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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~

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第二百三話 木村リエコ その1

第二百三話 木村リエコ その1

断罪王現象。それは、ある日突然、普通の社会人が社会不適合者になってしまう現象である。
この現象により社会不適合者になってしまった人々を国は『断罪者』と名付けた。

リンクセンター石間には、今日も断罪王現象で生活に困っている依頼人が来ていた。
今回の依頼人の名前は木村リエコ。
「それでは木村リエコさん、まず最初にあなたが本当に断罪者かどうかのテストを行いたいと思います。この紙に、なんでもいいので、あなたが思ったことを書いてみてください」「なんでも、いいんですか?」
「はい」
「じゃあ、なんでも書きます」
木村リエコが紙に書いたイラストがコレ↓だ。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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「ご愁傷様ですね」
「ご愁傷様ですか」
「はい、ご愁傷様です。それではどのようなことで悩んでいるのか教えてください」
「あの~なんか、こう、なんというか、多分ですけど、私、遠くから攻撃されてると思うんですよね」
「遠くから、どんな攻撃ですか?」
「こ~う、なんか目に見えないレーザーみたいなかんじです、なんか緑のやつ」
「その目に見えない緑色のレーザー攻撃のせいで、いったいどんな被害を受けているんですか?」
「レーザー照射された日に酒を飲んで、朝、起きると、なんか頭が痛いんですよね」
「それは二日酔いでは?」
「ちがいます、絶対にレーザー攻撃です」
「でも、目に見えないんですよね」
「はい、見えません」
「なら、どうしてレーザーの色が緑色であることがわかったんですか?」
「なんか、こう、心で多分そうなんじゃないかと思いまして」
「つまり、心の目で見たんですね」
「はい、おそらく。それで、最近、会社や近所の周りに、私を見張っている公安のスパイがいるんですよね」
「公安というと、国内でのテロを未然に防いだりする仕事の、あの公安ですか?」
「はい、その公安であってると思います」
「木村リエコさんは今後、国内でテロを起こす予定とかはおありですか?」
「いえ、特にないですが、こうなった以上、国家とか、公安とかと戦う覚悟はできています」
「頼もしいですね。ちなみに、木村リエコさんの周りをうろついている公安のスパイはいったいどんな服装をしていますか?」
「お隣に住んでいる女性で、いつもエプロンを着て、地面に落ちたゴミをトングでつまんで、透明なビニール袋に入れています。おそらく、燃えるゴミの日に捨てるのではないかと、推測しています。あと、犬の散歩とかもしてますね、たまにジョギングとか、同じようじような服装をした他の公安のスパイと世間話をしていますね、話の内容は人のうわさ話だと思います」
「それは、公安のスパイではなく、ただの専業主婦では?」
「はい、しかし、私の推測が正しければ、あの女性は専業主婦の服装をした公安のスパイです。公安のスパイは先程も言った通り、職場にもいまして、みんなスーツを着ていますね、でもあれは絶対に公安のスパイです」
「その根拠は?」
「なんか、こう、心で多分そうなんじゃないかと思いまして」
「つまり、心の目で見たんですね」
「はい、それです」
「それで、我々にどうして欲しいんですか?」
「私と一緒に、私の近所と職場に潜入中の公安のスパイと戦ってほしいんです。このままでは、また自宅に潜入されて、食料品に毒を仕込まれる可能性が高いです」
「またということは、以前、公安のスパイに食料品に毒を仕込まれたことがあるんですか?」
「はい。実は昨日、お酒を飲んだんですけど」
「ええ」
「次の朝、なんだか頭が痛くて」
「それは二日酔いでは?」
「いえ、毒です」
「その根拠は?」
「なんか、こう、心で多分そうなんじゃないかと思いまして」
「つまり、心の目で見たんですね」
「はい、それです」
「それで、我々はいったいどのように木村さんと一緒に公安のスパイと戦えばいいのでしょうか?」
「戦うということは、戦うということです」
「なるほど、つまり、近所の専業主婦や職場の同僚のふりをした公安のスパイに目に見えないレーザー照射の被害に遭い、食料品に毒を仕込まれる被害に遭っているので、我々と共に戦ってほしいということですね」
「はい、そうですね、お願いします」
「木村リエコさんは自分が断罪者(社会不適合者)であると言う自覚はありますか?」
「ありまぁす!でも私は正常です!」
「断罪者(社会不適合者)としては100点の回答ですね。それでは、今から木村リエコさんの自宅に行きましょうか」
ソファーから立ち上がった俺の背後に、二人分の工事用ヘルメットを両手に持った、助手の奈良見ルナが立っていた。
「なんだよ、奈良見、お前、わかってんじゃねぇか!」
依頼人のヤバさを自覚しているのか、奈良見ルナは無表情のまま両目から涙を流していた。
「すんません、私、やっぱりもう帰っていいですか?」
「ダメに決まってんだろォ!怖えーのは俺だって同じなんだよォ!」
工事用ヘルメットをかぶった俺と奈良見は木村リエコさんと共に、木村リエコの自宅へ向かう。

次回予告  木村リエコ その2 
 

 
後書き
次回もお楽しみに 
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