ゴミの山の中にいた猫
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第二章
「健康になってくれると思います、それで」
「落ち着いたらね」
「里親を探しましょう」
「他の子達と同じくね」
こうした話をした、そしてだった。
ヘイリーは暫く世話を続けたがやがて。
シャンブルズはヘイリーのところに来て彼女の膝の上に来てゴロゴロと喉を鳴らして甘えだした、そして以後だった。
彼女にすっかり懐いた、ヘイリーはそれを受けて先輩に話した。
「心を開いてくれて」
「それでだね」
「すっかり人懐っこい娘になってくれました」
「それは何よりだね」
「ではもう少し落ち着いたら」
「里親さんをね」
「探しましょう」
先輩と笑顔で話した、そしてだった。
暫くしてシャンブルズの里親を探した、するとすぐに心優しい家族に迎えられた、そしてヘイリーは施設の事務所に来た彼女の家族にこう言われた。
「凄く人懐っこくて」
「もう可愛くて仕方ないです」
「いい娘ですね」
「愛嬌もあって」
「最初は違ったんですよ」
ヘイリーはシャンブルズの家族に笑って返した。
「それが心を開いてくれて」
「それで、ですか」
「ああした娘になったんですか」
「はい、ですからこれからも大事にして下さい」
こう言うのだった。
「そうすればずっと心を開いてくれますから」
「わかりました」
「そうさせてもらいます」
彼等も笑顔で頷いた、そして後日メールで送られてきた動画でシャンブルズと一緒だったが彼女はすっかり太って家族に懐いて幸せそうだった。
ゴミの山の中にいた猫 完
2023・9・16
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