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仮面ライダーディロード~MASKED RIDER DELOAD~

作者:紡ぐ風
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第1部~崩壊する楽園~
  第21話『最悪の試練』

これまでの、仮面ライダーディロードは─
「仮面ライダーフォーゼ、助太刀させてもらうぜ!」
「僕達が最後の追っ手だ。」
「ねぇ、私達に勝てるの?」
「フェイトはとても優しい。それが一番の長所でもあり、弱点でもある。」
「強くなったな、フェイト…」

装填の守護者、ディロード。幾多もの世界を救い、その心は何を思う─

「やっぱり、ここにいたんだね、雅。」
フェイトはついに雅を見つける。
「よく僕の追っ手を退けた。頑張ったな、フェイト。」
「あとは、雅を捕まえれば、全てが終わる。」
「そういうわけにもいかない。この世界を救う為にも、フェイトには消えてもらう。」
【SUMMON RIDE-RINITH PRECIA TESTAROSSA-】
雅はサモンライドを使ってある人物を召喚する。
「まあ、随分と大きくなりましたね、フェイト。」
「どうしてあなたがいるのかしら。邪魔よ、消えなさい。」
「リニス?それに…母さん?」
雅が召喚したのは、プレシアと、プレシアの使い魔であり、フェイトの師匠でもあるリニスであった。
「フェイト、これが最後の試練だ。この試練を乗り越えられないようでは、僕には勝てない!」
戸惑うフェイトに雅は言う。
「ミヤビさん、事情は分かりませんが、フェイトの為に本気で行っていいんですね?」
「リニス、あなたはどこまであれに拘るの?」
「アリシアに拘っているあなたに言われたくありません。とにかく、私だけでも行きますから!」
リニスは戸惑うフェイトにフォトンランサーを放つ。
「危ない!?」
フェイトは咄嗟に避けるが、
「いい加減、私の前から消えなさい!」
回避した先にいたプレシアのフォトンバーストがフェイトを襲う。
「ぅああっ!」
フォトンバーストを受けたフェイトは吹き飛ばされるが、
「フェイト、その調子では、勝てませんよ!ジェットスマッシャー!」
リニスの砲撃魔法によってフェイトは撃ち落とされる。
「そんな…どうして…」
フェイトは立ち上がる。
「フェイト、戦う相手にどうして戦うのか、理由を聞く必要はありません。ライトニングバインド!」
リニスはフェイトを拘束する。
「行きますよ、フェイト!プラズマセイバー!」
リニスは自身の魔導杖から砲撃魔法を放とうとするが、
「邪魔よ、消えなさい!」
プレシアはそんなリニスごとフェイトにサンダーレイジを放ち、フェイトに大ダメージを与えるが、リニスの攻撃も阻害した。
「…プレシア、何のつもりですか…」
「あら、あれを避けられないなんて、あなたも衰えたわね。」
「あの威力しか出せなくなったあなたには言われたくありませんよ。」
「…ふ、相変わらず口だけは達者ね。」
リニスとプレシアは啀みあっている。すると、
[lightning bind]
二人はフェイトの放ったライトニングバインドによって拘束される。
「リニス、母さん、ごめんなさい。雅を止める為に、私は戦わないといけないの。」
フェイトは魔方陣を展開する。
「リニス、リニスが教えてくれたこの魔法、ちゃんと使えているか、採点して。アルカス・クルタス・エイギアス。疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。バルエル・ザルエル・ブラウゼル。プラズマランサー・ファランクスシフト。撃ち砕け、ファイアー!」
フェイトはフェイトは、自身の長所を最大限に特化させた必殺の魔法をリニスとプレシアに放ち、爆風が晴れると、ボロボロになったリニスとプレシアがいた。
「…よくやりましたね、フェイト。百点ですよ…」
「アリシアは、こんなことをするような子じゃなかった。やっぱりあなたは…」
「プレシア、あの子はフェイトです。あなたが生んだ、二人目の娘ですよ。」
リニスとプレシアは消滅する。
「…雅、私はあなたを許さない。母さんもリニスも、もういない人も利用するなんて。」
フェイトはバルディッシュを雅に向ける。
「よく頑張ったな。ではまず、魔力を回復させてあげる。」
雅はディバイドエナジーを使ってフェイトの魔力を回復させる。
【KAMEN RIDE-DELOAD-】
「変身!」
雅はディロードに変身する。
「まずはこれだ。」
【ATTACK RIDE-FORMULA ELTRIA SISTERS FLAME-】
ディロードはロードスラスターにカードをスキャンして、右手に青の、左手に桃色のハンドガンを持つ。
「あの武器は一体?」
フェイトは身構える。
「可能性の世界の力、見るといい。バルカンレイド!」
ディロードは青いフォーミュラエルトリアから小型のエネルギー弾を六発放ち、フェイトはラウンドシールドを展開しようとするが、
「ラピッドトリガー、ファイヤー!」
ディロードは更に弾速の速いエネルギー弾を放ち、ラウンドシールドの展開を阻害し、バルカンレイドによるダメージをフェイトに与え、フェイトが怯むと、
「行くぞ!」
そのまま走りながらフォーミュラエルトリアを合体させて大剣にモードを切り替えてフェイトを切り上げる。
「スラッシュレイヴインパクト!」
切り上げによって打ち上げられたフェイトに対して、ディロードはフォーミュラエルトリアを再びハンドガンに切り替え、巨大なエネルギー弾を精製してフェイトに叩きつけようとする。しかし、
「ソニックムーブ!」
エネルギー弾の着弾前にフェイトは高速移動で回避する。
「避けられたか。それなら!」
ディロードはフェイトが着地するタイミングにあわせて近づき、ハンドガンを短剣に切り替えて斬撃を放ち、フェイトに反撃の隙を与えず、
「これでどうだ。エンドオブデスティニー!」
ディロードは更にフォーミュラエルトリアをハンドガンに切り替えて大量のエネルギー弾をばらまき、トドメの一発を放つと、ばらまかれたエネルギー弾がフェイト目がけて放たれる。しかし、
「フォトンランサー、ファランクスシフト!」
その弾幕をフェイトはファランクスシフトで撃ち落とす。
「やるな。それなら、次はこれだ!」
【ATTACK RIDE-HAKUYOKU-】
ディロードはカードをスキャンし、背中に禍々しい赤い翼を出現させる。
「行くぞ。ナパームヘル、ブレス!」
ディロードは赤黒い魔力弾の弾幕をフェイトに放つが、
「ソニックフォーム!」
フェイトはソニックフォームに換装して回避する。しかし、
「甘い!ブラッディジャベリン!」
ディロードは血のように赤い魔力の刃をフェイトに投げ付ける。
「ハーケンスラッシュ!」
投げ付けられたブラッディジャベリンをフェイトは斬撃魔法で切り裂く。
「まだまだ!行くぞ、ヴェスパーリング!」
ディロードはドーナツ状の魔力弾を放つ。
「あの形なら、間を縫って撃てる!プラズマスマッシャー!」
フェイトは直射魔法を放つが、プラズマスマッシャーがヴェスパーリングに触れた瞬間、プラズマスマッシャーは消滅し、ヴェスパーリングはフェイトに向かう。
「ライトニングフォーム!」
フェイトはライトニングフォームに換装してヴェスパーリングを防ぎ、爆風が舞う。
「やるな。だが、その防御が隙になる!」
爆風が晴れると、ディロードが現れ、フェイトの胸部に腕を伸ばすと、魔方陣が展開され、フェイトの胸部を貫通する。
「ハッ!」
そのままディロードはフェイトを蹴り飛ばすと、ディロードの右手には、巨大な魔力の塊を形成した刃が握られていた。
「行くぞ、敵の闘志を刃に変えるこの一撃。エンシェント…マトリックス!」
ディロードは魔力の刃をフェイトに投げる。
「あれを受ける訳にはいかない。疾風迅雷、スプライトザンバー!」
フェイトは即効性のザンバーでエンシェントマトリックスを両断し、破壊する。
「なるほど。フェイトも強くなったな。手加減はこの位にしておこう。」
【CHANGE RIDE-V BUCKLE VERSION ODEON-】
「変身!」
ディロードは一度変身を解除して、仮面ライダーオーディンに変身する。
「あれは…オーディン!?」
最強のライダーがフェイトに立ちはだかる。
to be continued.

次回、仮面ライダーディロード
【STEAL VENT】
「オーディンのファイナルベントが一枚だといつから認識していた?」
「雷鳴の勇者、キョウリュウゴールド!」
「雅、これで決めるよ!」
「よくここまで頑張ったな。」
次回『最後の軍神』希望を紡いで、全てを救え! 
 

 
後書き
新カード紹介
フォーミュラエルトリア:ロードスラスターをフォーミュラエルトリアに変えるカード。ブルーフレーム、ピンクフレーム、両者を半々に持つシスターズフレームが存在する。
魄翼:魄翼を展開させ、砕け得ぬ闇の力を発揮する。

今回のフォーミュラと魄翼はゲームGOD登場版を使っています。 
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