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フォース・オブ・イマジナリー

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Turn:18 オーバーロードを持つ少年

 
前書き
ヤイバのクラスに新しい仲間がやってきた
クールなその少年を伴っていつものようにカードキャピタルで
そこでヤイバたちは驚くべきものを目撃する 

 
いつもと変わらぬ学校生活
ところがこの日はいつもと違った
「と、言うわけで、今日からこのクラスでお前たちと一緒に勉強することになる」
「暁シュン」
「ま、みんな仲良くしてやってくれ」
ヤイバに続いてやってきた転校生を石田先生が紹介していた

Turn:18 オーバーロードを持つ少年

「宮導、今日もカードキャピタル行くだろ?」
その日の授業が終わり帰り支度をするヤイバにタクヤたちが声をかけた
「ああ」
「今日は私も行くよ、お仕事もないし」
「っと、そうだ、よければキミも一緒にどうだい」
スグルがシュンに声をかける
シュンは黙って立ち上がるとヤイバたちの集まる場所で止まった
「案内してくれ」
「了解」

「いらっしゃい、今日はミツキも一緒なのね」
エプロン姿でレジに立つミライがまとまってやってきたヤイバたちに声をかけた
「今日はお仕事ないので」
「あら?その子は?」
後ろの方に控えていたシュンに気付いたミライがその様子を気にかける
「今日うちのクラスに来た転入生です」
「へぇ………よろしく、私は」
「新導ミライさんですよね………有名ですから」
軽く流したシュンがファイトテーブルの前に立つ
「誰か相手をしてくれないか」
「あ、それじゃあ僕が」
そういって名乗りを上げるスグル
「当麻が自分からファイトするなんて言い出すの珍しいな」
「彼がどんなデッキを使うか気になるし、僕もファイターだからね」

「「スタンドアップ!」」
「ザ!」
「「ヴァンガード!」」
惑星クレイ、スターゲートの闘技場で向き合う二人
「バトルライザー!」
「リザードランナー アンドゥ」

「かげろう………」
「別に珍しくないだろ?俺だってかげろう使いだし」
「いや………あいつスタンドアップの時ザってつけてただろ?前にそんな感じの相手に手ひどくやられてさ」
「じゃあお前あいつとファイトしたことあるのか?」
「いや………俺がやったのは女の人だったし」
「(ザをつける女の人?)」
「私もザってつけてるけど?」
「いやいや綺場じゃなくて」

「ライザーカスタム(8000)で鎧の化身 バー(8000)にアタック!」
ライザーカスタムが勢いよくバーに向かっていく
Drive check
【ハイパワードライザーカスタム】
トリガーなし

バーが剣でライザーカスタムの拳を受け止めるが後方に大きく体が動く
1st damage
【ベリコウスティ・ドラゴン】
トリガーなし
「ライド!バーサ―ク・ドラゴン!」
バーサ―ク・ドラゴンが咆哮を上げライザーカスタムを威嚇する
「スキル発動で一枚ドロー、リザードソルジャー ラオピアと希望の火 エルモをコール」
ラオピアとエルモが縦一列に並んで戦闘態勢に入る
「(エルモはスキルを発動すると自身を退却させる、で、前列にラオピア、いかにも退却させるぜって感じのこの布陣、こっちをけん制する狙いか)」
「バーサーク・ドラゴン(10000)でライザーカスタム(8000)を攻撃」
「キャノン・ボール(15000)でガード!」
球体のような体を持ったロボットがバーサーク・ドラゴンの行く手を阻む
Drive check
【槍の化身 ター】
クリティカルトリガー
パワー=リザードソルジャー ラオピア(18000)
クリティカル=リザードソルジャー ラオピア(クリティカル2)
「エルモ(11000)のブースト、ラオピア(29000)でライザーカスタム(8000)をアタック」
槍を手に一直線に突撃するラオピア
そのままライザーカスタムが貫かれ転倒する
1st damage
【パーフェクトライザー】
トリガーなし
2nd damage
【バーストライザー】
トリガーなし
「ライド!ハイパワードライザーカスタム、ジェットライザー、バーストライザーをコール、バトルライザー(6000)のブースト、ハイパワードライザーカスタム(15000)でバーサ―ク・ドラゴン(10000)にアタック」
「ノーガード」
ハイパワードライザーカスタムが真っすぐバーサークに向かっていく
Drive check
【バーストライザー】
トリガーなし

ハイパワードライザーカスタムの拳がバーサ―ク・ドラゴンの腹に決まり衝撃がその胴を貫く
2nd damage
【ドラゴンナイト・ネハーレン】
トリガーなし
「ジェットライザー(10000)のブースト、バーストライザー(19000)でバーサ―ク・ドラゴン(10000)にアタック
さらにバーストライザーの追撃でバーサ―ク・ドラゴンは膝をついて倒れる
3rd damage
【ベリコウスティ・ドラゴン】
トリガーなし

「ここまでは互角だな………」
「次でグレード3………お互いの切り札が出始めてファイトが動く」

ドローしたカードを見たシュンはわずかに笑みを浮かべる
「この世のすべてのものを焼き尽くす黙示録の炎………ライド・ザ・ヴァンガード!」
渦巻く炎が立ち上りそれを突き破って真紅の竜が姿を現す
咆哮を上げその力強い気迫が目の前の敵を圧倒する
「ドラゴニック・オーバーロード!」
その姿を見てミライさえも思わず立ち上がった
「あれってドラゴンエンパイア支部のエントランスにあった………」
「ドラゴニック・オーバーロード………かげろうで最強を誇る黙示録の炎を操るドラゴンだ」

「イマジナリー・ギフト、フォース」
オーバーロードに祝福の光が宿る
「ドラゴンナイト・ネハーレンをコール、スキル発動、退却せよ、ジェットライザー」
ネハーレンの槍から奔った雷がジェットライザーに襲い掛かる
「エルモのスキル、自身を退却し1枚ドロー、カウンターチャージ、相手リアガードを退却したことにより、ラオピアはパワー+5000、オーバーロードをコール」
2体のドラゴニック・オーバーロードが真っ直ぐハイパワードライザーカスタムを見据え咆哮を上げる
「オーバーロードのソウルブラスト、パワー+10000、リアガードのオーバーロードも同じスキルを使用、ヴァンガードのドラゴニック・オーバーロード(33000)でハイパワードライザーカスタム(9000)にアタック」
「くっ、ノーガード」
Twin drive
【希望の火 エルモ】
トリガーなし
2nd check
【槍の化身 ター】
クリティカルトリガー
パワー=ドラゴニック・オーバーロード(33000)
クリティカル=ドラゴニック・オーバーロード(クリティカル2)
オーバーロードの振り下ろした剣がハイパワードライザーカスタムを切り裂く
3rd damagae
【ジェットライザー】
トリガーなし
4th damage
【トランスライザー】
トリガーなし
「オーバーロードのスキル、アタックが成功したとき、手札を2枚捨てスタンドする………ドラゴニック・オーバーロード(39000)でハイパワードライザーカスタム(9000)を攻撃、焼き尽くせ、エターナルフレイム!」
Drive check
【リザードソルジャー ラオピア】
トリガーなし
オーバーロードの口から放たれた炎がハイパワードライザーカスタムの全身を焼き尽くしそのシルエットさえも見えないほどの炎が上がる
5th damage
【ハイパワードライザーカスタム】
トリガーなし
6th damage
【アシュラ・カイザー】
トリガーなし

「強い………」
シュンの実力に思わず驚くヤイバたち
スグルの実力もまた高いはずなのにあっという間に倒してしまった
するとどこからか拍手の音が聞こえる
「すごいね君、ねえ、よかったら次は私とファイトしてみない?」
腰まで伸ばした赤い髪が特徴的な少女がそういってデッキを掲げる
「………いいだろう」

「はぁ………」
先ほどの敗北が堪えた様子のスグルがベンチに座って暗い空気を纏う
「おーい、大丈夫か?」
「にしても見かけない顔だなぁ」
「そうかな?私どっかで見たような気がするんだけど………」
「雑誌でも読んで気分転換しよう………」
よろよろと店置きの雑誌に手を伸ばすスグル

「「スタンドアップ」」
「ザ」
「「ヴァンガード」」

惑星クレイ、ダークゾーンの古城に降り立つ二人
「リザードランナー アンドゥ」
「ヴァーミリオン・ゲートキーパー」

「ダークイレギュラーズか………」
「なんだか不気味………」
「知らないの?あのクラン意外と女の子にも人気あるのよ?」
初めて見るダークイレギュラーズのユニットにヒトミが驚いているとミツキが声をかける

「鎧の化身 バーにライド、アンドゥのスキルでドロー」
「ライド、プリズナー・ビースト、ゲートキーパーのスキルでドロー、そしてプリズナー・ビーストの効果でソウルチャージ」
Soul cage
【ヒステリック・シャーリー】
「プリズナー・ビースト(8000)でバー(8000)をアタック」
「ノーガード」
Drive check
【ヒステリック・シャーリー】
ドロートリガー
パワー=プリズナー・ビースト(18000)
1枚ドロー

プリズナー・ビーストの振り下ろした前脚の攻撃がバーを直撃する
1st damage
【バーサ―ク・ドラゴン】
トリガーなし
「ライド、バーサ―ク・ドラゴン、スキルに寄り1枚ドロー、希望の火 エルモとベリコウスティ・ドラゴンをコール」

「動きはほぼ僕の時と一緒か」
雑誌から目を離さないままスグルがファイトを気にし始めた
「お、当麻復活か?」
「まだちょっと堪えてるけどね」

「バーサ―ク・ドラゴン(10000)でプリズナー・ビースト(8000)にアタック」
「ブリッツ・リッター(15000)でガード」
Drive check
【ワイバーンガード バリィ】
ドロートリガー
パワー=ベリコウスティ・ドラゴン(20000)
1枚ドロー
「エルモ(11000)のブースト、ベリコウスティ・ドラゴン(31000)でプリズナー・ビースト(8000)を攻撃」
1st damage
【ブラッドサクリファイス ルスベン】
トリガーなし

「やるようだな………」
「ええ、でも本番はここからよ、ライド!ヴェアヴォルフ・ズィーガー!」
黒い身体を持つ魔狼が咆哮を上げながらバーサ―ク・ドラゴンを見据えそのまま飛び上がる
「バトルフェイズ」
「ヴェアヴォルフのパワーは9000じゃねえか、10000のバーサークに届くのかよ?」
「いや、あのユニットのスキルは」
「ヴェアヴォルフのアタック時、ソウルチャージ2枚」
Soul cage
【ドリーン・ザ・スラスター】
【カースド・ドクター】
「そしてソウルが5枚でなおかつこちらのターンならヴェアヴォルフはパワー+5000」
「ソウルはちょうど5枚………」
「ヴェアヴォルフ(14000)でバーサ―ク・ドラゴン(10000)にアタック!」
「ノーガード」
Drive check
【ブリッツ・リッター】
クリティカルトリガー
パワー=ヴェアヴォルフ・ズィーガー(24000)
クリティカル=ヴェアヴォルフ・ズィーガー(クリティカル2)
ヴェアヴォルフ・ズィーガーの振り下ろした爪がバーサ―ク・ドラゴンを切り裂く
2nd damage
【リザードソルジャー ラオピア】
トリガーなし
3rd damage
【リザードソルジャー ラオピア】
トリガーなし

「私はこれでターンエンド、さあ、あなたの番よ………」
「ふっ………ライド・ザ・ヴァンガード!この世のすべてのものを焼き尽くす黙示録の炎!」
渦巻く炎が立ち上りそれを突き破って真紅の竜が姿を現す
咆哮を上げその力強い気迫が目の前の敵を圧倒する
「ドラゴニック・オーバーロード!」 
 

 
後書き
次回予告
「派手に負けたなぁ………」
「どんまいどんまい、そういう日もあるって」
「綺場さんもそういうことあるの」

turn:19 ドラゴニック・オーバーロード

「うん、なかなか勝てなくて一人で泣いてることもあったくらい」
「意外だなぁ………綺場さんもそういうことあるんだ」
「昔の話だけどね、誰だって一度は悩むものよ」 
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