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劇場版 真・恋姫†無双 曹魏の魔法使い 魔法大乱

作者:西森
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迷いの死の森からの脱出法

ヨナルデ率いる黒装束達に拐われた一刀を救うため魔法世界の悪魔界に向かった華琳達と魔法使い達

だが空飛ぶ船で一気にヨナルデの屋敷に向かう途中、墜落してしまい落ちた場所は死の森とも呼ばれ、声真似上手な人面花が仲間割れをさせ、嘘つきな人面樹が旅人を惑わし、処刑悪魔であるバーサーカーが殺しに来るという悪魔族でも滅多に来ない場所であった。

マリア「とにかくみんな、迷っても何も起きないわけですし先を進みましょう! 」

皆を先導しようとするマリア

すると

アンソニー「マリアっておっぱい小さいよな 」

カチンッ!!

マリア「何ですってアンソニー!! 」

アンソニー「お…俺じゃないよ人面花だよ!? 」

エレナ「マリアさん、少しは落ち着いてください 」

マリア「エレナさん 」

エレナ「あなたは次期生徒会長、他の人を責めていいはずが… 」

すると

アンソニー「一番背丈と胸が小さい奴の指示なんて聞けるかよ 」

カチンッ!!

エレナ「何ですってアンソニーさん!! 」

アンソニー「お…俺じゃないよ人面花だってば!? 」

マリア「エレナさん… 」

エレナ「はっ!?私としたことが 」

マリアに注意したことを自分が守れていないエレナ

すると

アンソニー「もうお前ら二人でお笑いコンビでも結成しなよ。コンビ名は『ちっぱいズ』ってね 」

マリア「アンソニー!! 」

エレナ「何を言うのですか!! 」

アンソニー「い…今のは本当に俺じゃないってば!?あ…!? 」

今の発言がアンソニーではない

ということは…

マリア「やっぱりさっきの発言はあんたが言ったんじゃないの!! 」

エレナ「こんな時に何をふざけてるんですか!! 」

アンソニー「ぎゃあぁーっ!? 」

ドガバキボコォッ!!☆ミ

※読者のみんなは注意してね

華琳「とにかく、先に進むわよ! 」

アンソニーをボコるのに夢中なマリア達に代わって華琳が皆を仕切ることにした。

そして悪魔族であるライラを先頭にして一行は歩いたのだが

桂花「ねぇライラ、この場所、さっきも通らなかった? 」

ライラ「そんなわけないでしょ。何言ってるの桂花ちゃん 」

桂花「だったらあれは何なの! 」

ビシィッ!!

桂花が指をさした先には

バァンッ!!

傷がついた木があった。

春蘭「あれがどうしたというのだ? 」

桂花「フッ!あの木は道に迷わないよう私が傷をつけといたのよ 」

※自然破壊になりますので読者は真似しないでください

桂花「ここを通る時はほぼ一直線、それを何度も目にしたということは同じ道を通っていることよ 」

華琳「やるじゃないの桂花 」

桂花「お任せください! 」

調子に乗る桂花は置いといて

風羅「どうやら同じ道を通っている理由はこの霧にあるようですね 」

炎夢「わかるの? 」

風羅「若干ですが魔力を感じます。私も同じ道を通っていると言われなければ気付かなかったかもしれません 」

桂花「フッ!気付かせた私に感謝しなさい! 」

調子に乗る桂花は置いといて

エリス「風羅さんの風で霧をはらえませんか? 」

風羅「ダメだね。こう多くちゃ少しはらっても無駄だよ 」

この霧の中にいる限り森からは出られなかった。

アンソニー「どうするんだよ!?誰か出口を教えてくれ〜!! 」

すると

人面樹「出口は右だ 」

アンソニー「ホントか! 」

人面樹は言葉を信じようとするアンソニーであったが

マリア「馬鹿!人面樹はホントのことを言わないの忘れたの!! 」

アンソニー「おっと、そうだった 」

迷わす霧と仲間割れをさせる人面花、そして嘘しか言わない人面樹

まさに死の森と呼ばれるにふさわしかった。

だが

華琳「! 」

話を聞いた華琳が何かを閃いた。

華琳「マリア、この人面樹は絶対本当のことを言わないのね 」

マリア「そうですけど 」

華琳「なら! 」

バッ!

華琳は人面樹達の前に立つと

華琳「人面樹!私の問いに答えなさい!!出口は何処なの!! 」

この華琳の質問に

人面樹「出口は右だ 」

人面樹「左だ 」

人面樹「後ろだ 」

次々と人面樹達は嘘を言うが

華琳「・・・ 」

人面樹達の話を聞いた華琳は

華琳「皆、出口はあっちよ! 」

ビシィッ!!

ある方向を指さした

すると

人面樹「違う!?出口はこっちだ!? 」

人面樹「そっちに行ったら死ぬぞ!? 」

人面樹達は慌てだし華琳がさした方向に行かせまいとした。

マリア「こんな人面樹は初めてよ 」

凪「華琳様は一体どうして? 」

その理由は

華琳「簡単な話よ。こいつらは嘘しか言わない。本当のことを言わない。ならこいつらが唯一さしてない場所が出口なわけよ 」

桂花「さすが華琳様です! 」

春蘭「?。どういうことだ? 」

霞「春蘭には後で話したるから 」

風「今は先を急ぐとしましょう 」

スッ!

人面樹「ダメだってば!?そっちは危険だ!? 」

叫びまくる人面樹を無視して先を進む一行

このまま無事に通れるかと思いきや

ズバァッ!!

人面樹「ぎゃあぁーっ!? 」

華琳「何の音!? 」

一行の後ろの方で人面樹の叫び声が聞こえると

ズシズシンッ!!

バーサーカー「惜しかったなぁ、俺に出会わなければ楽に森を抜けたというのにぃ 」

バァンッ!!

後ろから森の処刑悪魔であるバーサーカーが現れたのだった。
 
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