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星河の覇皇

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第八十一部第三章 無関心でいられる訳その四十一

「若しそれがないと」
「どうにもならないですね」
「はい、人気のない政治家はどうなるか」
「落選し登用されず」
「何にもなれません」
「それが現実ですね」
「はい、ですから」
 それでというのだ。
「私はです」
「韓国では、ですか」
「まだ学者としては生きられるでしょうが」
「政治家としてはですね」
「支持が得られないので」
 とにかくこのことに尽きた。
「兎角です」
「政治家にはなれないですね」
「そうなります」
 そうなるというのだ。
「やはり」
「ですが内相でしたら普通の国では」
「政治家になれますね」
「間違いなくと思いますが」
「それが韓国ではです」
「日本に強く言わないので」
「ですから政治家にはなれないのです」
 この国、金の祖国だがというのだ。
「どうしても」
「韓国に戻られたら」
「政治家にはならないです」
 このことは決めているというのだ。
「学者としてです」
「生きられたいですか」
「そう考えています」
「そうでか。それもです」
 秘書は金の話をここまで聞いて述べた。
「いいかも知れないですね」
「貴方もそう思いますか」
「私も韓国の事情は知っています」
 秘書もというよりかは連合の政界で知らぬ者はいない、だから日本とことを構える時に水面下で韓国をけしかける様なことをする国もあったりする。これはどの国かではなく日本とことを構えたその国のその時の状況次第だ。
「あの国のそうしたことは」
「際立っていますね」
「非常に」
「とかく日本だけを見るので」
「それが連合中に知られていて」
「あの国を特異なものにしていますね」
 連合の中でもというのだ。
「あらゆる分野でそうですから」
「政治だけでなく」
「経済でも文化でも技術でも」
「当然スポーツでも」
「生活でもですね」
「はい、自国はどうかを見て」
 そしてというのだ。
「その後で日本を見てです」
「自国と日本を比較して」
「そのうえで動くので」
 そうした国だからだというのだ。
「特異になっていますね」
「どうにも」
「あれでは」 
 秘書が見てもだった。
「歪になるのも当然です」
「千年以上そうなので」
「内相としては」
「そこを変えて」
 日本を意識しない様にしてというのだ。
「ことを進めるべきです」
「政治も他のことも」
「絶対に」
 こう言うのだった。 
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