オズのボームさん
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第二幕その二
「やはりーーです」
「お仕事はずっとはいけないわ」
「休憩もーー必要ーーです」
「だからそうするの。そして月曜から金曜は働いて」
そうしてというのです。
「土曜と日曜はお休みよ」
「残業はなしだね」
ムシノスケはこのことを言いました。
「そうだね」
「ええ、勿論よ」
ベッツイが答えました。
「もう五時になったらそこでね」
「終わりだね」
「そうよ」
「健全だね」
「ホワイトが一番効率がいいから」
それでとです、ベッツイは答えました。
「だからなのよ、オズの国ではそうでしょ」
「お仕事はね」
「九時から五時まででね、どれだけ長くても」
「残業はなしでね」
「基本土曜と日曜はお休みで」
そうしてというのです。
「祝日もよ」
「そうだね」
「夜は夜のお仕事があるけれど」
「その場合はお昼はお休みだね」
「そうよ」
そうなっているというのです。
「本当に健全だからね」
「ホワイトにしないとね」
キャプテン=ビルも言います。
「皆疲れが溜まるしね」
「その疲れが問題だからなの」
オズマが答えました。
「それでなの」
「ホワイトになる様にしているんだね」
「お仕事はね」
「そうだね」
「オズの国ではね。私達もよ」
オズマは自分達のこともお話しました。
「オズの国の王女、国家元首として働いるけれど」
「ちゃんとホワイトにだね」
「お仕事をしているわ」
「さもないとだね」
「言っている人間がそうだと」
休まないと、というのです。
「皆休めないでしょ」
「だからだね」
「私も休む様にしているの」
「残業はしないんだね」
「休日も休んでいるわ」
「それは私も同じでして」
ジュリア=ジャムもでした。オズの国きっての働き者であるこの娘も。
「いつもです」
「残業はしなくて」
「休日はゆっくりしています」
「そうなんだね」
「はい、しっかりとです」
にこりとしてです、キャプテンにお話します。
「休んでいます」
「それは何よりだね」
「休むことも大事だよ」
魔法使いも言いました。
「だから休む必要がない人達もね」
「ええ、休んでもらうわ」
オズマは魔法使いにも答えました。
「休むべき時はね」
「お仕事はしない」
「遊んでもらうわ」
その時はというのです。
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