| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五十六話  勿論食べない

第五十六話  勿論食べない
 イギリスはかつて鱈を取り合ったアイスランドに河豚のお話をされてまずはこんなことを言いました。
「俺達の周りの海にはいないだろ」
「いても目に入らないね」
「ああ、しかも毒あるんだよな」
「極めつけの猛毒が」
「だったら食う必要ないだろ」
「美味しいと聞いてるけれど」
「けれど毒あるだろ」
 だからだというのです。
「それじゃあ食わないからな」
「というかイギリスの料理人さんの腕だと」
 アイスランドもこう言います。
「普通にミスって」
「毒出しちまうっていうんだな」
「そうなると思う」
「言ってくれるな、けれどそう言われるとな」
 イギリス自身もです。
「否定出来ないからな」
「何でもかなりの技術が必要だから」
「日本に食わせてもらうか?」
「食べたい時は」
 こうしたお話をする二国でした、河豚料理は世界的に有名になっています。


第五十六話   完


                2019・10・9 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧