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ヴァンガードG ネクステージジェネレーション Re:start

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Turn:47 探し出した答え

 
前書き
何度壁にぶつかろうとあきらめなかった
仲間たちと、ライバルたちとの差に挫けそうになった
前を見続けて探し出した答え
タツマの新たな切り札がここに姿を現す 

 
サロメの剣先から放たれた剣先がアンテロを飲み込む
勝利を確信し笑みを零すサロメ
だが次の瞬間その表情は驚愕へと変わった
自身の攻撃がアンテロへと届いていない

Turn:47 探し出した答え

サロメの放った光は間に入ったユニットに阻まれていた
「アントニオ………」
完全ガード能力を持つアントニオ
サロメの攻撃は失敗に終わってしまった
「まだよ!ツインドライブ!」
【宝石騎士 ノーブル・スティンガー】クリティカルトリガー
【宝石騎士 さばるみー】トリガーなし

「クリティカルトリガーが出た、もしアントニオが手札になかったらこのターンで終わっていたわ」
ミツキの速攻はそれほどの攻撃力だった
おそらく彼女に出来る最大級の攻撃だっただろう
ミキとチグサも驚きを隠せない

「トレーシーでアタック!」
トレーシーの斧が振り下ろされアンテロが身をゆがめた
【赤薔薇の銃士 アントニオ】トリガーなし
【リシアンサスの銃士 ロレイン】トリガーなし

「届かなかったか………」
「でもまだ勝負は終わってないわ、次のユキナのターンを凌ぎ切れば」

「ストライドジェネレーション!姫小百合の精華銃士 マイラ」
「おっと、ここでユキナ選手マイラにストライド、ですがあのユニットの能力はGB2のはず………ここにきてまさかのミスプレイか?」
「(ミスなんかじゃない………ユキナさんの狙いは)」
「ミア・リータのストライドスキル、マイラにスキルを追加する」
ユキナの手札は残り1枚
この枚数で展開するにはどうしてもこのスキルが必要だった
だからスキルを使えないことを覚悟のうえでミア・リータのストライドスキルの対象
銃士の名を持つマイラを選んだのだ
「まずはマイ・レンのスキル、山札の上四枚を確認しその中からルースをコール、既にリアガードにルースがいるのでコールされたルースのパワーを+3000、手札からリアナをコール」
コールされたルースだけでももちろんパワーは十分
だがミツキの手札にもアントニオ同様完全ガードできるイゾルデがあるのをユキナは知っていた
「ミア・リータの与えたスキルでリアナを退却、4枚見て、その中からロレインとミルッカをコール」
「しまっ!パワーが!」
ロレインの列にいるルースはマイ・レンのスキルで呼んだもの、つまりブーストを含めたパワーの合計は21000
ミルッカはこのターン条件を満たしてパワー9000、ルースのスキルと合わせて19000
「(インターセプトを計算に入れてもガードはギリギリでしかない………)」
ミツキの手札にはシールド10000が1枚ずつ
トリガーが出ることを考慮してヴァンガードを完全ガードした場合
ロレインの列に15000のガードが必要
手札から1枚とインターセプトでガード
そしてルースのアタックに10000。ここはインターセプトしなくても守れる
「(つまり、トリガー1枚までなら防ぐことが出来る、でもまだこちらはダメージ3………確実に行くなら)」
「マイラ、ヴァンガードにアタック」
剣を構えるマイラの周りを花弁が待った
「ノーガード!」
ここをノーガードしておけば完全ガードを残したまま残りのリアガードにガードを残すことが出来る
最適な判断だったが
「トリプルドライブ」
【月下美人の銃士 ダニエル】クリティカルトリガー
「クリティカルをヴァンガード、パワーを右前列のルースに」
「(っ、それでもまだ………)」
【桜の銃士 アウグスト】トリガーなし
【梔子の銃士 アラン】クリティカルトリガー
「そんなっ!?」
マイラの放った花弁が竜巻の様にサロメに襲い掛かる
【宝石騎士 そーどみー】
【必中の宝石騎士 シェリー】
【純真の宝石騎士 アシュレイ】

「ごめんなさい、負けちゃいました」
自身の頭をこつんと叩きながら戻ってきたミツキ
「気にすんな、俺が取り返してきてやるよ」
「お願いね、ミツキちょっと」
タツマの背を押しながらミツキを手招きするミライ
そんなミライの態度に首を傾げるミツキ

コンソールに立つタツマとそれを見据える
「ずいぶん落ち着いてるわね」
真剣な表情でデッキをセットするタツマに声をかけるユキナ
「まあな、ミツキのファイトを無駄にはしねえよ、どう組み立てていくかもう大体決めてあんだ」
「へえ、でも、思い通りに行くかしら」
先攻後攻を決めるためじゃんけんを始める二人
ユキナがパーでタツマはグー、先行はユキナだ
「(向こうが先行っつーことは最初のストライドはこっち………狙い通りに行くか?)」
思案していたタツマだが手札の1枚を見て目の色を変えた
「(きっとこの1枚が役に立つ………)」

タツマを送り出したミライはミツキと共にトイレにいた
U-20最後のファイト
負けてしまったミツキの気持ちを汲んでのことだ
ミライに介抱されながらひとしきり泣いたミツキは落ち着きを取り戻したようでようやく顔を上げた
「行きましょうミライさん、タツマさんの応援」
「まって、その前に………貴方眼真っ赤よ」

「ライド!睡蓮の銃士 ルース、先駆でマイ・レンを移動」
マイ・レンを右列に下げたのを見てタツマは目を細めた
「(斜めに下げた………手札にアタックに使えるユニットがあるっつーことか)」
マイ・レンのスキルは序盤から使うこともできる
斜めに下げてブースト目的で使うならすでにアタックに使えるカードがあるということ
「(レベッカとカイヴァントはちげーな、あれのスキルならどこ下げても関係ねぇはず………アウグストかルースってかんがえとくべきだな)」
タツマは決勝戦に備えて力を付けようと努力していた
しかしそれだけではない、相手の傾向と対策も時間を見て頭に叩き込んでいた
それに加えて先ほどのミツキのファイト
タツマの頭の中にはユキナのデータが十分すぎるほど入っていた

「よかった、まだ始まったばかり」
「タツマさーん!頑張ってください!」

ニーズの放った攻撃がルースを直撃する
「ドライブチェック」
【黒翼のソードブレイカー】トリガーなし
「ダメージチェック」
【赤薔薇の銃士 アントニオ】トリガーなし
「ドロー、竜胆の銃士 アンテロにライド、更にアンテロをコール」
「(ゲッ、なんか持ってるだろうとは思ってたけどよりにもよってか)」
アンテロは他のアンテロがリアガードにいる時にアタックがヒットするとドローできるスキルを持っている
「ヴァンガードのアンテロでアタック」
「デスフェザー・イーグルでガード」
剣を構え真っ直ぐ突っ込んでいくアンテロ
そのアンテロの攻撃をデスフェザー・イーグルが飛びかかって受け止めた
【蓮の銃士 リアナ】ドロートリガー
「トリガーの効果で1枚ドロー、リアガードのアンテロでアタック」
リアガードのアンテロの剣が正確にニーズを射抜く
【竜刻魔導士 ウスキアス】トリガーなし

「危なかった、ガードしてなかったらアンテロの効果と合わせて2枚もドローされるところでした」
「アンテロの効果はリアガードにほかのアンテロがいるとき、つまりリアガードのアンテロが効果を使うためには、もう1枚リアガードにアンテロが必要になる」
マイ・レンの効果を使えばそれもできたかもしれない
だが確実でないうえにカウンターブラストを使い切ってしまうので結局効果は使えなくなる
タツマの判断は正しかった

「(とにかくこのターンが勝負だ)」
カードをドローしたタツマは自分の手札と盤面を見た
「ライド!竜刻魔導士 リア・ファル!ソードブレイカーとハウルオウルをコール、ハウルオウルのブーストしたソードブレイカーでヴァンガードにアタック!」
「リアナでガード」
ソードブレイカーの攻撃を受け止めようとしたリアナだが力負けして切り裂かれてしまう
「次だ!リア・ファルでヴァンガードにアタック!ドライブチェック」
【竜刻魔導士 ウスキアス】トリガーなし
リア・ファルの攻撃に飲み込まれるアンテロ
「ダメージチェック」
【蓮の銃士 リアナ】ドロートリガー

「そんなっ!?またドロートリガー!?」
「手札が4枚と6枚、リアガードはタツマの方が多いけど、次のターンは………」

「ライド!白詰草の銃士 ミア・リータ!更にカイヴァントをコール、リアガードのアンテロを退却してスキル発動、ミア・リータをコール」
カイヴァントがリア・ファルに剣を振るう
切り裂かれたリア・ファルはその場でよろめく
【アビサルオウル】トリガーなし
「ミア・リータでヴァンガードにアタック」
「イビルリフューザー・ドラゴン!クインテッセンスウォールだ!」
ハウルオウル、ニーズ、ルアード、デススプレイ、エスラスの5枚
これでミア・リータの攻撃を防いだうえでドロップゾーンを稼ぐことが出来る
「ツインドライブ」
【竜胆の銃士 アンテロ】トリガーなし
【ハイビスカスの銃士 ハンナ】ヒールトリガー

「このタイミングでヒールトリガーが出たっていうことは」
「次のターン、ジェネレーションガードを経由して確実にマイラが来る、このターンで一気に決めたいけど、ダメージ1じゃ………」

【デスフェザー・イーグル】クリティカルトリガー
「(くそっ、意味のねぇトリガーを引いちまった)」
ダメージはこれで3対1
手札の差も激しくタツマは非常に不利な状態
「ライド!覚醒を待つ竜 ルアード!ストライドジェネレーション!」
黒い炎がルアードの体を包み込んでその姿を変えていく
「黒炎をまとう竜 オグマ!」

「オグマ………条件は難しいけど、さっきのイビルリフューザー・ドラゴンでドロップゾーンが増えてる今なら」

「ストライドスキル!ソードブレイカーを退却して、デッキから2枚目のソードブレイカーとアビサルオウルをコール!ソードブレイカーのソウルブラスト、1枚ドロー」
ドローしたルアードを確認したタツマは口元を緩めた
ニーズをソウルからドロップしたことでグレード1がドロップゾーンに5枚
オグマのスキル条件は整った
「手札からもう1枚アビサルをコール、スキルで7枚確認………まあ、ねえよな」
対戦相手のユキナは知らないことだが先ほどタツマがドローしたルアードで3枚目
まだ序盤でデッキの枚数がかなり残っていることも踏まえるとこのスキルで出る方が奇跡に近い
「リアガードの3体のグレード1を退却!さあ!手札とリアガードから合計3枚捨てろ!」
「カイヴァントとマイ・レンを退却」
2体の銃士が黒い炎に包まれその身を焼かれる
「手札からダニエルを捨てて、これで3枚よ」
「なら、合計3枚以上退却したから1枚ドロー、アビサルの効果で2枚をカウンターチャージ!モルフェッサとウスキアスをコール、ウスキアスのスキルでニーズのパワーを獲得!ヴァンガードにアタック」
ウスキアスが腕を振り下ろしミア・リータに一撃を加えた
【蓮の銃士 リアナ】ドロートリガー
「そんなっ!?またドロートリガー!?」
「まだだ!オグマでアタック!」
「ジェネレーションガード!秋景の花乙姫 ヴェルナ!ミア・リータを選択!シールド+5,000!更にアランでガード」
リアナのトリガー分と合わせて35000上昇で46000
一方オグマは31000、この攻撃を通すには3枚すべてトリガーでなくてはならない
「トリプルドライブ」
【竜刻魔導士 モルフェッサ】トリガーなし
【竜刻守護者 エスラス】トリガーなし
【アビス・ヒーラー】ヒールトリガー
「ダメージゾーンのアビサルを回復!パワーはモルフェッサに!ハウルオウルのブースト!そのモルフェッサでアタック!」
モルフェッサの腕から放たれた竜を象ったエネルギーがミア・リータを飲み込む
【赤薔薇の銃士 アントニオ】トリガーなし
「モルフェッサのスキルでアビサルオウルをスペリオルコール」
リアガードを揃えて万全の態勢で備えるタツマ

「ユキナさんのストライドが来る!」
「さっきジェネレーションガードしたから全開で来るわよ」

「ストライドジェネレーション!姫小百合の精華銃士 マイラ!マイラのスキルでGゾーンのマイラを1枚表に、ストライドスキルで得たスキルを使い、元々いたミア・リータを退却、ミア・リータとダニエルをコール、手札からルースとカイヴァントをコール、ダニエルを退却、カイヴァントのスキルでミルッカをスペリオルコール、それぞれのユニットがマイラのスキルでパワーアップ」
ミア・リータが13000、ルースが13000カイヴァントが17000、ミルッカが自身のスキルと合わせて17000
左右のリアガードが両方合計パワー30000
「マイラでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードだ」
「トリプルドライブ」
【鈴蘭の銃士 レベッカ】トリガーなし
【リシアンサスの銃士 ロレイン】トリガーなし
【梔子の銃士 アラン】クリティカルトリガー
「パワーはミア・リータへ、クリティカルはヴァンガードに」
マイラの剣で切り裂かれるルアード
【黒翼のソードブレイカー】トリガーなし
【竜刻魔導士 リア・ファル】トリガーなし
なんとか体勢を立て直すと次はカイヴァントが迫ってきた
腕を交差して受け身を取るルアード
「これで終わりよ!ミルッカのブーストしミア・リータでアタック!」
ミア・リータの剣が一直線にルアードに迫るが
「ジェネレーションガード!暗黒竜 プロットメイカー・ドラゴン!儀式でシールド+10000」
ダメージ5で凌いだタツマは真っ直ぐユキナを見据えた
「(手札は十分、次のターンの攻撃も凌ぎ切れるはず………)」
ユキナの手札にはアントニオが2枚、ダメージも3、凌ぎ切れる自信はあった
「見せてやるぜ………こいつが俺が掴んだ可能性だ!ルアードの儀式!ストライド………ジェネレーション!」
ルアードがエネルギーの籠った腕を掲げるとその全身がエネルギーに包まれた
エネルギーの象った竜が咆哮を上げるとそのままエネルギーがはじけ竜の姿が現れた
「覚醒せし竜皇 ルアード!」
黒き竜が咆哮を上げミア・リータを睨み付けた
その迫力にミア・リータは思わず一歩下がった
「ストライドスキル!ルートを退却!ニーズを2体スペリオルコール!ルートのスキルでヴァンガードにパワー+5000!ニーズのブーストしたモルフェッサでアタック!」
モルフェッサが再び竜を象ったエネルギーをミア・リータに飛ばす
「ガード!インターセプト!」
アランとカイヴァントがそのエネルギーを体を張って受け止めた
「覚醒せし竜皇 ルアードでヴァンガードにアタック!儀式7!」
「儀式7!?」
オグマやクインテットウォールでドロップゾーンを貯めていたのはこのスキルのため
必勝のタイミングをタツマは狙っていたのだ
「スキルでニーズとモルフェッサを退却!更に4枚の手札をドロップ!パワー+6000!クリティカル+1!ドライブ+1!相手はグレード1以上でガードできない!」
「くっ!(クリティカルとドライブが+1………3点でも安心できないのに………ガードできる手札がない)」
ルアードがミア・リータに迫り掌に青い炎を宿した
「ノーガード」
「クワドラプルドライブ!」
【争奪の騎士 エデルン】トリガーなし
【覚醒を待つ竜 ルアード】トリガーなし
【アビス・ヒーラー】ヒールトリガー
【ベリアルオウル】クリティカルトリガー
「くっ!」
「パワーはウスキアス!クリティカルはヴァンガードだ!」
クリティカル3の攻撃
掌の炎を集約して放ったルアード
その攻撃を受け炎に包まれるミア・リータ
【桜の銃士 アウグスト】
【桜の銃士 アウグスト】
【白詰草の銃士 ミア・リータ】

「ごめん、負けちゃった」
「気にしないで、相手の切り札を出させただけでも十分」
ユキナと交代したチグサは自身のデッキをセットした後タツマのGゾーンを見つめた
「(警戒すべきは覚醒せし竜皇 ルアード、あのユニットを出させちゃダメ、あのカードに対抗する方法は2つ、少ないダメージで抑えるか、出される前に一気に決めるか)
ギアースによって展開された自身の手札を確認するチグサ
「(幸い私のエンジェルフェザーはダメージコントロールに優れたデッキ、そのどちらも選ぶことが出来る)」
「あんたには練習試合での借りがあったな、ここで一気に返してやる」
「あなたの手の内はもうわかったわ、今度も私が勝つ」

ユナイテッドサンクチュアリの摩天楼に立つルートとサーモメータ―・エンジェル
「ライド!竜刻魔導士 ニーズ!」
ルートを斜めに下げるとサーモメータ―を見据えた
「ライド!恋の守護者 ノキエル!ヴァンガードにアタック!」
手をかざしたノキエルが放った稲妻が真っ直ぐニーズへと向かっていく
「ドライブチェック!」
【ナース・オブ・ブロークンハート】トリガーなし
稲妻に撃たれ悶えるニーズ
【覚醒を待つ竜 ルアード】トリガーなし
「まだまだ!あんた相手に長引かせちゃいけねぇのはわかってんだ!ライド!竜刻魔導士 リア・ファル!更にウスキアスとモルフェッサをコール」
一気にユニットを展開して攻撃を仕掛けようとするタツマ
「モルフェッサでヴァンガードにアタック!」
モルフェッサの放ったエネルギーが空中のノキエルを飲み込んで近くのビルに叩きつけた
【ナース・オブ・スマッシュハート】トリガーなし
「うぅ」
壁に叩きつけられていたノキエルにリア・ファルが迫る
「ガード!」
ハイトレブル・エンジェルが歌を奏でながらリア・ファルの前に立ちはだかった
「まだだ、ドライブチェック」
【ベリアルオウル】クリティカルトリガー
「っしゃあ!効果はすべてウスキアスに!そのままヴァンガードにアタックだ!」
飛び上がったウスキアスがノキエルに迫る
開いた本から放たれた刃がノキエルを切り裂いていく
【恋の守護者 ノキエル】トリガーなし
【恋の守護者 ノキエル】トリガーなし
余波で背後のビルも崩壊しノキエルの姿が見えなくなるが
「ライド!愛天使 ノキエル!更にブロークンハートをコール」
ブロークンハートがリア・ファルに向かっていくが
「インターセプト!」
モルフェッサがその攻撃を受け止める
「サーモメータ―のブースト!ノキエルでヴァンガードにアタック!」
ノキエルが弓を射ると真っ直ぐ矢がリア・ファルに飛んでいく
「ドライブチェック」
【記録者 アルマロス】トリガーなし
ノキエルの放った矢がリア・ファルを貫く
【竜刻魔導士 ニーズ】トリガーなし
「(グレード1………)」
ダメージゾーンに落ちたニーズを見て互いのダメージゾーンを見比べるタツマ
「ライド!覚醒を待つ竜 ルアード!ヴァンガードにアタックだ!」
腕にエネルギーを纏い向かっていくルアード
ノキエルは飛びながら逃れようとする
「ガード!」
幸せの鐘 ノキエルの鳴らした鐘の音で動きを止めるルアード
「ツインドライブ」
【竜刻守護者 エスラス】トリガーなし
【ベリアルオウル】クリティカルトリガー
「効果はすべてウスキアスへ!アタック!」
ウスキアスの刃に切り裂かれ落下していくノキエル
【愛天使 ノキエル】トリガーなし
【幸せの鐘 ノキエル】スタンドトリガー
「ライド!愛の狙撃手 ノキエル!」
体勢を立て直すと新たな姿に変わってルアードを見据えた
「ストライドジェネレーション!聖霊熾天使 ノキエル」
翅を閉じたノキエルの体が光に包まれて光を突き破り聖霊熾天使の姿へと変わった
「サーモメーターのスキル、山札の上から五枚確認、不死鳥 カラミティフレイムを手札へ、そのままコール、更にコール、ドクトロイド・リフロス、そのスキルで恋の守護者 ノキエルと幸せの鐘 ノキエルを選択しダメージゾーンからデッキへ、その後山札から2枚ダメージゾーンへ、更に1枚ドロー、ナキールと恋の守護者をコール、カラミティフレイムでヴァンガードにアタック!」
カラミティフレイムの翼から放たれた炎がルアードを焼き尽くす
【ハウルオウル】ドロートリガー
「1枚ドロー、パワーはヴァンガードに」
「聖霊熾天使ノキエルでヴァンガードにアタック、スキルでカラミティフレイムと恋の守護者をダメージゾーンへ、ダメージゾーンから愛天使と恋の守護者をスペリオルコール、コールされた愛天使のスキルで手札の恋の守護者をダメージゾーンの幸せの鐘と交換」
ブロークンハートとヴァンガードがこれでパワーが合計1000
愛天使のパワーは15000だがこれはリアガードを狙えばいい
「完全ガード!コストはモルフェッサだ!」
モルフェッサはドロップゾーンでグレード1として扱うカード
タツマのドロップゾーンにはこれで十分なカードが揃ったことになる
「トリプルドライブ」
【クリティカルヒット・エンジェル】クリティカルトリガー
【クリティカルヒット・エンジェル】クリティカルトリガー
【黒衣の記録 イスラフィール】トリガーなし
「効果はすべてブロークンハート!愛天使でウスキアスにアタック!」
ウスキアスが愛天使の放った矢に貫かれて退却する
「ブロークンハート!これで決める」
「ジェネレーションガード!竜楯魔導士 ブロナーハ!」

「新しいGガーディアン!?」
「あんなものまで用意していたなんて………」

「スキルで山札の上から5枚確認し、その中のグレード1を全てガーディアンサークルへコール!」
アビサルオウル、ニーズ、ソードブレイカーの3枚がガーディアンとしてコールされる
「くっ………待って………まさか今の!」
今のタツマのガードで何かに気付いたチグサは慌ててギアースを操作、タツマのドロップゾーンを確認する
グレード1として扱うモルフェッサを含めてこれでグレード1が6枚ある
「そういうこった………ストライドジェネレーション!」
再び覚醒せし竜皇が姿を現した
その姿におびえるノキエル
「そんな………初回から!?」
「ストライドスキル!ルートを退却してアビサルオウルとソードブレイカーをスペリオルコール!ルートをソウルへ、覚醒せし竜皇にパワー+5000、ソウルブラスト、ソウルのニーズをドロップゾーンに送りスキル発動、1枚ドロー」
「これでドロップゾーンのグレード1が7枚………」
「ソードブレイカーで愛天使にアタック!」
確実にヴァンガードの攻撃を通すためインターセプトできるリアガードを狙うタツマ
ソードブレイカーに切り裂かれ愛天使 ノキエルが退却する
「覚醒せし竜皇 ルアードでヴァンガードにアタック!スキルでリアガード2体と、5枚の手札を代償に………貫きやがれぇ!」
「(この子………どこまで強くなるの)」
覚醒せし竜皇が口から放った炎に焼かれるノキエル
その炎はやがて全身を包み込んでいった 
 

 
後書き
次回予告
「すごいすごい!タツマさんまた勝っちゃった」
「けど、次は強敵よ」
「ミキさん、なんだか今までと雰囲気違いますね」

turn:48 竜皇の挑戦

「ミキは今勢いがある、けど、それはタツマも同じ」
「負けないでくださいよー!」 
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