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ドリトル先生の野球

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第五幕その七

「とんでもないことがまかり通っていたんだ」
「日本のマスコミは本当に腐っていたんですね」
「この司会者の人はトミーも知っていると思うけれど」
 よくテレビに出ていた人だというのです。
「三十五年位前と人相が全く違うんだ」
「そこまで変わったんですね」
「三十五年位前は謙虚で温厚な感じだったのに」
 その人相がというのです。
「とんでもなく悪いものになったよ」
「人相は生き方が出ますね」
「この司会者が三十年以上どういった人生だったかわかるね」
「相当悪いことを続けていたんですね」
「その結果人相が全く変わってしまったんだ」
 謙虚で温厚な感じがというのです。
「あの覚醒剤で捕まった元プロ野球選手みたいにね」
「あの人も人相変わったね」
「三十数年の間にね」
「西武にいた頃は恰好いい今風の青年だったのに」
「ヤクザ屋さんみたいになったわね」
「驚く位人相変わったね」
「あのプロ野球選手並に変わったよ」
 その司会者の人の人相もというのです。
「人相や目の光は本当に人柄や生き方が出るからね」
「だよね、先生は穏やかな表情でね」
「目の光もとても優しいし」
「先生も人柄や生き方が出てるね」
「人相や目の光に」
「自分で言っている通りに」
「僕がそうだと嬉しいね、とにかくね」
 先生は皆にさらにお話しました。
「どう考えても日本のマスコミは異常過ぎるよ」
「どうにもならないのが凄いね」
「悪いままで全く変わらないって」
「本当に嫌な世界だよ」
「そんな世界あまりいたくないわね」
「私達は」
「全くだよ、麻薬も日本の他の社会よりも広まってるみたいだし」
 こちらもというのです。
「テレビの世界だとね」
「あっ、よく聞くよね」
「芸能界の誰かがやってたとか」
「それで捕まったり」
「そんなお話多いね」
「麻薬は絶対に駄目だよ」
 先生はこのことは警告する声で言いました。
「本当にね」
「そうだよね」
「身体にも心にも凄く悪いから」
「あんなのしたら駄目だよね」
「まさに身の破滅」
「その通りだね」
「昔は確かに合法だったよ」
 麻薬の使用はです。
「けれど煙草は合法でも身体によくないね」
「それははっきりしてるよね」
「先生も吸わないしね」
「お酒は好きでもね」
「本当に煙草は吸わないわね」
「煙草よりも遥かに悪いから」
 麻薬はというのです。
「もう何があってもね」
「しちゃ駄目だね」
「どんな種類の麻薬も」
「手を出したら駄目だね」
「さっきお話に出た覚醒剤なんか」
 この麻薬はといいますと。
「一本打ったら一週間寝ないですむというけれど」
「一週間寝ないでいいとかね」
「それだけずっと起きてるだけでも問題だし」
「身体をどれだけ疲れさせるか」
「そんなもの身体に入れたら」
「本当にどれだけ身体に悪いか」
「あれは身体のエネルギーを無理に引き出して燃やす様なものなんだ」
 覚醒剤はそうしたものだというのです。 
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