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夢幻水滸伝

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第二百八十九話 チェサビーク湾海戦その八

 術にタスラムとブリューナクを使い攻撃を行った、どちらもオーラの銃弾を放ち敵の爆撃機も護衛の戦闘機もだった。 
 一撃で次々と撃墜していく、空を航空機より遥かに高速で飛びつつ攻撃をしているがグリフォンは動きつつ言った。
「私も攻撃して宜しいでしょうか」
「ああ、頼むわ」
 メルヴィルはそのグリフォンの背から答えた・
「是非な」
「わかりました、それでは」
「ああ、術を使ってな」
「そしてブレスも用います」
「頼むで、敵はな」
「はい、少しでも多くですね」
「倒したいさかいな」
 だからだというのだ。
「ここはな」
「そうさせて頂きます」
 この言葉と共にだった。
 グリフォンもまた攻撃を開始した、彼とメルヴィルは動きのいい即ち能力の高いパイロットが乗っている機を優先してだった。
 攻撃し撃墜していった、それはまさに百発百ちゅうであり。 
 敵機は次々に撃墜され遂にだった。
 機雷を散布することなく撤退した、メルヴィルはそれを見て言った。
「全機一旦帰還してや」
「そうしてですね」
「そや、燃料や弾薬の補給を受けてな」
「休養も摂り」
「そのうえでな」
「艦隊戦の時にですね」
「また出てもらう」 
 出撃してもらうというのだ。
「そうしてもらうわ」
「では」
「ああ、それでや」 
 メルヴィルはグリフォンにさらに話した。
「撃墜されて脱出した敵のパイロットとな」
「戦死した魂もですね」
「機雷対策の予定やった飛行艇にや」
 この機の部隊にというのだ。
「救助を命じるで」
「そうしますね」
「機雷を散布されんかったからな」
 それでというのだ。
「ここはな」
「機雷対策ではなくですね」
「救助に向かわせる、そしてや」
 そのうえでというのだ。
「実際にな」
「救助してもらいますね」
「ああ、それでわし等もな」
「はい、これよりですね」
「艦隊に戻るで」
「わかりました」 
 グリフォンは主の言葉に頷いた、そうしてだった。
 メルヴィルは航空隊を連れて帰還した、そのうえで。
 艦隊の指揮に戻った、艦隊は彼が留守の間ジェーンが指揮を執っていたが何も問題はなかった。そしてだった。
 メルヴィルはジェーンにだ、ニュージャージーの艦橋で話した。
「機雷の問題はなくなった、撒く敵を退けたさかいな」
「ほなですね」
「次はな」
「敵艦隊との決戦ですね」
「そや、それがあるで」
「ではここは」
「ああ、敵は自分から来る」
 ホーソーン率いる艦隊はというのだ。
「そやからな」
「迎え撃って」
「そしてや」
 そのうえでというのだ。
「戦うで」
「わかりました、ほな」
「敵の動きは航空機で見てな」 
 空からというのだ。 
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