモンは、まさか自分の最高傑作に裏切られるとは思っていなかったが、どこか嬉しさを感じていた。
「レモン様、私たちはここの世界に来るべきではなかったのです……戦争で成り立っていた世界……それが、私たちの世界……戦争、闘争……否定することによって作られていく世界がある……それがここだったのです……私のような作り物……戦争のために生まれてきた、子供が介入できる場所ではなかったのだ!!」
「W17、貴様我々の創造主に向かって」
W16はラーズアングリフの両腰に装着している5連装ミサイルランチャーガンで攻撃していった。
「ふふ……貴方の芽生えた意思なのね……W17」
 レモンはW17の行動を見ていた。それは自分が求めた最高傑作の証。ただ予想外だったのはその最高傑作が自分たちを裏切ることだった。
「ええ、私は任務を聞いているだけの人形で良かった……でも、甘美な味を知ってしまった……私はもう、元に戻れません……」
 ラミアは創造主に対する裏切りに罪悪感を抱いているのかレモンに対し、申し訳なさそうに言った。まるで人間のように、強い意志で創造主であるレモンに対して見つめていた。
「凄いわ、W17……貴方がそこまで感じ取れるようになったなんて…あなたは私の誇りよ……でもね、これも覚えなさい…絶対に退けない、意地をかけた戦いがあることをね……」
 レモンはラミアに対し親元から旅立つ子を見送る母親の気持ちになった。
「でも、今は引く時ね、リー艦長退却するわ」
 レモンはヴィンデルと一緒にシロガネに退却していった。
「はっ!レモン様」
 リーはそう言うと、ハガネから通信が入ってくることに気づいた。
「テツヤか……」
 リーは煩わしそうにテツヤからの通信を取った。
「まさか……リー、お前なのか!?」
 テツヤは、自分の同期であるリーの裏切りに動揺を隠せなかった。
「ふん、お前たちでは地球を護れん、あのL5戦役の時はたまたま勝ったが、今度の異星人はどうだ!?上は自分の保身しか考えてなく、下は命令系統も理解しない無能ども……また、シンシアみたいな犠牲を出さないためには異星人に勝たなくてはならない……だが、連邦はボロボロじゃないか!!今度の異星人に勝てるのはシャドウミラーだけだ!!だから、私は連邦と決別した!」
「リー……お前……」
 テツヤはリーの変貌ぶりに言葉が出なかった。
「……では、シロガネはこの宙域から脱出する」
 シロガネはこの宙域から脱出した。

「W17……貴様を破壊する」
 W16はW17に向かって、ラーズアングリフの両腰に装着している5連装ミサイルランチャーガン、肩のシールド内に1発格納された多弾頭ミサイル、左背面に装備されたミサイルポッドなどの実弾兵器でアンジュルグに攻撃していた。
「くっ!?流石にアンジュルグでは!!」
 アンジュルグの装甲は特機クラスにしては、薄いため躱しているがそれも限界が近かった。運動性は高いがそれも特機クラスとしては、比較的高いだけで躱しきれない。
「くっ!」
 多数のミサイルがアンジュルグに当たろうとした。
「オメガビーム!」
「オメガ・ブラスター!!」
 二機のグルンガストからの攻撃により、ミサイルは全て撃ち落とした。
「……イルム中尉、ブリット少尉、クスハ中尉……何故私を助けるのでしょうか?……裏切り者ですことよ?」
 ラミアは困惑した様子で、三人の行動を見ていた。自分はスパイとして潜入した。シャドウミラーを裏切ったとは言え、彼らに後ろから討たれても文句は言えない。
「ですが、ラミアさんは俺たちを助けようとしました……それだけで十分です」
 ブリットはラミアの行動だけで十分だと言った。
「ええ、そうです……ラミアさん」
 クスハも頷きながら、ラミアに言った。
「話はあとだ、行くぞ……ラミア、今は何も言わん。だがあとで説明はしてもらおう!アクセル、お前もだ!」
 キョウスケはそう言い、各機にシャドウミラーの機体・エルアインスに対し攻撃を開始した。
「ラミアちゃん、援護は任せて!」
 そういい、エクセレンはラミアが避けられない、ミサイルを撃ち落としながら、
「了解ッス、エクセ姐様!」
 エクセレンの援護を受けた、ラミアはW16に向かってエネルギーの矢を構えた。
「行くぞ!エキドナ!」
 ラミアは、エキドナに向かって矢を放った。
「私は、W16だ!エキドナではない!」
 W16はラーズアングリフの最大の武器、右背部に折り畳まれて装着されている長身のリニアカノンを構え、アンジュルグに向かって発射した。ラーズアングリフとアンジュルグの砲撃と矢はぶつかり、どちらとも粉砕された。
「W17……貴様は戻ってこないのか?」
「ああ、W16……」
「ならば……次会うときは、容赦はしない」 
 そう言うと、ラーズアングリフは撤退していった。

 各機が戦闘に入っていると、いきなりハガネやヒリュウ改に接近する小隊が現れた。その戦闘にいるのは、ソウルゲイン、そしてビルトファルケンが見られた。
「あの時、転移してきた、ソウルゲインか!?」
 真っ先に反応したのは、キョウスケだった。キョウスケはアルトアイゼンで突進していった。
「アサルト1より各機へ、こちらに接近する小隊がある。余裕がある者は小隊に迎え」
 そう言うとハガネから通信が入った
「キョウスケ、ハガネからビルトビルガーを出撃させる」
 カイは各機に言うとビルトビルガーが出撃の準備をしていた。
「一体誰が!?」
 キョウスケはビルトビルガーと言われた機体の方を見た
「俺です!」
 その声はアラドのものだった
「まさか、アラド!?」
「ああ、ラト!俺はゼオラを助ける!」
 アラドは発進前にゼオラが乗っているビルトファルケンを見ていた。アラドはゼオラを絶対に助ける、そう覚悟をしていった。
「なら行け!アラド!……それを助けるのが、大人の役割だろキョウスケ・ナンブ、アラドを任せたぞ、これがな」
 アクセルはかつての仲間で恋人が敵にいるなんていうのは結構多かったため笑いながら、通信を入れた。
「なんか、アクセルさん雰囲気変わったッスか?」
 アクセルの口調がお気楽だったのに自分がいない間に何かが変わったことを察したのかふとアクセルに尋ねてみると
「記憶が失っていた時のことは言うな」
 アクセルは記憶をなくしていた時の記憶はあるらしく、あまりにも自分とかけ離れた性格だったことをわかっているため、あまり思い出したくはなかった。
「あらん、アクセルの記憶が戻っちゃったら、むっつり仲間が増えたかしらん?」
 記憶を取り戻したアクセルの口調がキョウスケやライに似ている感じがしたのかエクセレンはそう感想を言った。
「……アラド、記憶を失っていたとはいえ、昨日シミュレーターに付き合ったんだから、無様な姿は見せるなよ、これがな」
 アクセルは早く忘れたいのかアラドに通信をして話を変えた。
「うう、了解です」
 アラドもそれを察したのか、それとも昨日のシミュレーターでアクセルに一撃もクリーンヒットをしてないことを思い出したのか、項垂れながらアクセルに向かって言った。
「それじゃ、ラトラトも行ってやれ、ビルトファルケンのパイロットはラトラトの知り合いだろ?」
 アクセルはラトゥーニにそう言い、アラドと一緒にゼオラを救うように言った。
「……私の呼び方は変わらないのですね……」
 アクセルが記憶をもとに戻ったと聞いても自分の呼び方は変わらないことに対し苦笑いをしながらアクセルの指示に従ってキョウスケと共に迫りくる小隊の方へ向かった。
「ノリはいいみたいね~」
 エクセレンはそう言いながら敵を落としていった。
 通信が終わるとアクセルは目の前のウォーダンに向かい構えた。
「さぁ、そろそろ終わりにするか!W15!」
 アクセルは目の前のウォーダンに向かって叫んだ。
「いざ、尋常に勝負!」
 ウォーダンも斬艦刀を構えながらそう叫んだ。

「この世界のベーオウルフは俺たちの世界と同じ力を持っているかどうか……確かめる必要があるな」
 アクセル・アルマーは迫りくる、ゲシュペンストMk-Ⅲを見つめながらそう呟いた。
「……ゼオラ、セトメ博士の要望によりお前を連れてきた……その期待答えて見せろ」
 アクセル・アルマーは自分の部下の他にゼオラにそう言い、自分は迫りくるゲシュペンストMk-Ⅲに向かって行った
「ベーオウルフ!!貴様との間には何もないが、あの力がここにあるのか見極めさせてもらおう!そのゲシュペンストと共に!」
 アクセル・アルマーはゲシュペンストMk-Ⅲに対して叫んだ
「また、ベーオウルフ……貴様は何者だ!?」
「ふん、アクセル・アルマー……だが、貴様の知るアクセル・アルマーではない!!」
アクセル・アルマーはそう叫ぶとキョウスケに対し、攻撃していった。
「くっ!?こちらの攻撃が読まれているのか!?アルトと闘い慣れているのか!?」
 自分が繰り出す攻撃を躱し、防ぐソウルゲインに対しキョウスケは次第にジリ貧になっていった。
「どうやら、この世界のキョウスケ・ナンブはあの異形の力はないらしい……しかし、いつあの力が出るかわからん以上ここで、貴様を撃つ!」
 アクセル・アルマーは
「リミッター解除!コード麒麟!」 
 と叫び、アクセル・アルマーはゲシュペンストMk‐Ⅲに麒麟を繰り出し、腕を切断した。
「キョウスケ!?」
 真っ先に反応したのは恋人のエクセレンだった。援護に入ろうにもキョウスケたちまでの距離が遠く、間に合わない
「どうやら、本当に『あちら側』のような力は持たないみたいだが、ここで貴様は終わりだ!」
 アクセル・アルマーがキョウスケに止めを刺そうとした瞬間エネルギーの矢が飛んできた。
「離してくださいませ、アクセル隊長」
 アクセル・アルマーに対しラミアはそう言うと、また矢を構えた。
「ふん、W17か……裏切るのか?人形風情が自分の存在すらも否定して」
 アクセル・アルマーは興味があるのか、ラミアに対し、そう
「はい、殺し合い、壊し合い、奪い合う……それを維持する理論は、恐らく間違っているのです」
アクセル・アルマーに対し、ラミアはそう言った。自分の意思で、誰に教わったわけでもない、自分で見つけ、感じたことを
「甘くなったものだな、人形ごときが」
「その甘美な味を知ってしまった……それだけです、アクセル隊長」
 アクセル・アルマーに対しラミアは向かって行った。
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧