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劇場版 真・恋姫†無双 曹魏の魔法使い 魔法大乱

作者:西森
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外道な魔法使い

ヨナルデの屋敷に乗り込んだ華琳達一行

だが一行はそれぞれ二人一組に分かれてしまい

氷夢と風はバフォメットに囲まれた場で二本角がつけられた甲冑を着たバイコーンのコーンと戦うことになる。

だがコーンの速さは氷夢が魔法を繰り出すよりも早くあっという間に攻撃を食らってしまった。

コーン「ロデオ・ガトリング!! 」

パカカカカカッ!!

氷夢「がはぁっ!? 」

ケンタウロスと化した馬の足で氷夢を蹴りまくるコーン

コーン「弱者は消え去れーっ!! 」

ドカァッ!!

氷夢「がはぁっ!? 」

ズッシャアァーーッ!!

そして氷夢はコーンに蹴り飛ばされてしまった。

コーン「魔法使いはこれ程弱かったか?我がいた時代の奴らの方が強かったぞ 」

コーンに馬鹿にされる氷夢

するとその時

メエェーーッ!!

バサァッ!!

周囲にいたバフォメット達が氷夢の血の臭いを嗅ぎ付け襲いかかってきた。

氷夢「(くっ!?) 」

氷夢、危うし!?

だがその時

ズドォッ!!

メエェーーッ!?

氷夢「!? 」

コーン「バフォメット共、手を出すなと申したであろう! 」

コーンがバフォメット目掛けて槍を投げつけた。

氷夢「お前、魔法使いは嫌いなくせに助けてくれるんだな 」

コーン「勘違いするな、我は自身の手で魔法使いを葬りたいだけだ!それに我は貴様ら魔法使いのように罠や奇襲など外道な真似はせぬ! 」

魔法使いを外道呼ばわりするコーン

それにはある理由があった。

今から数十年前の魔法世界にて

魔法使い「バイコーン、私と契約してちょうだい 」

ブルルゥッ!

パアァッ!

バイコーン(後のコーン)はある美女魔法使いと契約し召喚獣となった。

魔法使い「やった!馬型の召喚獣が欲しかったのよね♪ 」

という理由でバイコーンと契約した魔法使いであったが

彼女はバイコーンのことをよく知らなかったのだ。

それから数日後

魔法使い「ねぇそこの人、あたしとデートしない? 」

彼女にはひどいナンパ癖があり、イケメンを見つけては誘っていた。

イケメン「どうしようかな? 」

魔法使い「あたしの召喚獣を見せてあげるからさ♪ 」

パアァッ!

そう言って彼女がバイコーンを呼び出すと

イケメン「ば…バイコーン!?それじゃまた!! 」

ビュンッ!!

魔法使い「あっ!もうっ!! 」

その後も魔法使いは何度もナンパを繰り返すが皆、バイコーンを見ると即座に逃げていった。

魔法使い「何でなのよ!! 」

実はこの魔法使いは知らなかったのだが

バイコーンはその黒い体から邪悪のイメージがあり、付き合ったりすると不吉な目に遭うという迷信があった。

そして後に魔法使いはこの事実を知るのだが

魔法使い「(そんなの知らなかったわよ!!契約を切りたいけど勝手に契約を破棄したりなんかしたらあたしが罰せられちゃうし) 」

それだけは避けたい魔法使いは

魔法使い「そうだ♪ 」

よからぬことを思い付いた。

それから数日後

魔法使い「バイコーン、あたしはちょっと用事があるからあなたはここで待ってなさい 」

ブルルゥッ!

魔法使いがバイコーンを置いて何処かへ向かうと

バササッ!!

ブルッ?

ギャシャシャーーッ!!

多くの悪魔族がこちらに向かってきていた。

実はこの場所、悪魔族がよく見かけられる危険地域なのだ。

ブルルゥッ!!

バイコーンはいずれ主人である魔法使いが来てくれると信じ悪魔族と戦うがそれから更に数日が経過しても主人が帰らないことを不思議に感じたバイコーンは傷ついた体で主人の元に向かった。

そこで彼は見てしまった!!

魔法使い「あのバイコーン、あたしに捨てられたとも知らずに今頃悪魔族によって消滅したかもね♪そしたらあたしは新たな召喚獣と契約するからラッキーじゃん♪ 」

と言う魔法使いの姿を

この姿を見たバイコーンは

バッリィーンッ!!

魔法使い「えっ?きゃあぁーっ!! 」

魔法使いを殺害した。

これによりバイコーンは禁獣とされ追われる身となり

ブ…ブルルゥッ…

(くそっ!!魔法使いの外道め!!)

傷つきながらもバイコーンはある場所に向かうのだった。

そして現在

コーン「(あの時より我は魔法使いは外道だと信じるようになったのだ!)食らうがよい!我が最大の技をな! 」

パカパッ!!

氷夢「ひっ!? 」

コーンは氷夢に向かっていくと

ガシィッ!!

コーン「そりゃぁっ!! 」

氷夢「わぁっ!? 」

ブォンッ!!

氷夢を上空目掛けて高く投げ飛ばし

コーン「ハァッ! 」

ドカァッ!!

そのまま頭突きで上昇させていき

コーン「せいやっ!! 」

シュバァッ!!

コーン自身も高く飛び上がり、氷夢より高く飛ぶと

ガッ!!

コーンの両前足が仰向け状態になった氷夢の両足に重なりあい

ゴォッ!!

そのまま落下していくが

コーン「ここからが我が最大の技の見せ場だ! 」

ブシュシュッ!!

氷夢「ぐっ!? 」

コーンは両手から出現させた槍を氷夢の両肩に突き刺し

ゴォッ!!

頭を氷夢の腹に当てて押した!

コーン「最大奥義・バイコーンインパクト!! 」

ゴオォーーッ!!

氷夢「うわあぁーっ!? 」

このまま場に激突されれば一撃であの世行きである

しかし、両手足が押さえられているため逃げることができない!!

コーン「くたばれぇーっ!! 」

ドッシャアァーーンッ!!

氷夢自身ももう終わりかと思われたが

コーン「なっ!? 」

バァンッ!!

何と!?落下地点にバフォメットの死骸があり、それがクッション代わりとなって威力を弱めたのだった。

コーン「馬鹿な!?何故こんなところに! 」

すると

風「謎をお答えしましょうかねぇ 」

ひょこっ!

突然風が現れた。

氷夢「風、起きたのか!? 」

風「いえいえ、実は最初から起きていたのですよ 」

なら最初から起きろ
 
 

 
後書き
ヴリトラがエリスの前から去ってから少しして

エリス「え~と… 」

エリスは悪魔辞典でヴリトラのことを調べていた。

エリス「(本人は悪魔族だと言い張っていましたが違うかもしれませんので載ってないかもしれないけどね) 」

ところが

・ヴリトラ

大蛇の姿をした悪魔族
その吐く炎は自身が命じぬ限り消えることはないとされる

エリス「あ…ありました!? 」

悪魔辞典でヴリトラを発見してしまった。

エリス「(悪魔族を治療しただなんてお母さん達に話したら討伐されるところでした!?でも…) 」

応急措置はしたものの、まだヴリトラの治療は完全ではなかったため

エリス「行きましょう! 」

エリスはヴリトラを治療しにヴリトラが去った場所へ向かうのだが

エリス「迷っちゃいました 」

早速迷ってしまった。

しかも迷うだけならまだしも…

ゴブゴブゥッ!!

エリス「きゃあっ!? 」

ゴブリン達と遭遇してしまい追いかけ回されるエリスであった。 
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