| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第百十話  日本のことを言えるか

第百十話  日本のことを言えるか
 フランスはドイツにかなり暗いお顔で言いました。
「お前昔日本に塩分のことで節制を言ったよな」
「そうだったが」
「じゃあお前もな」
 笑っていないだけに余計に深刻な雰囲気になっています。
「ビールに卵にな」
「豚肉もだな」
 ソーセージにベーコン、ハムです。具体的には。
「そしてケーキもか」
「食うなって言わないんだよ」
 フランスもそこまでは言いません。
「節制してな、野菜とか果物もな」
「バランスよくだな」
「お前魚あまり食わないけれどな」 
 それでもというのです。
「ちゃんと考えて食えよ」
「さもないと肥満に痛風か」
「どれだけ痛風に苦しんでる国民多いんだよ」
 ドイツには、というのです。
「それならわかるだろ」
「日本のことを言えないか」 
 このことは流石にです、ドイツはドイツで頭を抱えている深刻な健康問題が存在しているからです。


第百十話   完


                 2019・11・5 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧