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なのは一途のはずがどうしてこうなった?

作者:葛根
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第一章 謀略と方向性

 
前書き
この小説は魔法少女リリカルなのはの二次創作です。
原作とは異なる設定、独自解釈、キャラクターの著しい崩壊などが含まれております。
原作の雰囲気を重視される方はご注意ください。
割りとマジで原作崩壊しています。 

 


男女の仲を意識した上で肉体関係を結ぶはずが失敗に終わった。
互いに若く、欲求に素直であった。
一度の邪魔でめげるような精神を持ち合わせていない。
不屈の精神の持ち主である高町なのはは再度の密会を求めたのだ。

『今度私達が会うときにはちゃんとしようね』

それを聞いたミウラ・ケイタは喜び、どうにかして長年の友人達の目を欺くことを心に決めたのであった。



フェイト・テスタロッサ・ハラオウンは長年の友人に疑惑を持った。
――好きな人ができたら教え合おう。
それを破ったのは他ならぬ高町なのはであった。
その約束はまだ互いが幼い頃にしたもので、時効があるのなら既に時効を迎えているのであろう。
それに、彼女も約束を破っていた。
高町なのはの恋人であるミウラ・ケイタが好きなのだ。
それは、出会ってから直ぐの事だった。
彼女と同じで彼は両親がおらず天涯孤独の男の子。
明るくて優しくて初めての異性の友達だった。
執務官試験に落ちた時は一緒に悲しんでくれた。
過去問題や傾向と対策を彼が集めてきてくれた。
それでも、試験には二度落ちた。
二度目の時は慰めてくれた。

『諦めたら終わりだ。だからさ。落ち込んで、一番下まで落ち込んだらあとは上がってくるだけだよ。それに、頑張っているフェイトの事、尊敬してるんだぜ?』

三度目の試験で合格した。嬉しくて嬉しくて、泣いた。

『すげーぜ! よっし。祝いだ! ケーキパーティーだ』

義母のリンディ・ハラオウンと義兄のクロノ・ハラオウンと高町なのは達を集めてくれて、お祝いパーティーをした。
その時、フェイトはミウラ・ケイタを好きだと感じ始めたのであった。
本当の家族がいない彼は祝う事があっても祝われる事がない。
――私が家族になってあげると。
そう、言いたかった。
それが好きの始まりだった。
だが、今の今まで好きと言えなかった事に後悔をした。

「だって、恥ずかしい」

自分から告白するのは。
だから待った。それがいけなかったのだ。
ならば――。

「振り向かせる。それとも、う、奪う?!」

妄想だ。落ち着こうとフェイトは思った。
恋愛経験のない自分ではわからない。
だから聞こう。そして、身近にあった長年の相棒に聞いた。

「バルディッシュ。どうすればいいと思う?」
『既成事実を先に作ってしまえば男というものは責任を取ると判断できます』

長年付き添ったインテリジェントデバイスの判断だ。
恥ずかしいけど、それが正しいはずであると信頼のおけるデバイスに感心した。

「それは、つ、つまり。え、えっちな事をなのはより先にするって事?」
『イエス、マスター』

フェイト・テスタロッサ・ハラオウンの間違いは、機械であるデバイスに解答を求めた事でありそのデバイスもまた効率を求める機械であった。
つまり、効率的に相手を倒す事を示すデバイスは言った。

『ユー、やっちゃいなよ。特に大切なのは避妊具を使わないことだぜ。マスター?』

妊娠という最大の結果を周りに理解させることがマスターの求める女の勝利だと導いたのだ。



八神はやては己が従えるヴォルケンリッターを招集していた。

「会議や!」

彼女は激を飛ばす。

「出遅れたで! まさかなのはちゃんがミウラっちとお付き合いをしているなんて恥やで! なあ?」

八神はやての予定は崩れた。
本来なら機動六課にミウラを入れて上司権限で、あんなコトやそんなコトをしようと策略を練っていたのだが思わぬ失態をした。
奥手だと思い込んでいた彼と彼女は進展していたのだ。

「しかし、主よ。あの二人が本気で付き合っているのなら身を引くべきでは?」

烈火の将、シグナムが正論を言う。

「アホか! シグナムがミウラっちでオナってんの知ってんねんで?!」
「な、何故ソレを!」

烈火の将は顔を烈火のごとく赤くした。
それはプライベート侵害であった。
シグナムの主である八神はやて。
夜天の書そのものであるリインフォース。

「リインは何でも知ってますですー」

シグナムは、思った。
よぉし潰そう。プチっと潰そう。管理人格だろうが、プライベートは守られるものでなければいけないはずだ、と。

「ちなみにシャマルが一番回数が多くて次にシグナムで最後にヴィータちゃんですー。この淫乱豚どもですー!」

シグナムは自分と同じ境遇の人物がいて安堵する。
よかった自分だけじゃない。そんな安心感で、涙がでる。

「そーゆーわけで、皆ミウラっち好きなのは知ってんねん。だから、手に入れるのは当たり前やろ?」
「はやてちゃん。何かいい手があるの?」

シャマルが顔が赤いまま聞いた。
ヴィータは俯いている。ダメージが大きかったようだ。

「最終手段や。既成事実を作る! やってしまえばこっちのもんや」
「主はやてよ。そ、それはつまり、どうゆう事ですか?」

シグナムは涙を拭いて聞いた。
まだ八神はやてを主と呼ぶ辺りシグナムは忠実な騎士であった。

「アレだ。はやての隠してる本にあった逆レイプってやつだろ?」

ヴィータが爆弾発言をした。
容姿とは裏腹に、知識に貪欲であったらしい。
もちろん、性の知識に。

「ぐっ。私の秘蔵の本を……。まあええ。不問や。実際、ヴィータの言うとおりミウラっちを襲うんや」
「はやてちゃん、それって犯罪じゃ?」

シャマルが不安に思っている事を告げた。

「大丈夫ですー。女性から男性への強姦被害は通報される方が少ないですー。もし通報されても、もみ消す準備は万全ですー」
「そういうことや。機動六課設立とミウラっちを逆レイプするという任務。大変だとおもうけど。頑張ってや!」
「はい!」

獰猛な目を宿した女達の声が重なる。
置物となっていたザフィーラはミウラの身を案じ静かに思った。
もげろ、と。



2012/08/09加筆修正。 
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