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真・戦国天下御免~三勇恋姫戦記~

作者:西森
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最大連携VS圧倒的戦闘力

最強決定戦本戦の裏に隠された真相を調べるべく行動を開始したグレートシャドーズの玲、茜、零奈

だがその道中、一行はエレメントナイツのレッドナイトと遭遇してしまい戦うことになるも一行はチームワークで善戦し、レッドナイトを本気にさせるのだった。

レッドナイト「貴様らのような雑魚を倒すのに本気を出す必要はないと思っていたがそうもいかないらしいな 」

玲「ケッ!俺らを雑魚呼ばわりするなんてお前も見る目が無かったってこった 」

茜「忍である私達を嘗めてもらっちゃ困りますよ 」

零奈「あの茜さん、忍者が忍と名乗ってはいけないのでは!? 」

茜「あっ!? 」

玲「んなこと別にいいんだよ。こいつさえブッ倒しちまえばな!! 」

バッ!

レッドナイトに迫る玲

レッドナイト「私にその手は通用せん! 」

サッ!

レッドナイトは玲の攻撃を容易く避けるが

茜・零奈『そうはいきません! 』

シュシュッ!!

茜と零奈は印を結ぶと

茜「水遁・水移動の術! 」

零奈「木遁・樹木縛りの術! 」

バシャァッ!!

ギュギュッ!!

玲の前に水が現れ、零奈の術によってレッドナイトは木に縛られるが

レッドナイト「私に二度とその手は通用せん! 」

スッ!

スッ!

レッドナイトは水と木に手を向けると

ボオォーーッ!!

レッドナイトの両手から炎が繰り出され

ジュウゥッ…

ボオォーーッ!!

玲「なっ!? 」

水は蒸発し、レッドナイトを縛っていた木は燃え尽きてしまった。

レッドナイト「私は炎を司るエレメントナイツの一人、炎を繰り出すなぞ造作もない。更に… 」

スッ!

レッドナイトは隙だらけの玲に手を向けると

ボッカアァーーンッ!!

玲「がっ!? 」

レッドナイト「爆発することも可能だ 」

突然玲が爆発してしまった。

並の人間ならば今の一撃で即死なのだが

ブォンッ!!

レッドナイト「! 」

サッ!

攻撃を食らったはずの玲がいきなり反撃してきた。

レッドナイト「今のを食らって生きていたか 」

玲「土門一族を嘗めんじゃねぇ! 」

玲の実家である土門一族は生まれつき体が硬く、赤ちゃんの時点で大人並の硬度を持つと言われていた。そして今の玲の硬度は鉄より硬かったりする。

シュババッ!!

レッドナイトから一旦距離をとり、茜達の元へ向かう玲

茜「玲さん、大丈夫ですか!? 」

玲「これくらい屁でもねぇよ 」

と言う玲だがやはり無傷とはいえず実際は骨が数本折れていた。

零奈「しかし相手は強敵ですね。私の木遁はおろか、相性で有利なはずの茜さんの水遁ですら逆に蒸発させてしまうだなんて 」

茜「あの炎を何とかしなければ!? 」

二人が策を考えるなか

玲「俺に考えがある! 」

玲が何かを思い付いた。

だが

零奈「その考えとは!? 」

玲「簡単だ。奴が炎を繰り出す時はいずれも手を向けている。つまり奴の手を折ってしまえば炎は繰り出せねぇ!! 」

ロクな考えではなかった。

茜「さすがですね玲さん! 」

玲「おうよ!てなわけで早速奴の両腕を… 」

零奈「待ってください!! 」

この中で唯一常識人である零奈が玲の愚策を止め

零奈「私にいい考えがあります 」

別の策を考えたのだった。

レッドナイト「何を企んでいるかは知らぬが貴様らごときの策なぞ私が全て滅ぼしてくれる! 」

スッ!

レッドナイトが三人に迫るなか

零奈「そうはいきません! 」

シュシュッ!!

零奈「木遁・森呼びの術! 」

シュボオォーッ!!

零奈は術で木を出現させた。

レッドナイト「バリケードのつもりか?とんだ愚策だ!! 」

ボオォーーッ!!

だがやはり木はレッドナイトに燃やされてしまった。

ところが!!

レッドナイト「むっ!! 」

がくんっ!!

燃えた木の煙を少し吸ったレッドナイトが膝をついた。

レッドナイト「これは毒か!? 」

零奈「そうです。これはキョウチクトウという植物です 」

キョウチクトウ

実在する植物で花、葉、枝、根、果実全てに毒性があり燃やした際に発生した煙にも毒がある厄介な植物である。

零奈「そして一瞬でも怯んだところを… 」

シュシュッ!!

茜「水遁・大津波!! 」

ドッバアァーーンッ!!

茜が術によって作り出された大津波がレッドナイト目掛けて繰り出された。

だが

レッドナイト「この私を嘗めるなっ!! 」

ボオォーーッ!!

ジュウゥーーッ!!

レッドナイトは炎を繰り出し蒸発させ大津波を防いでいた。

だが茜の狙いは

茜「後は頼みましたよ玲さん! 」

すると

玲「あぁ、任せとけ! 」

ザッパアァーンッ!!

板切れに乗った玲が大津波をまるでサーフィンでもするかのように駆けてきた。

レッドナイト「むっ!! 」

玲「それだけ炎を出してりゃすぐには動けないだろう。食らいやがれ! 」

そして

玲「土門一族秘伝忍術・倍剛力の術! 」

ボコォッ!!

玲は倍剛力の術で筋肉を膨らませると

バッ!

玲は板切れの上から飛び出し

玲「土門流体術・隕石落とし!! 」

ゴォッ!!

ドッカアァーーンッ!!

渾身の一撃をレッドナイト目掛けて繰り出した。

玲「いまだ! 」

シュシュッ!!

拳を繰り出したあと、玲は一旦レッドナイトから離れて印を結ぶと

玲「土遁・岩石雪崩!! 」

ドドドオォーーッ!!

とどめとばかりレッドナイトに大量の岩石を食らわしたのだった。

茜「さすがですね玲さん! 」

零奈「お見事です! 」

玲「おうっ!零奈と茜もナイスフォローだぜ!さてと、後は生き埋めになったあいつを場外に出せば… 」

誰もが玲達が勝利した

そう思った瞬間

ドッパアァーーンッ!!

玲達『!? 』

レッドナイトを押し潰した岩石がブッ飛ぶと

レッドナイト「訂正しよう。お前達は愚か者だ。何故ならこの私を怒らせてしまったのだからな 」

バァンッ!!

無事な姿のレッドナイトが現れた。

玲「なっ!? 」

茜「私達の最大連携を食らってほぼ無傷だなんて!? 」

零奈「強すぎです!? 」

あまりのレッドナイトの強さに恐怖を感じる玲達

レッドナイト「多くの気を消耗するためできれば使いたくなかったが貴様らはただで脱落はさせん! 」

スッ!

サッ!

そしてレッドナイトが上にあげた手を下に降ろした瞬間

レッドナイト「エンド・オブ・ハルマゲドン!! 」

ドッカアアァァァーーーーンッ!!!!!!

レッドナイトの周囲数キロが大爆発し

爆発が止むとレッドナイトの周囲に巨大なクレーターができており

茜「・・・ 」

零奈「・・・ 」

バタンッ!!

全身黒焦げとなった茜と零奈が倒れるなか

玲「はぁはぁ…!? 」

玲も黒焦げになりながらも何とか立ち上がろうとしていた。

レッドナイト「無駄なあがきはよせ、立ち上がっても戦う力は残っておるまい 」

玲「う…うるせぇ!!俺は負けず嫌いなんだよ 」

だがレッドナイトの言うように今の玲は拳を振るうことすらできなかった。

玲「それにテメェは俺らを倒してよかったと思ってるらしいが俺達グレートシャドーズの無念は必ず仮面シャドーが晴らしてくれる!首を洗って待ってろよ! 」

玲がそう言うと

レッドナイト「ほぅ、その仮面シャドーとやらはそんなに強いのか、頭の隅にでも覚えておこう。だが奴がお前達の無念を晴らすのは無理だ。何故ならば… 」

レッドナイト「奴からお前達の記憶が消えてしまうからだ 」

レッドナイトがそう言った直後

ドッカアァーーンッ!!

再び爆発が発生し

『グレートシャドーズ所属 氷堂葵選手、土門玲選手、水希茜選手、木瑠零奈選手脱落』

玲達は脱落し、偶然であるが他の場所にいた葵も同時に落とされ

『グレートシャドーズ全員脱落により消去されます』

グレートシャドーズは十人脱落となり全員が落ちてしまった。
 
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