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フォース・オブ・イマジナリー

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turn:23 光を受け継ぐ者

 
前書き
ちょっとしたことがきっかけの小さな偶然
その中で思わぬ人物と再会するヤイバ
そして始まる宿命のファイト 

 
閉店直前のカードキャピタルでミライが一人店の片づけをしていた
「いらっしゃい………あっ」
そんな時にカードキャピタルに訪れたのは以前ヤイバとファイトしたキャスケットの女性

turn:23 光を受け継ぐ者

翌日いつものようにヤイバたちはカードキャピタルに集まってファイトしていた
「そういえば最近矢代見かけないな」
強だけではない、ここ数日ヤイバたちはショップでヒトミに会うことはなかった
「先週私別のショップで見かけたわよ」
そんなヤイバの疑問に答えたのはたまたま今日来ていたミツキだった
「別のショップって?」
「うん、ここじゃなくて隣町の………その前の日にスタジオの近くのショップでも見かけたしあちこち転戦してるのかも」
「誰かさんたちに触発されちゃったのかしらね」
ミライが小さく笑いながら話に割って入る
「んー、でも矢代ってそういうタイプじゃないし………」
「(さあ、それはどうかしら………)」

「それにしても………別のショップか、考えたことなかったな」」
「僕は何度か別のショップに行ってみたことあるけどね」
ヤイバとスグルが話しているとミツキがまた会話に興味を持った
「それなら行ってみる?うちの近くにここの系列店あるからさ」
「系列店?それにうちの近くって………」
「あ、そっか、宮導君知らなかったっけ、私ちょっと離れてるから電車通学してるの」

数日後
地下鉄の駅でヤイバがミツキと落ち合うとそこにはシュンとヒトミの姿もあった
「色々声かけたんだな」
「まあね、当麻君にも声はかけたんだけど今日は塾のテストだって」

「フリーバトル形式か………」
やってきたカードキャピタル3号店ではちょうどショップ大会が催されていた
「お、ミツキいらっしゃい」
店の奥から段ボール箱を抱えた髪の長い男性が出てくる
「後ろのやつらは初めてだな、俺は葛木カムイ、一応ここの店長な」
「カムイさんまず段ボール置いた方がいいんじゃないですか?」

「せっかくだから競争してみたら?三人のうちだれが一番勝ち星を取れるか」
今日のショップ大会は同じ人と戦おうが何度撒けようが関係ないフリーバトル形式
ミツキの提案に三人は顔を見合わせた
「暁とはファイトしたことないし、こういう勝負も面白れぇかもな」
「いいだろう、ファイトする機会はいくらでもあるからな」
「じゃ、矢代は………」
「わ、私もやる」
予想外にやる気満々の返答にヤイバは目を丸くした
「どうかしたのか?」
「ああ、シュンは知らないかもしれないけど矢代ってあんまりこういうの乗るタイプじゃないんだ」
「それで気になったわけか、とにかく受付をするぞ、でないと勝負が始まらない」

「ジェミニのブースト、インペリアル・ドーターでアタック」
「焼き尽くせ、ドラゴニック・オーバーロード」
順当に勝ち星を挙げていくシュンやヒトミ
そしてヤイバも………」
「ライド!ブラスター・ブレード!」
「ブラスター・ブレード………そうか、あいつが」
そんなヤイバの様子を見てカムイは目を細める
同時刻ショップに入った姿には気付く様子がない

表彰式が終わりヤイバたちは休養をとっていた
「そういえば矢代はなんで最近いろんなショップを回ってたんだ?」
「それは………
「ヤイバ、お前にお客さんだ」
そんな中カムイがふとヤイバに声をかけた
そこにいたのはあのキャスケットの女性
「いきなりなんで………」
「実はこのお店の関係者さんたちとは古い知り合いでね………後のこたえは」
それ以上は口に出さずデッキを見せる女性
「ファイトの中で見つけてみなさい」

突然始まったにもかかわらずヤイバは落ち着いてファイトに臨んでいた
惑星クレイの高原に二人のファイターが降り立っている
「「スタンドアップ」」
「ザ」
「「ヴァンガード」」
「ぐらいむ」
「スパークキッド・ドラグーン」
「なるかみ!?かげろうじゃない!」
「そうよ、これが私の本当のデッキ………ライド・ザ・ヴァンガード!リザードソルジャー リキ」
赤い鱗を持つリザードソルジャーがぐらいむを睨む
「ライド!ナイトスクワイヤ アレン!アレン(8000)でリキ(8000)にアタック!」
「ノーガード」
Drive check
【幸運の運び手 エポナ】
クリティカルトリガー
クリティカル=ナイトスクワイヤ アレン(クリティカル2)
パワー=ナイトスクワイヤ アレン(18000)
アレンの剣がリキに振り下ろされる
気にせず腕でその攻撃を受け止めるリキ
1st damage
【ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン】
トリガーなし
2nd damage
【レッドリバー・ドラグーン】
トリガーなし

「ライド・ザ・ヴァンガード!レックレスネス・ドラゴン」

「危なかったな」
「えっ?」
「レックレスネス・ドラゴンには登場時に相手前列のリアガードをバインドする能力があるの、もしリアガードを展開していたら………」
「バインド?」
「なるかみが得意とする能力だ、バインドされるとバインドゾーンに送られてしまう、ドロップゾーンに送られた場合は能力で回収することも出来るがなるかみはそれを許さない」

「レックレスネス・ドラゴン(9000)でアレン(8000)にアタック」
レックレスネスが翼を広げてアレンに向かっていく
Drive check
【グレートコンポウジャー・ドラゴン】
トリガーなし
レックレスネスが前脚を振り下ろしアレンを切り裂く
1st damage
【ナイトスクワイヤ アレン】
トリガーなし
「ライド!ブラスター・ブレード!」
光を背後から浴びながら一人の騎士が立つ
その手に持った剣を掲げ大きく振るう
「小さな賢者 マロン!沈黙の騎士 ギャラティンをコール、マロンのスキルで1枚ドロー」
リアガードを並べて一気に攻撃に移るヤイバ
「ブラスター・ブレード(10000)でレックレスネス・ドラゴン(9000)に攻撃!」
「風伯童子 ハヤテ(15000)でガード」
ハヤテが舞ってブラスター・ブレードの振り下ろした剣を両手に握った布で受け止める
Drive check
【ふろうがる】
クリティカルトリガー
クリティカル=沈黙の騎士 ギャラティン(クリティカル2)
パワー=沈黙の騎士 ギャラティン(20000)
「マロン(11000)のブースト、ギャラティン(33000)でレックレスネス・ドラゴン(9000)に攻撃」
3rd damage
【サンダーストーム・ドラグーン】
トリガーなし
4th damage
【ワイバーンガード ガルド】
ドロートリガー
パワー=レックレスネス・ドラゴン(19000)
1枚ドロー
「これでダメージは4対1………宮導の方が優勢に見えるが………」
「これで終わりとは思えないよね………」
「(!?こいつも気づいたか………序盤得に動く様子がなかった、手札事故でないなら明らかな様子見だ)」
「轟け………私の分身、ライド・ザ・ヴァンガード!」
青白く輝く稲妻が迸る
その中心から姿を現した真紅のドラゴンが雄たけびを上げた
「封印の檻を突き破り光臨せよ!ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン!」 
 

 
後書き
次回予告
「ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン………」
「どんな強力なユニットなんだろ」

turn:24 その先の運命

それにしても………すこく作為的なものをの感じる」
「何のことかな?」 
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