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武で語るがよい!

作者:Mr,M
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熊・・・暴君の方ではない



さて皆さん、お久しぶりです。
あの日から修行を毎日続けてきた私こと誠です。
気づけばもう私の歳は8歳になり、小学3年生になりました。
修行の成果ですが・・・・・・結構良い感じに成長しました。

・六式(基本)・・・・・・完璧
・見聞色の覇気・・・・・・半径1キロまでの生物の気配や思考が読める
・武装色の覇気・・・・・・木の枝の強度を鉄パイプ並みに出来る様になった
・覇王色の覇気・・・・・・半径100メートルまでの生物を威圧できるようになった

という結果になった。
因みに月歩については改良を重ねることにより、空中での停滞の際に高度を保つ為に
その場でジャンプしなければ成らない、という事の改善することに成功しました。
月歩は空気を蹴って移動する技なのだから、蹴る空気に対して武装色の覇気を込めれば
安定するんじゃね? って事で実践したら成功してしまったって訳です。

だって、六式の知識が無い人から見たら『え?何あの人?何でピョンピョン跳ねてるの?』という目で見られるのだ。
そして俺には見聞色の覇気があるので、相手の考えてることが聞こえてしまう・・・・・・恥ずかしくて軽く死ねる。

あ、言い忘れてたけど今の俺の道力は約3500になっている。
やはり、子供の成長は早く身体能力が向上しやすい為、それに伴って道力も上がってきている状態である。
・・・・・・因みに先ほどの道力は3500であるが、コレは純粋な六式と身体能力での数値であり、覇気の力を考慮に入れた場合の戦闘力は・・・・・・


 ・・・・・・8930である

え!? 高くね!? と思うだろ? うん、俺もそう思う
まだまだ成長途中の覇気で、ここまで道力が跳ね上がるとは・・・・・・覇気ぱねーな!
よし、今日も学校終わって帰ったら、直に修行場に直k―――

「神田君、この公式を解いてください」

…ん? おぉ! 忘れてた今授業中だったな。

「a=3です」

「・・・・・正解ですけど、授業中は先生の話をちゃんと聞いてくださいね?」

ありゃ? 考え事してたから俺が先生の話を聞いてない様に見えたのかな?
まぁ、聞いてなかったけどね。だって俺元高校生だから小学3年程度の問題なんて
サラサラっと解けてしまう、まさに優等生気分だ。

「すいませんでした、次から気を付けます」

まぁ、ここは適当に謝るのが妥当だな、下手に反抗なんてしてみろ?
クラスでの孤立は間違いない……。

あ、因みに俺はスポーツ系のヤツとは基本的に仲が良いぞ? 何でかって?
そりゃー肉体スペックがおかしいから、小学校で人気のサッカーやドッチボールとかで
脅威的な活躍をするからだな・・・その分部活動への勧誘が激しいが……俺はそれを承諾していない。

理由としては修行時間が毎日減るのが嫌な事や味方や相手への敬意とか
色々な理由が有るのだ、だから俺は部活動への参加はしないと決めている…
まぁ、遊びの範囲内だったら普通に参加して遊ぶけどね…。

「今度からは、気お付けて下さいね」

「はーい」

キーンコーン♪カーンコーン♪

「はい、今日の授業はここまでです、バニングスさん号令お願いします」

「はい、起立、礼」

「「「「ありがとうございました」」」」

あ、皆には言い忘れててけど、俺どうやら原作組みと同じクラスに配属されてしまったのだよ。

クラス内
   黒板
 * * * * * * * 
 * * * * * * * 
 ア 高 * * * * * 
 * * 月 * * * *  
 * * * * 俺 * *  って感じの席順だな


学校が終了し皆が下校する中、男子生徒数人が俺の席へと殺到してきた

A「おい! 誠! 今日はサッカーやろうぜ!」
B「おいおい! 今日誠は俺達と野球やるんだぞ!」
C「いいや! 今日は俺達と一緒にバスケやるんだよ!」

これは毎度お馴染みのスポーツへのお誘い・・・・・・
いつもいつもこの少年A・B・Cが俺を取り合うかの様に、いがみ合う…
これが女子からだったら、と思うと……何だか切ない気持ちになる。

「おいおい、落ち着けお前ら、喧嘩せずにじゃんけんで決めてくれ」

本当なら修行する予定だったが問題は無い
今が午後4時だから、1時間ちょい遊んで5時から6時までの間に月歩と剃を活用して
早々と修行場に行き六式の定期的な修行と武装色・覇王色の覇気の修行をすれば大丈夫だ見聞色の覇気については帰ってからでも修行できるから、覇気に関しても大丈夫だな

A「よ~し絶対勝つ!」
B「負けねぜぇ!」
C「はっ!今日も俺が勝つ!」

「「「じゃんけん!!ぽん!!」」」

      :
      :
      :

      

「しゃ! いくぜ! 誠!」

「OK! 掛かって来い!」

そう言って、俺が今手にしているのは・・・・・・金属バットだった
という訳で、あの勝負を制したのは少年B君こと藤田だ。
あのじゃんけんで、勝利した藤田は喜んで大はしゃぎしていた
・・・・・・・一方の少年A・Cは『『馬鹿な!!』』
と言って膝から崩れ落ち涙を流していた・・・・・・まぁ、勝負事は非情だからなぁ

そんなこんなで、今は仲間数人で学校の校庭で野球をしている最中なのだ
因みに少年A・Cは泣き止んだ後『『次は勝つ!』』と言って教室を出て行ったので
野球のメンバーには入っていない。

「いっけ~!」

そう言って投球してきた、藤田のボールは内角高めの凄まじくキレのあるフォークだった
・・・・・・普通の人なら、この所見の凄まじいフォークは見送りするだろう。
・・・・・・だが俺の目にはスローモーションの様に捉える事が出来た。

「よいしょっと(カキン!)」

力はかなり抑えて打ったから、ホームランにはならず、普通のツーベースヒットになった
もし、俺が本気でボールを打った場合は場外ホームラン・・・・・・ではなく
ボールが破裂する…そうなったらボールの所有者の藤田は泣き狂うかもしれんからなぁ
『お、俺のボールがあぁあぁ』て感じで・・・だって、毎日野球道具を磨いてる位だもんなぁ

「うおぉぉ! 初見で打たれたぁ!」

初見で得意のフォークを打たれた事が、よほど悔しいのだろうか?
彼はマウンドの上で膝から崩れ落ち、涙を流していた・・・デジャブ?

         :
         :
         :
         :
         :

皆で野球を楽しんでる内に時間は17時となり、修行場に行くべき時間となった。

「藤田,俺そろそろ帰る時間だから帰るぞ?」

「ありゃ? もうそんな時間か……分かった、また明日学校で会おうぜ!」

「了解、また明日」

そう言ってお互いに手を振り合い、別れた。
俺は校庭を後にして、人影の少ない道に出ると月歩と剃を活用して一気に修行場にたどり着いた。

え? 一般人に見付からないのかって?
そりゃ多分大丈夫だと思うよ、だって俺の剃は一般人の視力じゃ目視できほどに早くなってるかね……それに空中を移動してるから、なお更発見出来ないはずだ。
まぁ、UFOを撮影する為に常に空に向かってビデオカメラを回してる(撮ってる)
人が居たらちょっとヤバイけどね……。


          :
          :
          :

               

剃でちゃちゃっと、修行場に着いた俺は修行場の状態に困惑した・・・。

「何か……修行場が滅茶苦茶になってるんだけど」

そう、修行場が滅茶苦茶になっているのだ。
平地は小さなクレーターみたいなのが5個あり、更に所々爪跡が有る木々が散乱している状態になっている。

え? 何コレ……熊? 

いやいや…熊でこの状況作れたら今頃、熊が人間を襲って革命を起こしているだろう
『我らの自然を取り戻すのだ』て感じで大行進するのが目に浮かぶ・・・民衆大パニックだな。

冗談はさて置き

「取り合えず、見聞色の覇気で辺りの気配を探ってみるか……ん?」

俺は周囲の探索をするべく見聞色の覇気を発動させた、すると後方の森の奥に強い気配を持った何かが居ることに気づいた……。

何だ? こんなに強い気配を持った動物なんか居たか?
俺はそう思いつつも、強い気配を持つ何かの思考を読み取る事にした…。

《人間め…明日にでも喰い殺してやる…》

……おいおいおい! 何だよこの思考は!? メッチャ危険なヤツの思考じゃん!

こんなヤツ放置してたら危険だと判断した俺は、相手の様子を観るべく、夕日に照らされた森の中を気配を殺して移動した。

相手との距離が近くなるに連れて、小動物の気配が段々と居なくなっているのを感じ取りながら移動すると、原因と思われる一匹の動物……いや、怪物が目に止まった。
そいつは軽く8メートルはあろうか、という位のバカでかい一匹の・・・・・熊だった。

《待っていろ……人間め、必ず我らが豊かに暮らしていた頃の森を奪い返してやる》

熊はそのような事を考えながら”ドスドス”と森の中を移動している……。
……マジかよ、冗談で考えたのに本当に居たよ……フラグだったよ!

俺は数分前に冗談で考えていた『熊が革命を起こす』というものが本当に起きそうな状況に驚愕していた。

コレが【嘘から出た誠】というヤツか……。
としみじみ考えていると熊がその場に立ち止まり、辺りをキョロキョロ見渡していた
その時今まで見えなかった、首元に光り輝くひし形の宝石が目に止まった…あれって……


―――ジュエル・シードじゃね?


うん、多分・・・いや100%あれジュエル・シードだわ。
まさか昨日だったのか……ジュエル・シードが海鳴市にばら撒かれるのは。 
確かジュエル・シードは願いを叶えるロストロギア……だけど叶える願いは、常に捻じ曲がったものになるってものだったなぁ。

そして…そのジュエル・シードを発掘したユーノス・クライアーが、時空管理局にジュエル・シードを渡すために船で移動していたところをあの人に襲撃され、それと共にこの海鳴市にユーノ・スクライアーとジュエル・シードがやって来る……。
というのがこの【魔法少女リリカルなのは】の物語が始まる要因だ。

願いを捻じ曲げる……あぁ、そうだとしたらあの熊
ジュエル・シードに何か願ってしまい、ジュエル・シードに取り込まれてまったって事か?

ならば早々にあの熊に引っ付いているジュエル・シードを、何とかせねば成らんが…。
確か原作だと、相手の抵抗力を無くした後にジュエル・シードをデバイスで封印していたなぁ。

……ん?デバイス?
やべ…俺デバイス持って無い……というか俺、魔力が有るのかすら判らん。
取り合えず熊がこちらに気づく前に、対処方法を考えなければ……
俺は今起きている人生最大の難題に頭を抱えることになってしまった。

そんな中あの熊は突然何かを考え始めた。

《あの広場で嗅いだ人間の臭いがする……》

おぅ、忘れてたぜ……熊って嗅覚鋭かったなぁ。
俺は気配をこれ以上隠しても無駄だと判断したので、熊から50メートル離れた場所に姿を曝した。

「やぁ、熊さん。
その宝石は危険だからさ、それをこちらに渡してくれない?」

夕日が沈んでどんどん薄暗くなっていく森の中で、俺はにこやかに熊に語り掛けるのだった。

《人間!!》

熊は俺の存在に気が付くとこちらに突進して来た……その最中、俺と熊との間に有った木々は熊によってバキバキと折られていった。

体に木が接触しているにも関わらず、熊の移動速度はおさまる所かどんどんと加速してきた……まるでダンプカーだな。

「当たると痛そうだ……剃」

あれに当たるのは勘弁してほしいので、俺は剃で回避することにした。
その瞬間、俺が今まで居た場所には”ドオゴーン!!”という轟音と共にクレータが出来上がっていた。
砂煙が舞い上がるクレーターの中から、熊がこちらを”ギロリ”と睨み付けて来た。

《こいつ……いつの間に…》

そう熊は思いながら、こちらに向かってまた突進する体制に入っている。

「まぁ、待て熊よ。
その宝石はマジで危険なものだからこちらに渡しk―――」

《今度こそ……喰い殺してやる!》

俺がまだ会話中にも関わらず、熊はこちらにまたもや突っ込んできた。

会話は無駄か…。
ん? そもそもコイツは人間の言葉を理解しているのだろうか?
……まぁ、そんな事どちらでもいいか。

俺はこれ以上の会話は意味が無いと判断し、熊からジュエル・シードを奪う方向に頭をシフトチェンジした。
その間にも熊は”ドドドォォ!”という効果音を立てながらこちらに接近している。

「熊よ、許せ……嵐脚!!」

俺は熊との距離が15メートルに差し掛かった所で、嵐脚による攻撃を行った
嵐脚は熊に吸い込まれる様に、熊の右前足に直撃しその脚を切断した……。
体重を支えていた足が無くなった事により、熊はバランスを崩しゴロゴロと前のめりに回転しながら倒れた。

《グアァァ!! 足が! お、おのれ……人間め!!》

熊がこちらをさらに強く睨み付けると同時に、熊にくっ付いているジュエル・シードが強く光だした…。
その光は熊の右前足だった場所に集まると、瞬く間に足が元通りになってしまった。

《コロシテヤル……コロシテヤル!!》

マジか……嵐脚で足を切断して動けなくなった所でジュエル・シードを回収するつもり
だったけど……足が蘇生しやがった!
しかも蘇生まで約2秒弱しか掛かってない……。

つまり…足を切断して2秒弱なら普通のダメージを負わせても恐らく1秒弱で回復する
だろう……厄介だ。
厄介だが、その元の根源を無くせば問題は無くなると俺は予想する……つまりだ。

「……ジュエル・シードを破壊する」

デバイスは無い、攻撃については非殺傷なし、おまけに相手は直に回復する
もうコレしか今の俺には選択しは残されていない。

だが、ジュエル・シードは下手に扱うと世界を滅ぼしかねない危険なロストロギアだったはずだ、失敗すればここら一帯が吹き飛ぶ可能性が十分に有り得る……。

「さて、どのように破壊するか…」

俺がジュエル・シードの破壊方法に悩んでいる間にも、熊は容赦なく俺に噛み付いてきたり、斧の様に鋭い大きな爪で俺を攻撃してくる……だがそれらの攻撃は俺の体を捕らえる事はできず、攻撃は全て空振りに終わっている。

熊の攻撃はそこまで早くない……普通に避ける事が可能なので問題は無い。
今問題なのは、ジュエル・シードというなのロストロギアをどう破壊するかである

俺の今使える六式に武装色の覇気を込めて攻撃してみるか? 一応ロギアって名前だし
案外効くかもしれん、有効かどうかかは分からないがやってみる価値はあるだろう。

―――武装色、硬化!

「効いてくれよ……指銃!!」

俺は熊の攻撃を回避し、直に剃でジュエル・シードがある首元まで高速で移動して
武装色の覇気を込め、黒い鋼を纏った指銃をジュエル・シードに叩き込んだ。

ジュエル・シードは宝石(ジュエル)と呼ばれるだけあって、そこそこの強度を保っていたが、俺の硬化した指銃はその強度をものともせず、ジュエル・シードに指一本分の穴を開けることに成功した。

それを確認して直に、ジュエル・シードは徐々にひび割れていき最後は粉々に砕け散り
熊は光に覆われたかと思うと直に、元の通常サイズの大人の熊に収縮していった。
まぁ、その段階でも俺よりも大きいのだが……。

それにしてもジュエル・シード破壊できちまったなぁ…。
あれか? 質量を持たないロギア系能力者…例えるなら、黄猿などを攻撃できる武装色の覇気は、同じく質量を持たない魔力の塊であるジュエル・シードを攻撃できた、ということだろうか? 俺の考えが合っているとしたら武装色って便利だな……感動した…。

《・・・こ、ここは?》

俺が考え事をしている間に、ジュエル・シードが取り付いていた熊の意識が回復してきた様だ。

「よう、無事か?
まぁ、お前を攻撃した俺が言える立場じゃないけど…」

今までぐったりしていた熊の思考が戻り、辺りをキョロキョロし始める…
俺は何気なく話しかけてみたのだが……言葉は通じるのだろうか?

《に、人間!? どうしてこんな所に!》

それと同時に熊はこちらを警戒し、いつでも動ける態勢に移行していた・・・

「まぁ、待て熊よ。
お前が考えている事が大体分かる、お前は俺の言語理解できるか?」

熊はこちらを警戒しつつも俺の問いかけに首を傾げている・・・・やっぱ人間の言葉なんか解るわけないよなぁ……。
まぁ、いいや今日は人生で始めての実践で疲れたし、早く帰ろう……
俺は剃を使って早々と帰宅することにした。

      :
      :
      :
 

急いで我が家に帰るとまず最初に俺は風呂に直行し、今日一日の汗を流す祝福の時間を堪能した後、母さんから『ご飯が出来た』との呼び声が聞こえたので食堂へと向かう。

食堂には仕事から帰った父さんが、既に椅子に着席していた
食堂のテーブルには、より取り見取りのおかずが並んでいる……
それらは俺の中に眠る野獣を起こすには十分過ぎる位だった・・・・・・ぎゅるるるる~

「ふふふ誠ったらお腹が鳴る位、お腹減ってたのねぇ。それじゃ頂きましょうか」

「「「いただきます」」」

(もぐもぐ)・・・うまし!!
流石母さんだな、全ての料理が美味過ぎる!! 特にこの唐揚げ・・・・・・噛んだら外の衣はクリスピー状になってるから外はサクサク、そして噛んだ瞬間に鶏肉の旨味が口いっぱいに広がってくる・・・・・・やば過ぎるぜ!

「そう言えば誠、あなた今日何時もより帰るのが遅かったけど、何してたの?」

唐揚げを堪能している俺に、母さんからの質問が投げかけられる
実は、今日は何時もの帰宅時間よりも10分間遅かったのだ、理由としては
『熊と戦闘していた』というのが原因なのだが・・・。

「今日藤田君達と野球をやってて、面白かったから時間見るの忘れてたんだ」

この返しが妥当だな、無駄な心配かけなくて済むし

「ん? 誠は野球が出来るのか?」

今度は父さんから疑問の声が上がる、あれ? 言って無かったけ?

「うん、今日はね2ベースヒット打ったりしたんだ、後他にもバスケやサッカーもした事もあるど?」

「何!? 凄いぞ母さん、誠は勉強だけでなくスポーツもできる天才だ!」

「ふふふ、当然ですよ貴方と私の子供ですもの」

そう言って、母さんは頬を赤らめる……おい、またか。

「智子…」

「雄二さん…」

「(もぐもぐ)」

俺は二人が桃色空間を展開してる間に、テーブに盛り付けられている唐上げを美味しくいただくのだった……。



夜飯を食べ終わり、自室で見聞色の覇気の修行でここら一帯の思考を読んでいた時だった。
数百人の思考の中に一つだけ、変わった思考の持ち主が居ることに気づいた…これは……。

《ジュエル……シードを……早く、封印しな……きゃ》

という心の叫びが見聞色の覇気を通じて、俺の耳に確かに届いた…

……この思考の持ち主はユーノ・スクライヤーか?

思考の発生源が公園の辺りという事は、原作通りジュエル・シードが産出した思念体との戦闘で魔力切れになりフェレット化した当たりだろうか?

まぁ、取り合えずスクライアーに関しては高町さんに任せれば原作道理の流れになると思うから心配しなくても大丈夫だろう・・・・・・。
一番心配なのは今回俺が破壊したジュエル・シードについてだ。
原作では熊の願いにジュエル・シードが反応したシーンなんて無かったはず……
これは元の作品に、俺というイレギュラーが入り込んだ事による歪なのだろうかぁ?

まぁ、ジュエル・シードに関しても基本的に高町さんに任せれば大丈夫だろう。
俺は俺で何かしらの緊急事態の時や、高町さんの手が及ばない場合のジュエル・シードを
処理すればいいだろう……。まぁジュエル・シードを破壊してしまう可能性があるが多分大丈夫なはずだ。

……色々と考えているうちに時計の針は11時を指していた。

「……もう寝よう」

いろいろと考えているうちにもう寝る時間になってしまったので就寝することにする
……それでは皆さんまた明日。 
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