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私はいじわる 小悪魔が住みついた

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2-⑼

 晩ご飯の時、お母さんが、天気予報を見ていて

「良かったわ 日曜日 なんとか、天気は良さそうね」って言ってきた。

「なんか、あるのー 日曜日」

「何言ってんのよ キャンプ行くんじゃぁない 慎也 真珠に言って無かったの?」

「えぇー そうかなー 言って無かったっけ」

「お兄ちゃん ウチ そんなこと聞いてないよー」

「真珠 ごめんね 慎也に言っておいてって 言ったんだけど・・ 御読さんとことね あっ そうだ 真珠の水着買いに行かなきゃ― 学校のじゃ ちょっとねー」

「ええー えっ 昂君とことー そんなの聞いてない もうー お兄ちゃん!」

「すまん すまん 翠と計画してたら、家族と行こうってなってなー」

「そんなー お兄ちゃん達はそれで良いけど・・ウチはどうしたらいいんよー ねぇーえ お母さん」

 _ _ _ _ _ _ _ _

 朝8時頃、車に乗り込んで、御読家の車と落ち合った。お父さん、お母さんとお兄ちゃんは、降りて挨拶をしていたけど、私は車の中から、その様子を伺っていた。昂の姿はなかったのだ。あれー 居ないのー と、思いながら、窓ガラスに顔を付けるようにして探していたら

「ガーァ」と、ガラスをガタガタと叩く音とともに・・

「ギャー」と、私は、後ずさりしたと同時に座席の間に転げ落ちてしまっていた。なんなのー あいつ 腹立つーぅ

「お母さん! 昂君がウチにねー」と、戻ってきたお母さんに言おうとしたら・・

「昂君 ちゃんと、挨拶してきて、礼儀正しいわねー あの子 真珠は、なによー 車から降りてもしないで・・」

「うぅうー だって・・」又、やられてしまったのだ。

 目的地の近くでスーパーに寄って、お昼ご飯とか食材を買ったのだ。私、馬鹿みたいに、どこでキャンプするのかも、知らなかったのだ。その時、車から降りて、初めて向こうのお父さんとお母さんに挨拶に行った。

「まぁ 真珠ちゃん 大きくなって― 幼稚園の時以来だわねー」と、昂君のお母さんが言ってくれたが、その横で

「まだ ガキだけどな」と、昂君が・・。すると、翠ちゃんが昂君の頭をコツンとしていた。

 結局着いたのは、琵琶湖沿いのキャンプサイトで、お昼を食べ終わると、お兄ちゃんと翠ちゃんは、さっさと泳ぎに行ってしまった。

「真珠 浮き輪ふくらましたから、昂君と泳ぎに行ってきなさいよ」と、お母さんが言ってきた。

 私は「昂君と・・・」と少し、躊躇していたら

「行くぞー」と浮き輪を抱えて、手を出してきてくれた。驚いたことに、手を繋いでくれた。水に入っても、私の浮き輪のロープを引っ張ってくれて沖に向かって泳ぎ出したのだ。

「昂君 チョット あんまり、沖のほうに行かないでよー」

「なんで・・ お前 泳げるんだろー 怖いのかー」

「だけど プールだったら、良いけどさー 深いの怖い なんかさー 足が冷たくなってきたじゃぁない」

「うーん そうかなー じゃぁ もう少し戻るかー お前 もうちょっと楽しそうな顔しろよー せっかく引っ張ってやってんのにヨ」

「ウーン お前って言うナ!」

 そして、昂君は今度は私の前にでて仰向けになって引っ張ってくれたんだけど、時たま、足が私の腰の辺りに触れるし、顔が目の前にあって

「昂君 あのさー なんか こういう形 恥ずかし・・」と、言おうとしたら、昂君が両脚で私の腰を挟むことになって・・。

「あっ ごめん はさんじゃった」と、言ってきたけど、私は、びっくりしたのと、恥ずかしくて声も出なかった。

 今度は、向こう向きに泳いでいて「真珠 ごめんな 怒ったのか―」と聞いてきたので

「うぅーん びっくりしただけ」

「そうか でも、真珠 柔らかかったぞ」

「あのさー 昂はエッチ男なのかー 変なこと考えてない?」

「いいやー お前みたいなこと考えてないよ」

 私は、水の中で足を思いっきり伸ばして、昂君の足を蹴飛ばしたつもりだった。

 上がってきたら、もう、テントの場所が決まっていて、おやつを食べた後、お父さん達も入るから、ビーチボールで遊ぼうってなって、織本家と御読家の対抗でボールを取り合うという形になった。

 翠ちゃんは、もう、胸が膨らんでいるのがわかるのに、水ん中だけど、お兄ちゃんに抱き着かれても平気にはしゃいで、自分もお兄ちゃんに抱き着いて、ボールを取り合いっこしていたんだ。あの二人はそういうことなんでもないことなんだと、私は、羨ましかった。私は、昂君に対して意識しすぎなんだろうか・・。

 だから、私、次の日は昂君を誘って、泳ぎに行った時、泳ぎながら、手を繋いでってねだったり、そのうち自分の方から、出来るだけ自然に触れあっていったつもりだった。そして、試しに、昂君の後ろから抱き着いてみた。

「いきなり なにすんだよー」と、明らかに動揺している様子だった。

「えへー ドキドキした? からかってみたんだよ」

「バカ お前なんかに・・ なんとも思わないよ ガキ」

「うー もう 他の男の子に乗り換えるから・・ 昂のことなんか知らない!」












 
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