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Fate/magic girl-錬鉄の弓兵と魔法少女-

作者:セリカ
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無印編
  プロローグ 辿りついたのは   ★

 
前書き
 この小説の士郎は基本的にはどのルート後というのがありません。
 しいて言うならhollowのような感じです。
 さらにもともとの士郎君の魔術回路等設定が原作かなり違う点があります。特に魔術回路
 そして、基本的に士郎君最強かつハーレムとして話を進めてまいります。
 そういうのが苦手という方はご遠慮ください。 

 
 闇に沈んでいた意識が徐々に浮上する。

 横たわった自身の体
 背中には固い感触
 そして、ゆっくりと瞼をあける。

 目の前に広がるのは星空
 周りに視線を向ければ金属のフェンスが周りを囲っている。

 静かに立ち上がりフェンスのそばまで歩み寄り、視線を下に向ければ街灯が灯る街が見える。
 だがなによりの疑問は

「……ここはどこだ?」

 ここにいる理由が思い当たらない。
 俺はなぜここにいる?
 何のためにここに来た?
 疑問が尽きない。
 現状を理解しようと思考を奔らせるが答えが出てこない。
 何らかの原因で記憶が混乱しているのか?

 そんなことを思いつつ振り返って初めて気がついた。
 俺が寝ていた……この場合倒れていただろうか?
 その場所のすぐそばに黒いカバンがある。

「なにか手掛かりがあればいいが」

 そんなことを思いつつカバンの中をあける。
 カバンの中にはいくつかの箱が入っていた。
 一つ目の箱には金の延棒
 二つ目には魔力も何もこもっていない純度も大きさも様々な宝石
 三つ目には懐かしい人たちの魔力がこもった宝石
 
 そして、四つ目には共に高魔力がこもったペンダントが二つ
 片方には深紅の宝石が
 もう片方には漆黒の宝石が

「……あ」

 静かに涙が零れおちた。

 その瞬間理解した。
 なぜ俺がここにいるのか?
 ここにいるのはなぜなのか?

「……ここは」

 魔術協会に追われ、聖堂教会に追われ

「……並行世界か」



 世界からも追われた俺が最終的に行きついた終着点だった。 
 

 
後書き
 『暁〜小説投稿サイト〜』が初めての方は初めまして。
 にじファンからの方はお久しぶりです。
 セリカ改め、Celicaです。
 ・・・アルファベット表記に変わっただけですが

 しばらくは今まで書いていたやつ確認しながら毎週数話ずつ更新していきます。

 改めてよろしくお願いします。

 ではでは 
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