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学園黙示録のシリアスブレイカー

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前話の続き兼ちょいフラグwww

 
前書き


今回で連日投稿は終了です。
これから投稿は不定期になると思いますが、ご了承ください<(_ _)>



 

 










高校生の若さほとばしる青春を見届けた後、俺はまた学園に向かって歩き出していた。

宮本の触覚は感情に合わせて変化するのだろうか…………?
変化するなら最高だなっ!!

「あ~……困ったわ~」

全然余裕のありそうな声で、助けを求める女性。

金髪のロングヘアで、のほほんとしているが整っている顔。
プロポーションは抜群で、グラビアアイドルも裸足で逃げ出すような美しい肢体を持っている。

そしてしつこいようだが、おっぱい。

なんと彼女は……Jカップ。
彼女はJカップ。

大事なことだから二回言ったぞ?

おっぱい戦闘力が108万……最早奴は神をも超えた…………。

彼女の名前は鞠川 静香。
俺と同じ学園の校医である。

そんな彼女が、今車を止めてボンネットを開けていた。

何かお困りのようだな…………。
俺は困っている人は放っておけない主義でね……いっちょ助けに行くかっ!

…………見返りなんて求めてないよ?ホントダヨ?

「鞠川先生、どうかなされましたか?」

これが社会人の話し方。
お家に帰って100万回復習してねっ☆

「あ、長谷川先生~」

やっと名前が出てきたが、俺は長谷川 雪人。
『ゆきと』であって、『ゆきひと』ではないから悪しからずwww

「何かエンジンの調子が悪くって……先生、どうにかできませんか?」

車 と き た かwww

機械音痴世界大会があれば、おそらく日本代表になれるであろう俺に言いますかwww
ちなみに銃とか戦車とか戦闘機は別ね?

「あ、お任せください」
「あ~、ありがとうございますぅ」

だけど断れないのが日本人。
…………決して格好いいところを見せようと思ったのではない、本当だ。

開けたボンネットの前に立つ。

おぅふ……何やら名称すらわからない機会がごちゃごちゃごちゃごちゃwww
とりあえず、大きなバッテリーみたいなものを叩いてみる。

『叩いたら何でも治る!』
これがおばあちゃんの口癖でした。

ボフンッ!!
そんな音が鳴った後、車内にいた鞠川先生の表情がぱぁ……と明るくなる。

「あ、治ったわ!ありがとうございました、長谷川先生!!」
「い、いえいえ、お気になさらず…………」

おばあちゃん……おばあちゃんの言う通りにしたら、なんか治ったよ…………。
生前の時、心の底でバカにしててごめんね…………?

「何かお礼をしないと…………」

ktkr!!…………じゃない、落ち着け俺。

「じゃあパフパフを…………」

…………ふう、オワタ俺の人生www

さらば俺の教師生活。
学生たちが何気に巨乳率が高くて嬉しかったです。

だが俺の予想はいい方に裏切られる。

「えっと~……ぱふぱふ?ってなんですか?」

指を顎に当てて、困ったように首を傾げる鞠川先生。

なん……だと…………!?
あの巨乳好きの男なら誰しもが夢見るパフパフを知らない……だと…………!?

今から38時間ぶっ通しで、パフパフという単語の起源からその利点・欠点まで詳しく話してもいいのだが、流石にそれはやめておこう。

「え~……つまり俺と結婚してくださいってことですよwww」

いきなりぶっちゃけてしまったぜっ☆

「え、ええぇぇぇぇっ!?け、結婚っ!?で、でもそのあの…………」
「先生は俺が嫌いですか?」

顔を真っ赤にさせて慌てる鞠川先生。

もういいや、最後まで突っ走ろうwww

「え、嫌いじゃないですっ!むしろ好きっていうか…………」

あれ、意外と脈あり?とうとう俺勝ち組?

「う、うぅぅぅ……ごめんなさい~~~!」

鞠川先生は顔を真っ赤にさせて、逃げるように車を急発進させた。
…………あ、一人おっちゃん撥ねられた。













鞠川先生がひき逃……ゲフンゲフン!学園に向かってから、俺もまた歩き出した。

しかし今日はよく知り合いと会う日だ。
こういう日は、前世の時から嫌なことが起こるんだよな~。

よし!これ以上知り合いに会っても話しかけないようにしよう!

「あれ?師匠じゃないですか」

そう言って俺に駆け寄ってきたのは、ぽっちゃりとした体系の眼鏡男子。
平野 コータである。

彼とはある趣味で交友を深め、何故か師匠と呼んでくるようになった。
男に言われてもまったく嬉しくない。

というか今知り合いと話さないと決意したばかりなのに…………。
仕方がない。

「平野、学園まで全力で走りなさい」
「え~、何でですか~。疲れるから嫌ですよ~」

チッ!このぽっちゃりめ!だからお前はいつまでたっても平野なんだよ!

「あとでグレネード触らせてあげるか―――――」
「往ってきます!!」

俺が言い終えるより先に、物凄い勢いで走っていった平野。
ふっ……チョロイぜwww













もうだいぶ学園に近づいてきた。

長かった……時間もかなり喰ったから、遅刻確定だ。
社会人として情けないが……一回くらい構わないよねっ!?

「あ、先生じゃないですか」

…………またか。

今度俺に話しかけてきたのは、我が学園でも有数の不良生徒、小室 孝。
こいつもイケメンであり、俺の永劫の敵である。

もう話すのも面倒な俺は、とりあえずクラウチングスタートの構えを取る。

「?何してんすか、先生」

頭の上に疑問符を浮かべて聞いてくる小室。
それに俺はイイ笑顔で答えてやる。










「俺より先に学園につけなかったら、お前の単位を落とす」

言うだけは言った。
そう言わんばかりに、俺は弾けるように走り出した。

「え、ええぇぇぇぇぇぇぇぇ!?ちょ、どういうことっすか!?てか足速ッ!?」

後ろから何か聞こえるが、おそらく気のせいだろう。
俺はそのまま走り続けた。

途中でどたどたと走っている平野を追い抜き、予冷ギリギリで学園の門をくぐることに成功した。










―――――だが……俺は知らなかったんだ。










―――――この平和な光景が……今日で終わるなんて…………。













「ア~…………」



 
 

 
後書き


最後にシリアス風味になってますが、そんなことは絶対にないのでご安心をwww
ちなみにもう一度書いておきますが、これはアニメ準拠ですので悪しからず……。 
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