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博士の挑戦状

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第四話

               第四話  飲む紅茶は
 博士が動いた時までは待つことをだ、先生達は話した。それが終わってからも紅茶を飲んでいたが。
 ここでだ、今日子先生は今田先生に言った。
「これ普通の紅茶よね」
「ええ、スーパーで売ってるね」 
 今田先生は笑顔で答えた。
「パックのね」
「そうよね」
「けれど美味しいでしょ」
「かなりね」
 今日子先生は笑顔のまま答えた。
「よく高級な紅茶の葉次第でね」
「美味しくなるって言われるわね」
「けれどそれはね」
「実はそうでもなくて」
 それでというのだ。
「こうしてよ」
「パックの紅茶でもね」
「充分美味しいのよ」
「この通りね」
「パックの紅茶自体が美味しくて」
 そうしてというのだ。
「私達がいる神戸はお水がいいでしょ」
「それも大きいわね」
「そう、お水がいいと」
 そうであればというのだ。
「それでね」
「お茶も美味しくなるわ」
「お茶はお水だから」
 水を沸騰させてそこに茶の葉を入れると俗に言われるお茶になる、粉末にしたものを入れる場合もある。
「それでよね」
「そう、お水がいいとね」
「それで美味しくなるのよね」
「そうよね」
「そこにミルクもよ」
 見ればミルクティーである。
「それもいいから」
「市販のものでもね」
「品質管理がいいから」
「パックの方もね」
「お砂糖もそうでね」
 それも入れているがというのだ。
「こちらも質がいいから」
「それでよね」
「こうして美味しいのよ」
「普通のものでもね」
 そうしたものばかり使ってもというのだ。
「品質管理とか元のお水とかがいいと」
「美味しいのよ」
 こう話した、そのうえで紅茶を飲んでいくのだった。


第四話   完


               2022・10・21 
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