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新ヘタリア学園

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第五百七十六話  威圧感はあっても

第五百七十六話  威圧感はあっても
 スウェーデンの威圧感は物凄いものがあります、ですがフィンランドはそのスウェーデンとずっと一緒にいて今も仲がいいです。
 そのフィンランドにラトビアが尋ねました。
「怖くないですか?」
「スーさんですか」
「はい、物凄く」
「あれでよく気がついて親切なんですよ」
「そうなんですか?」
「一緒にデンマークさんのところを出てから何かと親切にしてもらっています」
 そうだったというのです。
「暫くロシアさんのところにいて独立した時もです」
「独立を助けてくれたんですよね」
「それから今もですから」
「親切にしてもらって」
「最高のパートナーですよ」
 それがスウェーデンだというのです。
「今はエストニア君もいますが」
「スウェーデンさんもですか」
「僕にとってはかけがえのない方です」
「そうした国があるといいですね、せめて」
 ラトビアは自分のことをここで思いました。
「僕もお隣に日本さんみたいな国があったら」
「あの、それは宝くじレベルの幸せですよ」
 流石に少し引いた笑顔で言うフィンランドでした、ラトビアの今の言葉には。


第五百七十六話   完


                2020・6・25 
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