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「空娘」空を守るもの

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第1話 初めての建造

「妖精さん、持ってきたよ。」
「けんぞう!けんぞう!」
「はい」
艦娘を建造するのは初めてだ。
基本的に資源が少ないから駆逐艦とか軽巡洋艦が欲しいなあ
資源が少ないから、持ってても宝の持ち腐れだしな。
「高速建造の時間だァ!」
バチバチと音がする。高速建造かな。
「あと2分でできます!」
バチバチ…視界がほとんど炎で覆われている。
「できたー!」

「あなたは…」
「俺は…提督だ」
「…」
「どうかしたか?」
「なんでもないです。自己紹介を」
「この度嘉手納鎮守府に着任した。よろしくたのむ」
「私はF22空軍戦闘機、ラプターです。」
建造を完了した俺は執務室に戻った。
執務室の椅子に深々に座っているところを、よーく観察してみた。
プラチナのような長髪、緑色の瞳は珍しい。
グレーの軍服は何かしら意味があるのだろうか。
1番気になっているのは、彼女が自己紹介している時、「空軍戦闘機」と言っていたな
彼女は艦娘じゃないのか?うーむ
大本営に伝達しておこう。


翌日


大本営から返信が来た。
どうやらそれはごく稀に出現する現象で、昔の媒体や今の媒体の時、ゲームのバグのように
そのミスによって生成されるようだ。大本営は空軍鎮守府に移転する方がいいと言っていたな。
そうすることにする。
「あのー?」
「どうした?」
「出撃はいつですか?」
「ああ、すまない。」
あと、両翼に着いているミサイル?ってやつみたいなやつはみために反して強いかもしれない。
それ以外は特徴は無さそうだが…F22?ラプター?俺は空軍とか、あまり詳しくないんだよな。
「えーと、君の兵装を教えて欲しい。」
「はい!私の兵装は、YF22とF22Aがあるんですけど、私はF22Aなので、
M61A2機関砲1門、AIM-9M/Xを側面ウェポンベイに、AIM-120A/Bを両翼に2発ずつ、
AIM-120Cを下面ウェポンベイに4発、GBU-32、誘導爆弾を下面ウェポンベイに2発
ステルス面を考慮しない場合は600ガロンの増槽を2個とミサイル4発が増設できます。」
かなり強そうだ。自分はミサイルとかあまり分からないが、とりあえず強そうなのは分かった(小並感)
だが、M61A2機関砲?とかいう奴は強そう。でも、この翼のところ以外にミサイルをしまうところがあるのか?
とてもミサイルを14発も詰める気がしない
「さすがの兵装だな。」
「ありがとうございます!
でも、私だけの編成だときついと思いますよ?」
「ふむ?」
「A10先輩は、1972年に初飛行した攻撃機です。」
「確かに1人だけだとキツいか」
プルルルル…プルルルル
「電話だ。 はいこちら嘉手納鎮守府提督」
「滑走路の建設機材を運搬してるので、着きましたら連絡ください」
「了解です。」ガチャ
「なんの電話ですか?」
「滑走路の件だってさ。滑走路ができるまで任務には出撃は出来ないかも。」
「出撃はいつになりそうですか?」
「仮に今日届いたとして、数ヶ月かかるかもな。」
「じゃあ出撃は数ヶ月後?」
「いや、ここって嘉手納基地の隣に隣接されてるから、嘉手納基地に滑走路使用の許可貰えば使えるはず」
「そうなんですね!」
嘉手納基地もいま未確認生物の影響で滑走路が1本しか使えないらしいが
この数ヶ月間前線を上げて置かないといつ侵略されるか分からない。
いくらなんでも何時でも攻められる危険があるのは危ない。
沖縄の攻防戦をもう1回なんて、やらせない。
「絶対」に
 
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