| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第六十九話  絶対にある匂い

第六十九話  絶対にある匂い
 中国は道頓堀を歩きつつ思いました。
「阪神の匂いが凄いある」
「ここはいつもこうだな」
 アメリカもこの匂いをはっきり感じています。
「優勝していなくても」
「というかある」
 ここで中国は道頓堀そのものを見ました、そうしてかなり引いたお顔になってそのうえで言うのでした。
「ここにあのおっさんがいたあるか」
「何か凄い怨念を感じるぞ」
 アメリカもかなり引いたお顔になっています。
「大国か名門の上司の家への祟りレベルだぞ」
「ここまで強烈な怨念が阪神にかかっているあるか」
「何といいますか」
 日本もコメントに困っています。
「あの時のファンの方々のフィーバーのせいで」
「今も祟っているんだな」
「魔物に続いて阪神に憑いたあるか」
「ここに来る度に思います」
 日本にしてもです。
「恐ろしい祟りです」
「全くだな」
「道理で日本一になれない筈ある」
 あの日本一も彼方のお話になっています、例えシリーズに出ても毎回歴史に残る事態にまでなっています。


第六十九話   完


                  2019・10・16
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧