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ヴァンガードG ネクステージジェネレーション degrade

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Turn:09 星の戦士たち

 
前書き
ファイターたちの努力もむなしくフォールファイターの被害は増していく
対抗するため少しでも努力を重ねるファイターたち
そしてカズヤ達の前に根絶者を使うフォールファイターの魔の手
はたしてこの戦いを切り抜けられるのか 

 
「綺場ミツキが戻ったそうだな」
普及協会の本部長室でミツキの父親であるシオンと話す伊吹
「ええ、一応病院で検査してもらっています」
「こちらでも残りのフォールファイターの行方は追っている、だがそれ以上に被害者の増える速度が尋常じゃない」
「カムイさんの話では、メグミもここ数日行方が分からなくなっていると」
「そうか………本城タイガは?」
「江西さんを通してフォールファイターと戦うために特訓中だそうです」

Turn:09 星の戦士たち

「普及協会でもしばらく大会やイベントは休止するらしい、予定していたサーキットも延期だそうだ」
カードキャピタル3号店でカムイと特訓するチームクラッシュチャージ
「けどいいのか、フォールファイターと戦うってことは………」
「メグミを救うためです、それに、何もできない方が俺たちは………」
カズヤの言葉に賛同するようにハルカとタイチも頷く
「ありがとうな、じゃ、俺にできるのはお前たちをフォールファイターに負けないよう強くしてやることぐらいだ」
「はたして間に合うかな」
店の入り口から聞こえた声に4人は身構えた
「お前………フォールファイターか!」
「今すぐフォールした方が楽に強くなれるぞ」
そういって見せたカードは威圧する根絶者 ヲクシズ
根絶者を持つフォールファイターだ
「そうはいくか!ここで倒して追い返してやる」
「ここは私が!」
カズヤとハルカが前に出ると
「面倒だ………二人まとめてかかってこい」
「なっ………俺たちもなめられたもんだな」
「カズヤ」
デッキを構えるカズヤにカムイが声をかける
「こいつを使え、今の俺にしてやれるのはこのくらいだ」
そういって1枚のGカードを差し出すカムイ
それを受け取ったカズヤが無言で頷いた

「「「スタンドアップ」」」
「エンド」
「「「ヴァンガード」」」
スターゲートの星空の平原に三人のファイターが降り立つ
「カムイさん、2対1だとどういうルールになるんですか?」
「グレード3になるまでは、二人側のプレイヤーは同時にライドフェイズを行い、どちらか一人が攻撃するか選ぶんだ、直前のターンプレイヤーに対して一人側は攻撃できる、先行は一人側、タッグファイトと同じでダメージは9で終わりだ」
悪運の根絶者 ドロヲンを前に二人のファーストヴァンガード、ビクトヘッドとグランホープが身構える
「ライド!メチャバトラー ジェロホーク!」
「ライド!宇宙勇機 グランヴィークル!」
ライドして並び立つとジェロホークが一歩前に出る
「俺に行かせてくれ」
「わかった」
「ビクトヘッドのブースト!ジェロホークでアタック!」
手に持った斧を振り上げドロヲンに向かっていくジェロホーク
「ドライブチェック」
【メチャバトラー ブッタギル】トリガーなし
ジェロホークの斧に切り裂かれたドロヲンは不気味な声を上げる
【威圧する根絶者 ヲクシズ】トリガーなし
「よしっ、まず一点」
「油断するな!来るぞ!」
カムイの言葉にカズヤが顔を上げるとギアリがジェロホークめがけて飛び掛かった
【招き入れる根絶者 ファルヲン】トリガーなし
「ぐあぁっ!」
ジェロホークにギアリの振り下ろした腕が直撃するとカズヤにも痛みが伝わり思わず声を上げた
【メチャバトラー ゴルシャーチ】トリガーなし
「次は私よ!」
メチャバトラー ゴルシャーチと宇宙勇機 グランボルバーが並び立つ
「リアガードにもグランボルバーをコール!そのグランボルバーで攻撃!」
グランボルバーが持っていた銃を乱射して攻撃を仕掛ける
「ガード」
奏でる根絶者 ヱファメスが弾丸の雨からギアリを守る
「グランホープのブースト、ヴァンガードのグランボルバーで攻撃、ドライブチェック」
【駆け抜ける英機 グランギャロップ】トリガーなし
乱射した銃がギアリに降り注ぐ
【撥ね退ける根絶者 ヰガルガ】トリガーなし

「グランボルバーには抵抗の効果がある、もし次のターンギアリが飛んできても退却される心配はない、とは言え………」

「ライド、穢れし愚者の魂を消去せよ、威圧する根絶者 ヲクシズ」
不気味な姿を現したヲクシズは咆哮を上げグランボルバーを見据えた
「これが………ヲクシズ」
グランボルバーの方が体は大きいがその迫力に一歩退いた
「ザクヱラドをコール、ズヰージェのブーストでヴァンガードにアタック」
地面を這うように進んだザクヱラドがグランボルバーに飛び掛かる
「きゃあっ」
【宇宙勇機 グランホーガン】トリガーなし
巨体が揺れグランボルバーが一歩下がるとヲクシズが目の前に迫る
【並列する根絶者 ゲヰール】トリガーなし
【撥ね退ける根絶者 ヰガルガ】トリガーなし
ヲクシズの腕に貫かれグランボルバーが転倒する
【コマンダーローレル】トリガーなし
「大丈夫か?」
「大丈夫、今度はこっちが反撃する番」
一枚のカードを手に取ったハルカが相手を見据える
「正義を胸に!勝利をこの手に!信じる道を駆け抜けろ!勝利を呼ぶ英機 グランギャロップ!ライド!」
マントをなびかせ剣を握って構えた新たなグランギャロップ
その機械の瞳でヲクシズを見据えた
「新しいグランギャロップ!?」
「新しい力を手に入れたのはハルカだけじゃないぜ」
そういってカズヤも新たなカードを手に取った
「闘志を胸に!勇気をこの手に!輝く剣で敵を斬れ!ズバットバトラー ビクトールにライド!!」
光を纏った剣を構える新たなビクトール
剣を構え敵を見据えていた
「面白い………その力が我らにどこまで通じるかな」
「今度はこっちが反撃する番だ!ストライドジェネレーション!ウィニングチャンプ ビクトール!」
大きな剣を携えた新たなGユニット
そのカードこそ先ほどカムイに託された新たな切り札だった
「ズバットバトラーのストライドスキル、コストを支払って一枚ドロー、手札からブッタギルをスペリオルコール!ズバットバトラーにスキルを与える!さらにコール!ゴルシャーチ!ドグー・メカニック、ドグー・メカニックのスキルでカウンターチャージ!さらにコール、メチャバトラー ガンズドン!」
手札から一気にユニットをコールして盤面をそろえてきたカズヤ
得意の連続攻撃で一気に行くつもりだ
「ガンズドンのブーストしたブッタギルでアタック!」
「ヱファメスでガード」
ブッタギルが二本の剣を振り上げヲクシズに迫る
だがその攻撃はヱファメスに阻まれてしまう
「ドグー・メカニックのブーストしたゴルシャーチで攻撃!ゴルシャーチのスキルでコストを支払いブッタギルをスタンド、ここでウィニングチャンプのスキル!ソウルブラストと、Gゾーンから1枚表にして自身とスタンドしたユニットにパワー+5000」
腰を下ろして身構えていたブッタギルが立ち上がって光に包まれる
「さらにビクトヘッドのスキル、ユニットがスタンドしたとき1枚ドローしてスタンドしたユニットにパワー+2000」

「この2000は地味なようで大きい、ブッタギルのパワーは9000、そのままだと11000のヲクシズに届かないが」
「スタンドしたことでパワーが11000になりヲクシズに攻撃を通せる、更にウィニングチャンプのスキルで得たパワーアップを合わせれば」
「16000、つまりスタンドしてパワーアップすることで簡単にはガードできない数値までパワーを上げることが出来る、そういうことだよね」
割り込んできた声に驚くカムイ
メグミがいなくなったショックで寝込んでいたエミが部屋着姿のまま降りてきていた
「寝てなくていいのか?というかどうして」
「ファイトしている声がこっちまで聞こえてね、私だけ寝てるわけにはいかないよ、見届けさせて」
そういいつつもエミの肩はわずかに震えている
そんな彼女をそっと抱き寄せるカムイ
「大丈夫、きっと勝つよ、あいつらなら」

「スタンドしたブッタギルのスキルでパワー+5000」
「(残りのアタックを無理に防ぐのは得策ではない………ここを止めるべきか)」
思案したのちヱディをガーディアンサークルに置きゴルシャーチの攻撃を止めるフォールファイター
「もう一度ブッタギルで攻撃!」
再び剣を振り上げるブッタギル
振り下ろされた剣でヲクシズを切り裂いた
【迅速な根絶者 ギアリ】トリガーなし
「ウィニングチャンプで攻撃!さらに獲得していたスキルでブッタギルをスタンド!ウィニングチャンプ自身のスキルで自身とブッタギルにパワー+5000!ブッタギルのスキルでパワー+5000!」
4度のパワーアップでウィニングチャンプはパワー46000、ブッタギルはパワー31000、まだドライブトリガーも残っている
「好きにしろ、ノーガードだ」
「トリプルドライブ」
【メチャバトラー アラシード】トリガーなし
【ドグー・メカニック】トリガーなし
【ムッチャバトラー ビクトール】トリガーなし
ヲクシズにウィニングチャンプの一撃が見舞われる
直撃を受け大きく後退するヲクシズ
【招き入れる根絶者 ファルヲン】トリガーなし
「ウィニングチャンプのスキルはこれだけじゃないぜ!バトル終了時、相手の最もパワーの低いユニットを退却して1枚ドロー」
ウィニングチャンプの放ったレーザーでズヰージェが退却される
「さらにブッタギルでアタック」
【食い千切る根絶者 ギヰバ】クリティカルトリガー

「あのやろう、さっき手札に入ってた完全ガードを使わなかったってことはこのターンの防御は捨ててたな」
「その割には手札がずいぶん減ってますけど」
「カズヤの攻撃回数が多かったからな、全部通してたらこのターンで終わるのもあり得た」
それだけの攻撃力をカズヤは持っていた
うまく被害を最小限で抑えたのだ
「さすがに一筋縄ではいかないか」

「ストライドジェネレーション、終末根絶者 アヲダヰヱン」
不気味な姿を現したアヲダヰヱンはズバットバトラーを見下ろし瘴気を漂わせる
「ファルヲンのスキル、コストを支払いリアガードサークルへスペリオルコール、更にドロヲンを二枚、後列にコール」
「来るぞ!」
「アヲダヰヱンのスキル、リアガード後ろのドロヲンを退却し、ズバットバトラーをデリート」
アヲダヰヱンの爪に貫かれビクトールの体が瓦解していく
霊体の姿になったカズヤを根絶者のユニットたちが見下ろしていた
「ザクヱラドのスキルでコストを支払いパワー+2000、ファルヲンを後ろへ下げゲヰールをコール、スキルによりブッタギルを呪縛」
前列のユニットを封じられ苦しい状況のカズヤ
「ザクヱラド………パワーが2000上がるだけじゃないよな、どう考えても」
「何かある、あのユニットは最優先で止めよう」
そのザクヱラドが這うように進みながらカズヤに迫る
「ジェネレーションガード!イニグマン・パトリオット!」
イニグマン・パトリオットがカズヤを守るように立ちはだかる
「ドロヲンのブースト、アヲダヰヱンの攻撃」
「そいつはノーガードだ!」
【迅速な根絶者 ギアリ】トリガーなし
【迅速な根絶者 ギアリ】トリガーなし
【責苛む根絶者 ゴヲト】ヒールトリガー

「ここでヒールトリガーかよ!」
霊体のカズヤを直接切り裂くアヲダヰヱン
その痛みにカズヤは思わず声を上げた
「がぁぁっ!」
「カズヤ!」
「直接霊体にダメージを受けたんだ、その程度の痛みは当然のこと」
【メガハンマーレディ】ドロートリガー
「1枚ドロー、パワーをヴァンガードに」
「ほう、運のいい奴だ、だがいつまで持ちこたえられるかな」
ファルヲンのブーストしたゲヰールの攻撃はトリガーが乗ったとはいえそう簡単に防ぐことは出来ずカズヤはこれもノーガードで通した
【メチャバトラー ゴルシャーチ】トリガーなし
「痛いだろう………苦しいだろう、だがファイトが終わったとき、貴様らの魂は失われ、我らの傀儡となる!痛みなどない、それとも今すぐ楽になるか?」
「お断りよ!私たちはあなたなんかに屈しない!ストライドジェネレーション!」
剣を掲げたグランギャロップを光が包み込む
光の先端が翼のように広がると巨大な弓へと姿を変える
翼を得た勇騎士が光を突き破り姿を現した
「天を射抜く超神機 エクスギャロップ!」

「エクスギャロップの新たな姿!」
「ハルカの更なる可能性だ!あいつらの進化は根絶者なんかに止められねえ!」

「勝利を呼ぶ英機のストライドスキル!天を射抜く超神機にパワー+12000!グランドリフターをコール!カウンターブラスト、ソウルブラスト、自身とヴァンガードにパワー+4000、ヴァンガードにスキル付与、グランホープのスキル、ヴァンガードにパワー+4000、1枚ドロー、カウンターチャージ、グランホープはソウルへ」
パワーアップを重ねたハルカは意を決して手札の1枚を手に取った
「コール!宇宙勇機 グランスカウト!そのスキルでコストを支払いヴァンガードのパワーを倍加する!」
ストライドスキルに加え2つのパワーアップスキルが与えられたエクスギャロップのパワーは48000
グランスカウトのスキルにより合計パワーは96000となった
「グランボルバーのスキルで自身とグランスカウトにパワー+4000、グランドリフターでザクヱラドにアタック」
グランドリフターの両手の銃が火を噴いて弾丸がザクヱラドに向かっていく
「(13000か)ゲヰールでインターセプト」
「グランボルバーでもう一度ザクヱラドにアタック」
「ノーガード」
左右のリアガードを退却したことで次のターンの根絶者の攻撃力を削いだ
加えてインターセプトを封じたことでヴァンガードの攻撃が通りやすくなった
「エクスギャロップでアタック!スキルでコストを支払いGゾーンのカードを1枚表へ、ドライブ+1」

「え?でもハルカのカウンターブラストはもう」
「大丈夫だ、表のダメージならまだある」
「タッグファイトや今回のように味方がいるファイトではパートナーのダメージゾーンからカードを使うことが出来るの」
タイチが戸惑っているとエミの説明通りカズヤが自分のダメージゾーンを1枚裏にする
「ジェネレーションブレイク3!Gゾーンの表の数だけパワー+10000!」
「ふっ、合計パワー116000か、大したパワーだが我が手札に完全ガードがあることを忘れたか」
「忘れてなんていない、天を射抜く超神機はパワーが80000を超えていればドライブチェックを喪う代わりにスタンドすることが出来る、一回の攻撃じゃ止まらないわ」
「チッ、それでブーストをつけなかったのか」
ハルカの言葉にフォールファイターは手札にかけていた手を止めた
「ならばこの攻撃はノーガードだ」
「クワドラプルドライブ!」
【宇宙勇機 グランレディ】トリガーなし
【勝利を呼ぶ英機 グランギャロップ】トリガーなし
【宇宙勇機 グランビート】クリティカルトリガー
【宇宙勇機 グランビート】クリティカルトリガー
「ダブルクリティカルだと!」
天を射抜く超神機が番えた弓が光を集めていき一筋の光がヲクシズの体を射抜いた
【撥ね退ける根絶者 ヰガルガ】トリガーなし
【並列する根絶者 ゲヰール】トリガーなし
【痙攣する根絶者 ヱディ】スタンドトリガー
「5000のパワーアップ、それでも!」
再びエクスギャロップが弓を番えて攻撃する
「完全ガード」
だがクリティカル3のこの攻撃を通してしまえば一気に9点
当然それを許すはずもなくエクスギャロップの攻撃は完全ガードのヰガルガによって防がれた
「冷や冷やさせてくれる、ストライドジェネレーション、終末根絶者 アヲダヰヱン」
再び現れたアヲダヰヱンがグランギャロップを見下ろす
「先ほどまでの礼はたっぷりさせてもらうぞ、まずはコストとなったファルヲンをコール、もう一体のファルヲンは前へ移動、ギアリをコールし、効果でグランドリフターを退却、そしてヱファメスをコール、ヱファメスをコストにアヲダヰヱンのスキル」
グランギャロップの胸部の装甲をアヲダヰヱンの腕が貫いた
カズヤと同じようにハルカも霊体の姿にされてしまった
「さらにヱファメスがコストで退却したことで山札の一番上のカードをスペリオルコール」
「あれは2枚目のヲクシズ!」
めくったヲクシズのカードに驚き声を上げる
それだけではない、今ギアリとファルヲンはアヲダヰヱンのスキルでパワーがプラス6000されている
ただでさえパワーの下がった状況でそのパワーは脅威だ
「ヲクシズとファルヲンの位置を交換、ファルヲンのブーストしたギアリでヴァンガードにアタック」
ギアリの腕が無防備なハルカに振り下ろされる
「きゃあぁ!」
痛みで仰け反ったハルカは何とか山札に手を伸ばす
「せめて何かトリガーが出れば」
【宇宙勇機 グランリーフ】トリガーなし
「(ダメ………シールドが)」
すかさずカズヤがシールドを出そうとする
だがハルカと目が合った瞬間、彼女の意図に気付いた
「ハルカ………」
「トリプルドライブ」
【痙攣する根絶者 ギヰバ】スタンドトリガー
【撥ね退ける根絶者 ヰガルガ】トリガーなし
【食い千切る根絶者 ギヰバ】クリティカルトリガー

「なっ!」
「きゃあぁ!うっ」
アヲダヰヱンの攻撃を浴びてファイトテーブルに倒れこむハルカ
「まだ終わらないぞ、スタンドしたギヰバで攻撃、こいつはスタンドトリガーの効果でパワー20000だ」
「が、ガード、グランビート!グランレディ!」
2枚のグランビートとグランレディがギアリに弾丸を放って攻撃を食い止める
だが残ったヲクシズが逃すまいとハルカに迫る
「ハルカ!」
「だめだ、気を失ってる!」
ダメージが強すぎたのか気を失っているハルカ
そんなハルカに対して無情にもヲクシズの攻撃が迫るが
「ジェネレーションガード!メテオカイザー ドガンテイタン!さらにブチヌーク!アラシードでガード!」
「こいつ………シールドを温存していたのか」

「そうか………ハルカは敢えてダメージを受けていたんだ、次のターンカズヤに繋ぐために」
ようやくカムイもハルカの意図に気付いた
ハルカがあえてノーガードで攻撃を受けたことでダメージゾーンに多くのカードが
「ハルカ………お前が繋いでくれた勝機!必ず生かしてみせる!ストライドジェネレーション!ウィニングチャンプ ビクトール!」
表のGゾーンの数だけリアガードをスタンドし、一定枚数を超えていれば自身もスタンド出来るウィニングチャンプ
コストとなるカウンターブラストは十分
このターンカズヤは全力で攻撃できる
「だが忘れるな、貴様の前列は1枚封じてある」
「それも織り込み済みだ、ドガンテイタンはソウル1枚と、自身を裏に戻すことで自分のカード1枚を表にできる、ダメージゾーンだけじゃない、この効果で呪縛カードも解放できるんだ!」
「くっ!」
「ドグー・メカニックをコール!カウンターチャージして、これで表のダメージはハルカのと合わせて6枚だ!」
「Gゾーンの表は3枚、ギリギリだな、だがあの枚数なら」
「ガンズドンのブースト!ブッタギルでアタック!」
「いいだろう、受けてやる」
【禁ずる根絶者 ザクヱラド】トリガーなし
「ドグー・メカニックのブースト!ゴルシャーチで攻撃、スキルでブッタギルをスタンド!ブッタギルのスキルでパワー+5000」
「ジェネレーションガード、非難する根絶者 ヰビヲルヱス」
「このタイミングでジェネレーションガード!?」
「ヰビヲルヱスのスキル、こちらのGゾーン、ヴァンガード、リアガードの根絶者の数だけ相手の前列3体を選びパワーマイナス1000、最もゴルシャーチには抵抗があるから効力はない、だが」
「グッ、ウィニングチャンプとブッタギルが………」
一気にパワーが9000下がり攻撃力が落ちてしまう
だが
「そんなこと関係ない!ドグー・メカニックのブースト!ウィニングチャンプの攻撃!」
「確かにパワーはでかいが、忘れるな、こちらには完全ガードが………」
「こっちにはガンズドンがいる!ガンズドンがスタンドしたとき自分のパワーをGゾーンの表の数だけ4000プラスできる!」
ガードしようとした手を止める
元々少ない手札を補うためのジェネレーションガード
パワーが上がってしまった以上これを止める手立てはない
「ここまでか」
【メチャバトラー ガンズドン】トリガーなし
【メチャバトラー バリオン】トリガーなし
【レッド・ライトニング】クリティカルトリガー
「いっけぇ!」
ウィニングチャンプが振り下ろした剣がヲクシズを切り裂く
【招き入れる根絶者 ファルヲン】

勝利に湧き上がるカズヤ達
気絶してしまったハルカをカムイが抱え上げようとする
「カムイさん、俺が、っと」
「無理すんな、お前も休め、よく頑張ったな」
カムイに頭を撫でられ嬉しそうなカズヤ
そしてその視線の先には気絶したままのハルカが
「(ありがとうハルカ、お前がいたから勝てたんだ………)」

勝利に沸き立つカズヤ達をビルの上から見下ろす影が
「ヲクシズではそろそろ限界か」
冷たい気配を漂わせながらシェンメイが彼らの様子を見ていた
「こちらもそろそろ………動くべきか」 
 

 
後書き
次回予告
「二人ともかっこよかったぜ」
「ありがとう、私も見たかったな、カズヤのかっこいいところ」
「照れるじゃねえか、それに勝てたのはハルカのおかげだ」

turn:10 砕かれた希望

「スタゲのロボやっぱ派手でかっこいいよな、俺もスタゲのクランにしようかな?」
「いや、スタゲの選択肢あとリンクジョーカーしかなくね?」
「一応ロボットっぽいユニットもいるに入るけど 
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