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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話

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第百六十二話

昼食を終え、一夏がロリsを連れて各クラスを冷やかしていると、唐突に一夏を呼ぶ声がした。

「織斑君!」

「およ? 実行委員長?」

「ようやくみつけた!」

駆け寄って来たのは実行委員長兼生徒会庶務の三年生女子だった。

「どうしました? やっぱりこの格好アウトですか? なら着替えますが?」

「あ、うん。それはどうでもいいの」

「どうでもいいんだ…」

サッとロリsが一夏の後ろに控える。

「それで、じっこういーんちょさんは一夏お姉ちゃんにどんな用?」

「お兄ちゃんとのデートを邪魔したオトシマエ? をつけてもらおうか。
……………セリフこれであってる?」

「あってますけど…台無しですよ円香」

一夏が後ろを向いて、人差し指を口元に当てて言った。

「はい。お前らしずかに」

「あのー…織斑君…」

「はいはい聞いてますよ。それでどのようなご用件でしょうか?」

「そ、その事なんだけどさ…………有志のトリやってくれないかな?」











side in

「……………………………………What?」

何で? なんで俺がトリなの?

「えっとね…じつはトリをやるはずだった校外のバンドチームが事故っちゃったみたいで…」

「ふむふむ…それで何故俺に?」

「え、えーと……織斑君ならどうにかしてくれるかなーって…あとそのー…副委員長が織斑君なら絶対お客さんはいるからって…
マニア向け? とかいってた」

後でその副委員長はどつくとして……

「有志ねぇ…………」

有志かぁ……まぁ…その気になれば何だってできるし…ま、やってみるか。

「いいですよ。有志のトリやりましょう」

「いいの!?」

「ええ、かまいません。それはそれとして、有志にも点ってつきますよね?」

「つ、つくけど……それがどうかしたの?」

「んー…そうですね……」

こういうときはアレだよね。

「別に優勝してしまってもかまわんのだろう?」






ロリsと一緒に箒と束さんを探して合流した。

二人はヴァルハラコンビと報道部の写真コーナーに居た。

何故か俺と弾が体育祭でハイジャンプした写真がデカデカと貼ってあった。

その下に小さく叱られている後姿の写真があったのでこっそり剥がしておく。

「という訳で桃源恋歌とキラーレディやるぞフォロワーは橙と稲荷ね」

『まって訳がわからないよ一夏様」

稲荷が有機素体を出した。

認識阻害は貼ってあるので問題無いだろう。

『有志のトリが事故ってドタキャンしたからだよ、稲荷」

橙も有機素体に憑依した。

この辺りのロリ濃度が上がった気がする。

「それでどうして一夏様が?」

「ふぅ………大きなお友達が喜ぶからだ」

マニア向けの本気を魅せてやる。

「え…? マジで言ってるんですか一夏様?」

「ああ。面白そうじゃないか。俺にこの話を持ってきたのが運の尽きだせいぜい苦しめ実行委員共め」

キラーレディは言うまでもなくだし、桃源恋歌もそれなりに過激なポーズのある曲だ。

認めるのは業腹だが、俺達はマニア受けするとおもう。

業腹だけど。認めたくないけど。不本意だけど。

「なぁなぁご主人様。本当にキラーレディをやるのか?」

「あれ? 見たくないの?」

「見たいぞ! 例え髭ダンスでもご主人様がやるなら正座して見るぞ!」

「髭ダンスくらいなら言えばやるっつの…」

世界一簡単なダンスだしな。

あ、髭ダンスしながらマジックすんのも良かったかも。

まぁ…もう申請出したから無理だけど。

「今から空き教室で練習していいっていう許可も生徒会長文化祭実行委員長連名の許可をもらった。という訳でいまから昼寝してくる。
箒。稲荷借りるぞ」

「うむ」

さーて練習練習!
 
 

 
後書き
ヤバい。文化祭のオチ(いつものごとく一夏が愛でられる)だけで2200文字あった。 
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