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転生とらぶる

作者:青竹
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スーパーロボット大戦OGs
  0087話

 シャドウミラーに割り当てられた区域にある司令室では、苦笑を浮かべているヴィンデルと俺。怒りで顔を赤く染めているオウカ。自分達がここに呼ばれた理由に心当たりがある為青くなっているクエルボ。そしてただ淡々と自分に割り当てられた仕事をこなしている量産型Wという光景が広がっている。

「そもそもだ、このアースクレイドルには現在3つの勢力がいる。これはいいな?」
「ええ。元々アースクレイドルにいた私達と、ノイエDC、そしてシャドウミラーですね」
「そうだ。そのうちお前達は元々ここにいた、言わば大家のようなもの。ノイエDCはその人数で最大勢力として。なら俺達はどんな集団だと思う?」
「私はよく分かりませんが、母様からはイスルギ重工と縁があるのでその関係だと聞いています」

 イスルギ重工関係、か。ある意味それも間違ってはいない。だが、何故俺達がイスルギ重工と繋がったのかを考えるべきだったな。

「それもあながち間違いではない。だが根本的な理由ではないな。……クエルボ博士、お前はどう思う?」
「技術力、ですね」

 アギラと違い、自分を超える技術力を持っている俺達に対する対抗心はないのか、あっさりと答えを口にする。

「そんな! 技術力なら母様やクエルボ博士の方が!」

 自分の尊敬するアギラを貶されたと思ったのか、オウカが声を荒げる。だが俺はその声に被せるように口を開いた。

「現在のノイエDCで最新鋭機と言われているランドグリーズ。これを開発したのは俺達だが?」

 いや、正確に言えばあちらの世界から持ってきたものなのだが、ここはうちで開発したと言っておいた方がいいだろう。

「そ、それは……」
「まぁ、待て。ネズミの尋問の用意が出来たようだ。まずはそれを見て貰おうじゃないか」
「さすがレモン、行動が早いな」

 苦笑を浮かべつつ、部屋を出て行くヴィンデルの後に続く。オウカとクエルボも大人しく後をついてくる。
 司令室から歩いて数分の場所にその部屋はあった。

「この部屋はマジックミラーとなっていて、向こう側からこちらは見えないので安心してくれて構わない」

 ヴィンデルの説明通り、マジックミラー越しの部屋には先程量産型Wに連れて行かれた男の姿あった。既に自白剤を投与されているらしく、大人しく椅子に座っている。
 ヴィンデルが壁のスイッチを押すと、向こう側の部屋の音がこちらへと聞こえてくるようになる。尋問の様子をここから覗くのではなく、こちらの部屋から尋問をしようというのだろう。確かに自白剤を使用されて意識が朦朧としているのだから、わざわざ同じ部屋で話を聞く必要はないか。

「あの男がネズミだ。許可がなければ進入禁止のシャドウミラーの区画へ入り込んでいたのを見つかり、逃げ出した所をうちの者が押さえた。彼には既に自白剤を投与してあるから、後は質問するだけだ」

 ヴィンデルがオウカとクエルボの2人に説明をし、近くにあったスイッチを押してマジックミラーの向こう側へと声を掛ける。

「まず最初の質問だ。お前は誰の指示でシャドウミラーの区画へと侵入した?」
「アギラ・セトメ博士」
「っ!?」

その言葉を聞き、思わず息を呑むオウカ。だがヴィンデルはそんな様子を気に掛ける事もなく質問を続ける。

「侵入した目的は?」
「シャドウミラーの持っている技術情報を盗み出す事」
「報酬は?」
「アースクレイドル内でより高い地位を」
「侵入がバレた時の事は考えなかったのか?」
「何かあった場合はアギラ・セトメ博士が全てを揉み消し、後ろ盾となってくれる約束をしてくれた」

 ……なるほど。捕まった時に妙に強気だったのはアギラの後ろ盾があったからか。

「そんな、嘘。母様がそんな事を命令する筈がないわ。……そうよ。あの男にああいう風に言わせるように投薬をコントロールしたのですね!?」

 男の発言にショックを受けつつも、やはり暗示はまだ強固に掛かっているらしく自分の尊敬するアギラを庇う。
 チラリとクエルボの方を見ると、こちらは罪悪感を感じているのか暗い表情をしている。

「……アラブ半島でハガネの部隊と戦った事を覚えているか?」
「な、何を急に? もちろん覚えています。ラトを救う為の戦いを忘れる訳ないじゃないですか」
「では、その時に俺が言った事は覚えているか?」
「アクセル大尉が? ……いえ、そもそもあの場にアクセル大尉はいなかった……いなかった? いえ、私は確かあの時に……」

 良し。俺の言った言葉が余程印象深かったのだろう。記憶を操作されてもまだ心のどこかに残っていたようだ。

「アクセル大尉、何を!?」

 咄嗟にクエルボが声をかけてくるが、量産型Wに合図して取り押さえる。

「あの時も同じような事を言ったが、改めて言わせて貰おう。今のお前は人型の機械ではあっても、人間ではない。少なくても俺にはそう見える。例え構成部品が生身だとしても、与えられた記憶と感情をそのまま信じている今のお前は、とても人間には見えない。そんなお前だからこそ、アギラに言われるままにラトゥーニを地獄へと引きずり込もうとしているのだろう?」
「違う! 私はラトを救おうと!」
「……本当に、か? ラトゥーニがアギラの手に渡って救われると、本当に信じているのか?」
「当然です!」
「……クエルボ博士、お前はどう思う?」

 尋ねられたクエルボがアギラのような性格なら、オウカの言葉をすぐに肯定していただろう。だが、クエルボは根本的な部分で非道になりきれない。つまり、人が良いのだ。
 そしてアギラの今までやってきた事を知っている人の良いクエルボが俺の言葉にすぐに頷ける訳もなく、結局顔を背けてしまう。

「そんな、嘘。セロ博士……」

 信用していたクエルボが自分の言葉を肯定してくれない。それがどれ程の衝撃を引き出したのかは分からないが、まるで電源が切れたかのように気を失ってしまう。

「オウカ!」

 慌ててオウカへと駆け寄ろうとするが、量産型Wに動きを押さえられていてはただの科学者であるクエルボが抜け出せる筈もない。

「構わん、離してやれ」

 ヴィンデルの命令を聞いた量産型Wがクエルボを離し、部屋の隅で待機する。

「ヴィンデル、クエルボ博士の説得は俺に任せてくれないか?」
「構わんが、自信があるのか?」
「ま、駄目なら駄目で構わない。その時は今まで通りの状況に戻るだけだ」
「そうか、なら任せたぞ」

 ヴィンデルは、クエルボの説得を俺に任せるとそのまま量産型Wを連れて部屋を出て行く。その後ろ姿をチラリと見てから、クエルボへと近づいていく。

「ラーダ・バイラバン」
「っ!? どこでその名前を!」

 オウカを抱いたまま驚愕の表情で叫ぶクエルボ。俺の口から出た言葉は、それ程に彼の意表を突いたのだろう。

「被験体にして、教え子にして、同僚にして、恋人、か。複雑な関係だな。彼女は今、月にあるマオ社でマン・マシン・インターフェイスの研究をしている。……もっとも、カウンセラーのような仕事も多いらしいが」
「マオ社に……」
「ちなみにDC戦争やL5戦役の時はハガネやヒリュウ改に協力していたそうだ」
「それを僕に教えて、どうしろというのですか?」

 訝しげな顔で尋ねてくるクエルボを無視して、さらに口を開く。

「そしてアラドとラトゥーニもハガネやヒリュウ改で行動を共にしている。このまま行けば元スクール生同士で戦う事になり、クエルボ博士にしてもラーダと矛を交える事になるだろう。……それでいいのか?」
「だが! 僕は既にここで許されない研究をしてきているんだ! それを忘れて彼らに協力しろと!? 出来る訳がないじゃないか!」
「お前のその行動に、オウカを巻き込むのか?」
「そ、それは……」
「このまま行けばオウカはアギラにいいように玩具にされて、結局は救いを得る事なく逝ってしまうだろう。そもそも幾らブーステッド・チルドレンとは言え、所詮はただの人間。ゲイム・システムはその身に余る」
「あ、あなたは一体……? 何故そんな事まで知ってるんですか?」
「知ってるか? 世の中には誰も知らない筈の事を知っている人物がいる。それがたまたま俺だったという事だ」
「あなたは、ラーダと同じ予知能力を?」
「さて、それはどうかな。まぁ、俺の話はいいだろう。それよりもお前が何も行動しなければ、今俺が言った未来が現実になる。それを知ったお前はどうする?」
「僕に、セトメ博士を裏切れ、と?」

 恐る恐るといった様子で聞いてくるクエルボに対し、俺は口元に笑みを浮かべて裏切りを唆す。

「どのみち、アギラ・セトメはこのアースクレイドルで死ぬ運命にある。奴の死は自業自得だが、それにお前が巻き込まれる事はないだろう?」
「セトメ博士が、ここで、死ぬ?」
「いずれ、それと分かる合図を出す。その際にはオウカとオウカのバックアップメモリーを持って俺達に合流しろ。それがお前の償いとなる」
「それが、僕の償い……」
「お前が償う場は恐らくヒリュウ改かハガネ。そうすればオウカも弟や妹達と再会する事が出来るし、お前もラーダと再会出来るだろう」
「……分かった。それが僕の償いになるのなら、オウカ達を救う事になるのなら、君の言う通りに動こう」
「それと、いずれアギラがオウカをよりゲイム・システムに順応させる為にその意識を奪い、名実共に人形へと調整する可能性がある。それはなんとしても阻止しろ。いざとなったら俺達を頼っても構わん。……もっとも、その前にアギラは消えている可能性もあるがな」

 これでオウカとクエルボは大丈夫だろう。記憶を弄られてもバックアップメモリーのおかげでそれ程悪影響はない筈だ。少なくても現在の俺に出来るのはこれが最大限だ。ゼオラに関しては、原作通りに事が運べば俺が手を出す事なく無事ハガネやヒリュウ改に保護される筈なので、問題は無いと思いたい。

「ネズミに関しては、知らぬ存ぜぬを押し通したとでもしておけ。オウカにもその辺を言い聞かせてな。……いいか。お前は人が良い。だから下手にアギラに対してのスパイ活動なんかは期待していない。いざという時以外は今まで通りでいろ」
「分かった。……こんな事言うのも変な気分だが、僕みたいな奴を救ってくれてありがとう」
「礼は実際に救われたら貰うから、それまで取っておけ。……ほら、後は任せた。行け」

 オウカを抱き上げたクエルボを送り出し、作戦司令室へと戻る。そこにはヴィンデルとレモン、エキドナの姿があった。

「お帰り、説得はどうだった?」
「ああ、上手くいった。いざという時にはオウカと一緒にこちらに合流する事になった。スパイ活動はあの性格だからまず無理だが、あのアギラの懐にこちらの種を仕込めた事を考えると上々だろう」 
 

 
後書き
名前:アクセル・アルマー
LV:26
PP:30
格闘:210
射撃:228
技量:220
防御:217
回避:245
命中:267
SP:350
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:B
宇:A
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP20
   覚醒 消費SP32
   ???

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.10
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.6
    ???
    ???
    ???
    ???
    ???
    ???

撃墜数:116 
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