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ラブドライブ!〜女神の守り人〜

作者:希ー
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転生した彼らは何の為に生きるのか?
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前書き
ラブライブ!の世界

タカユキ、タケシ、ユウキが転生した世界。108人の転生者がこの世界には存在し、好き放題暴れていた。あるスクールアイドルが、学校存続の為に立ち上がる……というが本来この世界の物語である。

 

 





 ––––––月光が桜に降り注ぐ…その静かな夜を彩る様に…。心地良い風が吹き、散る桜が世界をより鮮やかに魅せる。


 ––––––彼らは学舎の前に来ていた……。これからこの場所で新たな物語が始まる…。それは彼らにとっては新たな苦しみ(戦い)の始まりでもある。その先で彼らが味わうのは勝利の美酒か?それとも敗北の苦汁か?



 ––––––それはまだ、誰にも分からない。だが、彼らはもう止まれない。もう戻れない。ただアクセルを踏み込み進むしかない。




 ––––––3人の戦士はこの場所で何を思うのか?





______________________







「月夜に照らさる夜桜…風情のあるもんだな」


 桜を眺めながらユウキがポツリと呟く。


「んな事より、さっきコンビニで買ったこの半額だったポテトめっちゃ美味ぇぞ!」

 ……花よりポテトかよ、タケシ…。

「ま、まぁ、何にせよ。全員無事、音ノ木坂学院に集まる事が出来たな」


 そう、俺は音ノ木坂学院への転入に見事成功したのだ。タケシも無事合格し、これで2人共明日から音ノ木坂学院の生徒になれるって事だ。


「俺1人でも、充分過ぎるんだがな」 
「そう言うなよユウキ。俺らだって役に立つぜ」 
「……週刊誌に載るような奴らがよく言う…」 
「「うぅ…ごもっとも…」」
「兎にも角にも、こっからが鬼門だ…」 
「そうだな。まだ半分以上のロイミュードが残ってるし…」 
「でも、俺達の力なら楽勝だって!」


 タケシが俺とユウキの背中を叩き肩に腕を回してきた。ユウキは物凄く鬱陶しそうな顔をしてそれを退けた。


「簡単に言うな。現段階で倒した最高位のロイミュードは037。しかもコイツは実力の半分程度しか出せてなかった様な奴だ」 
「そ、そうなのか!?」
「恐らく、オブサベイションが与えたデータを頼りに戦っていたのが、実力を発揮出来なかった理由だろう。本来ならタイプスピードであれだけ圧倒出来る数字じゃないしな」 
「マジかよ……」
「そこはあれだろ?タカユキの熱いハートで勝利出来た!みたいな感じだろ?熱い魂が有れば負ける事は無いしな!」


 タケシの言葉にユウキは溜め息を吐く。


「そんなもんで勝てたら、誰も苦労しない」 
「俺はタケシに賛成だな。守りたいって気持ちが俺達を強くするんだ」
「だよな!やっぱヒーローってのはそうじゃないとな!」


 タケシが俺の手を握ってブンブンと振り上げ下げする。ちょっと痛いぞ、加減してくれ。ユウキはユウキで、呆れた目で俺とタケシを見ている。
 
 でも、口こそ悪いけどユウキにだって誰かを守りたいって気持ちが有る事を、俺もタケシも知っている。もしかしたらその気持ちが一番強いのはユウキかも知れない。


「変な目でこっち見んな気持ち悪い」


…………うん。コイツ酷いや。







「クククッ………見つけたぞ貴様ら!俺様は元053、バーナーロイミュードだ!!過去にオブサベイションから話は聞いている…貴様らを倒し、俺がこの世界を支配するのだ!!!」




「取り敢えず酒だ酒だ」
「うお!?ちょ、何普通に缶ビール開けてんだよ!?」
「何か問題あっか?ああ、安心しろ。お前らの分は無い」
「無いんかい!?じゃなくて、俺達未成年だぞ!!」
「そうだ、タケシの言う通りだぞ!!まだ酒飲んじゃダメだろ!?」
「酒は飲みたくなった時から、だろ?」 
「「二十歳になってから、だよ!!」」




「おい!貴様ら俺様と勝負だ!!!」




「うるせぇなぁタカユキは…。そんなんだから童貞のまま死んじまったんだよ」
「ファッ!?そ、それ関係無いだろ!?なぁ、タケシ!?」
「え?…あぁ…うん…」
「何だよその微妙な反応!?」
「あ、安心しろタカユキ!まだこの世界じゃ俺達は童貞だ!」
「そ、そうだよな…。流石にユウキもまだ…「え?」……え…?」
「いや、え?」
「ユウキ、何だその反応は?」
「………いや、別に」
「「……あっ(察し)」」




「おい!!」




「てか、入学前に何でこんな事聞かなきゃなんないんだよぉ…」
「お前らが聞くからだ」
「俺らの所為かよ!?」
「まあまあ落ち着けタケシ…。俺らに…勝ち目はない…!」
「ぐっ……まさに…陳情」
「どっから持って来たんだその薔薇は?」



「おいコラ!!?」




「…ゴク…ゴク……うん、美味い」
「だから飲むなよ!?」 
「なッ!?返せ、タカユキ……!」 
「警察とかに見つかったらどうすんだよ!?」
「殺す」
「「お前1度逮捕されてこいや!!!!」




「聞いてのか貴様r………ッ!?



「「「うるせぇ!!!!」」」
「ゴフゥゥゥッ!!!?」


 俺達はさっきから喧しかったロイミュードを思いっ切り蹴飛ばした。


「じゃかぁしいんじゃテメェゴラァァァッ!!さっきっからキーキー鳴きやがって…猿かおどれはァッ!?」


 ユウキがブチ切れた。もうコイツただのヤクザだね。


「このまま終了する感じだったってのによォォ……空気読めやゴラァァァッ!!!」


 タケシも切れた。……終了って何のことだろ…?

 因みにロイミュードは腰抜かしてガクガク震えている。余程恐いんだろうな…。あ、漏らした。


「ま、まぁとにかく!……なんか悪い気するけど…お前を倒す!!」


《Start your Engine!》
「変身!」
 
《DRIVE!type SPEED!》


《シグナルバイク!》
《ライダー!マッハ!》
 
「レッツ、変身!」


《Break up…!》


 初めてだった。俺達は横に並び同時に変身した。

「ひとっ走り付き合えよ!」
「追跡!撲滅!いずれもマッハ!仮面ライダァァァ…マッハァァァッ!!」


 今、ロイミュードの前には3人の戦士がいる。性格はバラバラ、考え方もバラバラ、ぶつかる事もよくある。
 でも、3人には同じ想いがある。


"この世界を守りたい"


 きっと、それだけは3人とも変わらない。だから3人とも戦えるんだ。
 誰よりも信頼できる"友"が戦っている。これ程心強い事は無いのだから。


《ヒッサーツ!》
《Full Throttle!SPEED!》

《ヒッサツ!》
《フルスロットル!マッハ!》

《Execution…!》
《Full Break…!Bat…!》



 ––––––決意を込め、月夜に跳んだ3人のキックが、ロイミュードを粉砕した。







___________________________









 少しずつ……少しずつ………変わっている。
 少しずつ……少しずつ………見えなくなる。
 少しずつ……少しずつ………消えている。

 知らないなら………天国。
 知ったら………地獄。

 どうせ誰も戻れない。






 影の悪魔()はせせら嗤う。
 なんて愉しい遊戯だろうかと。

 
 落とし仔達は、暗闇の底で死に続ける。







––––序章––––
〜転生した彼らは何の為に生きるのか?〜
 




 
 

 
後書き





と、いう訳で!遂に序章、全13話終了です!
次回から原作突入となります。



それではまた次回。
感想、評価、質問、意見、その他、是非是非お待ちしています! 
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