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スーパーロボット大戦OG+A

作者:ケイ助
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集う勇者たち

???
 とある基地ではソウルゲインの修理が急ピッチで行われていた。だがしかしこのソウルゲインは我々の知っているアクセルが乗っているソウルゲインではなかった。
ソウルゲインの修理を『あちら側』のアクセルは見ていると後ろからレモンに話かけられた。
「……アクセル」
「俺は、ベーオウルフの言葉が許せなかった……確かに俺は闘争を日常とする世界を望んだが奴のような異物はそのバランスすら崩壊させる……」
「その世界があのような怪物を産んだのかもね……でもこちらのキョウスケ・ナンブはあなたの知っているベーオウルフではないみたいよ」
「今の所は……だ……」
「アクセル?」
「心配するな、目的は破棄違いたりせん、これがな……だがもし『あちら側』と同じになれば奴は倒す……この俺がな!!」
「あらーずいぶん頼もしいわね……なら面白い情報を教えてあげる」
「面白い情報だと?」
「ええ……『こちら側』の貴方はどうやら、キョウスケ・ナンブと同じ艦に所属しているらしいわ……皮肉よね、『あちら側』では殺し合いをした仲の二人が『こちら側』では仲間って言うのも」
「……何という悪い冗談だ……」
 アクセルは考えていた。あのベーオウルフと自分が同じ艦いることが想像したが、想像することができなかった。やはり、自分とベーオウルフは何処まで行っても相容れない存在だと思った。
 アクセルは立ち上がり、格納庫の方へ向かった
「レモン……動く機体はないのか?」
「アクセルまさか貴方、向かう気?」
「ああ、この世界の俺が気になる……心配はするな、偵察程度だ、これがな」
 そう聞くとレモンは溜息をしながら、やれやれと言う感じでアクセルに言った。
「貴方用にアシュセイヴァーを調整しとくわあと、ソウルゲインの修理も作戦までに間に合わせる……だから今の体で動くのはやめて貰えるかしら?」
「ふん、わかった」
「それじゃあ、今は体を万全にしてなさい。」
 そう言うと、アクセルは格納庫の方を向いた。
「真の敵は己と言うが……面白い俺の前に立ち塞がるのが俺でも俺が倒すまでだ、これがな!」


月マオ社
 リクセント公国襲撃の約一時間前謎の集団に攻撃され、パイロットや機体だけでもヒリュウ改へ逃げ伸びることができた。
「こちらメキボス……制圧は完了したが、ヒュケバインの奪取は失敗」
「こちらアギーハ……ピーターソン基地制圧完了」
「……」
「こちらヴィガジ……ラングレー基地制圧終了」
「これで足場は固まった作戦も次の段階に進めよう……ああ……テスラ研も制圧しておいてね、あとはシュウ・シラカワの居場所も探っておいてね」
 外宇宙からやってきたと思われる彼等は地球圏への侵攻の開始した
「さぁー愚かな種族のおもちゃを取り上げよう」
テスラ研
テスラ研に彼等は侵略していったが謎の食通によって機体やパイロットは無事避難できたがテスラ研は制圧されてしまった。
 だが、機体やパイロット達は逃げられた。次に勝利するため今は逃げるときだった。
 アビアノ基地
「各員に告げる、我々は今からDC残党に占拠されたリクセント公国へ向かう……現在の地球圏の状況を知る者には疑問を抱くかもしれん……だが、来るべき決戦の時に向けて後顧の憂い断たなければならん!!各員の奮戦に期待する…ハガネ発進する」
ATXチーム、イルム、リュウセイ、ライ、カイ、ラトゥーニ、アクセルは次の闘いに向け準備をしていた。目指すはリクセント公国

ヒリュウ改
「ダイテツ中佐、今参謀本部から許可が下りました……ヒリュウ改は只今をもちましてハガネと行動を共にします」
 そうして、レフィーナはこの艦にいる者達に向かって声をかけた
「本艦に所属するオクトパス小隊、月から合流したマオ社スタッフ、テスラ研から脱出したプロジェクトTDメンバー……そしてサイバスターとヴァルシオーネ……皆の気持ちは一緒です……L5戦役の奇跡を……」
「諸君の参加に歓迎すると同時に感謝する……行くぞ」
 目指すはリクセント公国
「ふんー、ヒリュウ改にも色々な種類の機体が乗っているんだな」
 ブリーフィングルームに行く前にアクセルは初めて一緒に闘うオクトパス小隊や、サイバスター、ヴァルシオーネの資料を見ながら、歩いていた。
「君がアクセルか?」
 アクセルは目の前にハガネの艦長のダイテツがいた。ダイテツに対してアクセルは頷いた。
「カイ少佐から噂は聞いている」
「いやー大した噂ではないと思いと思うんだな、これが」
「あとリュウセイから聞いたんだが、高級な酒を多くもっているらしいな……」
「あー……やっぱ持ってきちゃいけなかったですかねー」
「いや別にいいが、全てが終わった後、皆で飲まんか?この艦に隠している、とっておきがあるのだが」
「それは、いい考えなんだな、これが」
 ダイテツがそう言うと、アクセルは極東基地での賭けは勝ったことしかないため大量に隠していた。一人で飲める量ではない、それならば皆で飲もうと思ったアクセルは頷いた。
「では、頼む……すべてが終わったら、皆で飲み明かしたいと思う」
そう言うと、アクセルは頷いた
「了解なんだな、これが」
「では、アクセル……頼むぞ」
「わかったぜ、ダイテツ艦長」
 そういうとアクセルはブリーフィングルームに向かった。
「来たか、アクセル」
 ブリーフィングルームにはアクセル以外そろっていた。
「では、インスペクターの反抗に先立ち、DC残党に占拠されたリクセント公国を解放する……そのためにまず我々の戦力を二つに分けることにした……先行上陸部隊は、俺とオクトパス小隊、イルム、リョウト、リンだ……敵は市街地外周に展開している。そこで先行上陸部隊は敵兵力を引きずり出すことだ。市民の犠牲は出さず作戦を成功させたい……皆も意識してくれ!!」
「了解!」
皆がそう言うと、先行上陸部隊はハガネに乗り、アクセル達はヒリュウ改へ乗り込んだ。
 ヒリュウ改へ乗り込むと、すぐにアクセルらは作戦への準備をしていた。
「しかし、あの隣のヴァルシオーネって機体……何と言うかすげーな、これが」
 ヒリュウ改へ乗っている機体を見ながら、アクセルは見たことのない系統のサイバスターやヴァルシオーネに興味を持ったのか見ているとラミアがやってきた。
「アクセルた……アクセルちょっとよろしいでありんすか?」
 ラミアがアクセルに話をかけてきた。
「お、ラミアちゃん……」
「ラミアちゃん?」
 ラミアはアクセルからちゃん付けされるのに、少し戸惑いながら見つめている。
「あの、前の質問の続きなのですが、もし任務だけに生まれ作られた者から任務をなくしたらのならですなると思っちゃたりしますか?」
「……自分の好きなように進むしかないじゃないか?」
「自分の好きに……?」
「ああ、ラミアちゃんが何に悩んでいるか知らないけどさ、自分が迷っているなら自分の気持ちにしたがった方が楽だと思うのだな、たぶんな」
「悩む……気持ち……」
「まぁ、答えではないかもしれないけどな、これが」
「いえ、とても参考になりやした、ありがとうと思ったりします」
 そう言うとラミアは自分の機体であるアンジュルグに向かった。
「そうか、これが……気持ちと言うものなのかもしれんな……私は、壊れてしまったのか?」
 ラミアはそう呟いて歩いていると後ろから抱き付かれた
「ラーミーアーちゃん……ってやっぱこのサイズ……ガーネット敗れたり、だったのね」
 エクセレンはラミアに抱きつくとついでに胸も触っていた
「あの、エクセ姐様?」
「あ……ごめんねラミアちゃん」
 にやけながらエクセレンはラミアを見つめていた。
「ラミアちゃん……もしかして、アクセルに惚れちゃったのかしらん?」
「惚れるですか?」
「ええ、だってアクセルが独房に入れられた時も何度も足運んだし……今だって作戦前にアクセルに会いに行くなんて、恋よね、これは!!会いたいって思ったことはないかしら?」
「会いたいとですか……確かに、いなかった時は会いたいと思っちゃったりしましたが」
「ふふふ……ラミアちゃん自身が気づいてないかもしれないけど、それが恋よ……ああー戦場で結ばれた二人……ロマンチックねー……それじゃあ、この作戦が終わったら恋する少女の大作戦を開始するわよー」
 そう言うとエクセレンはラミアと一緒に自分の機体へ向かった
「……あの、気持ちが恋か……覚えてこう」
 アンジュルグに乗り込み、ラミアはそう呟いた。


「俺のR‐1も運んでくれたのか……リョウトには感謝しなきゃな……」
 マオ社から運ばれたR1の調子を確かめながら、リュウセイはそう呟いている
「リュウセイ……ちょっといい?」
 リュウセイの所にラトゥーニから通信が入った
「ん?ラトゥーニ……どうかしたのか?」
「ええ、ライディース中尉のことなんだけど……」


 ハガネ
「たまには女の子に激励されてみたいっすねー……そう思いませんか、ラッセル少尉」
タスクは溜息しながらふと愚痴を呟いた。
「いや、自分は……」
 タスクに言われて、ラッセルは困惑していた
「……タスク」
「リョウト君だけなら、いいけど」
 リオとレオナはタスクの言葉にそう呟く
「それじゃあ私が言ってやろうか?」
「いやー、なんか、カチーナ中尉は違うんですよ」
「なんだよ!!私じゃ不満なのか!?私も女の子だぞ!!」
 たまたま通信を聞いていたのかアクセルは通信に割り込んだ
「それじゃあ……コホン、ここは、僭越ながら俺が」
 咳払いしながら、アクセルは声を整えた
「タスクさん、ラッセルさん……頑張ってねえん」
「気持ち悪いっす……アクセルさん」
「……」
 ラッセルに至っては無言になっていた。
「アクセル!!……地獄に落ちろ気持ち悪い!!」
「ひでえ」
「おい、お前ら無駄話は終わりにしろ……先行上陸部隊は全員出現だ」
 
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